前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

495.私のX-JAPAN奮闘記31

今回は、先日行ってきたToshIのディナーショーの話です。いきなりですが、このディナーショーはとにかく高い😵‍💫。値段は想像にお任せしますが、第二の会社員生活になった身にはさすがに応えて来ます。しかし、今回は何と、今話題になっている麻布台ヒルズのレストランで開催と来れば、一度は行ってみたいと思い、ちょっと無理をして来てみたのです。このレストランは、以前は四谷にあった、あの有名な三國シェフが開店したお店。その上の階にはイベント用のホールも完備されており、コンサートはこのホールで行うとの事で、期待してやって来たのです。

とにかくX-JAPAN系は、YOSHIKIが絡んでいるからか、昔から値段が高いです。しかし内容はそれなり。豪華だしとにかく満足度が違います。もちろんファンだからでしょうが、一説には転売ヤー対策とも言われています。その値段には、行く前はディナーショーは今回で最後にしようと思うのですが、ショーが終わると絶対にまた来たいと思ってしまう内容なのです。

今回はまるでお登りさん状態で、都心に出向きました。まずは麻布台ヒルズがどこにあるのかが分からず、すったもんだ😵。我が家からだと六本木一丁目が最寄り駅と分かると、それは何線なのかですったもんだ。当日も現地に着いたはいいけど、三國のレストランがあるJPタワーがどこにあるのかで、すったもんだ。そのビルに着いても、どこからレストランのある33階に上がるのかで、すったもんだ。時間的に余裕を持って、麻布台ヒルズを少し見学してから入ろうと思っていたのに、結局、開場時間間近に着けたのでした😅。f:id:x-japanese:20240318171650j:image

今回のディナーショーは、まず三國のレストランで食事、その後コンサートです。まずは美味しい料理に舌鼓。この三國のレストランは、四谷にあった頃から、このToshIのディナーショーで食べていますが、本当に美味しい。妻はここの大ファン。ランチは来た事がありますが、ディナーにはまだ来た事が無いので、一度は個人的に来てみたいと言っています。

席に着くと、この食前酒がお出迎え。このビジュアルが素敵ですよね。こういったお洒落で贅沢な気分になれる事も、このディナーショーのいい所であります。f:id:x-japanese:20240318172751j:imagef:id:x-japanese:20240318223143j:image
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周りを見ると相変わらず着飾っているご婦人達が大勢います。しかしその中にはチラホラ男性の姿も。以前よりは増えている感じです。これは「艦これ」と呼ばれる、ゲームとアニメ系の新しい世界のファン層です。私のくくりではそのファンの中のさらにコアな、8.0世代と言った所でしょうか(397回目のブログを見て下さい)。ToshIも本当に次々と新しいファン層を開拓していると言えます。ToshIはこの「艦これ」の世界では「提督」と呼ばれています。一度だけそのイベントに行った事がありますが、また違ったToshIが見れて面白かったのを覚えています。それにしてもこのイベントには、所謂男性のマニア達が結構集まっており、何か鉄チャンと同じ匂いのする連中がたくさんおりました。それには少し引いてしまったのを覚えています😅。それにしても、営業が長かった私は、その開拓精神と努力には、本当に頭が下がります。

美味しい料理を堪能後は、お待ちかねのショーです。場所を上階へ移動。そしてそこからは撮影NGです。そのホールはこのディナーショーの人数に丁度良く、席もゆったり。前の四谷のレストランとは雲泥の差で(四谷はとにかく狭かった〜😵)、贅沢な気分。また34階なので夜景も最高。東京タワーやお台場の景色が見え、また遠くには羽田空港に発着する飛行機が見えます。本当にとても雰囲気のいいホールで、ToshIの歌を存分に味わえそうな期待感で一杯になります。

そしてショーの始まりです。ショーはいつものようにToshIの素晴らしい歌声で、時はあっという間に過ぎて行きます。ところで、私はいつもバラード系の曲は静かに聞いて、ロック系のハードな曲には、デスボイスならぬそんな声で「ToshI〜」と、声援を送るのが常なのですが(X-JAPAN時代を偲んでです。もちろん歌舞伎のように、絶妙なタイミングでです👍😅)、この日のToshIは、「今日は随分とノリノリだね〜。前日まではお淑やかだったね〜」とか言っていたのです。やはり、ファン層が変わっているのだと思いました。以前ならば、私と同じようなファンがたくさん声援を送っていました。まあ、コロナ禍も悪かったのでしょう。コロナ禍が明けているのに最近は静かめのコンサートが多く、私も声掛けを迷う事も多々あります。妻には、「もう声掛けはやめた方がいいんじゃない?」とも言われています😅。

実際、前回のコンサートの時、私が声掛けをした時に、近くの女性達が一斉に私を見て、ビックリした顔をしたのです😳。その後はそれに呼応するように、周りから少しずつ声掛けが出て来ました。最後には大盛り上がりとなった訳ですが、ショーの後にこの女性達に、「今日は盛り上げて頂いて、ありがとうございました」と言われた時には、何か別世界に来たような拍子抜けな気分になり、妻が言うように、声掛けも考えモノかなとも思ったのです。もう私のようなX-JAPANのToshIを知っている1.5世代のファンは、このコンサートには必要無いのかと、少し感じているこの頃なのです😔。しかし、今日のような言葉をToshIが言うと、やはり適度な声掛けは場も盛り上がるし、嬉しいのではないかと思ってしまいます🤔。

また、今回はサプライズとして、先日亡くなったHEATHの曲を歌うという企画がありました。これにはHEATHを知っている世代からだと思いますが、啜り泣く声が会場に聞こえました。もちろん私も妻も涙ながらに聞いていました。歌が終わるとHEATHのベースが立てかけられ、それはまるで、X-JAPANが復活した時の、HIDEのギターが立てかけられている映像その物。それにも涙が溢れて来てしまいました。

そしてショーは今日も盛り上がり、笑いあり、感動あり。やはりまた来たくなるディナーショーとなったのでした。そして会場を後にする前に、私と妻は、立てかけられたままの、HEATHのベースを見に行きました。昨年の葬儀の時にもたくさんのベースギターが飾られていましたが、これ程近くには見られませんでした。この時は、目の前にそのベースを見る事が出来ました。それを見て2人で暫く絶句。妻はこのベースに付いていたストラップを見ると、「これ、私、覚えている」と同時にボロボロと泣き出してしまいました。周りを見るとそんなファンが数名、同じように涙を流していました。妻は暫く涙が止まらず、たまらずにその場を後にしました。

そして先程のレストランがある33階へ移動。ここからはさっきのコンサートのホールが大階段で繋がっていました(この日は封鎖されていました)。そこには、まだコンサートの余韻が醒めない人達がいるのが見えました。またこの階は、一部が展望台になっているので、ここで夜景を見て少し落ち着かせる事にしました。f:id:x-japanese:20240318220819j:image
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そして2人して落ち着きを取り戻し、やっと家路に着く事が出来たのでした。f:id:x-japanese:20240318221143j:imagef:id:x-japanese:20240318224215j:image

今回もコンサートはもちろん、HEATHのサプライズもあり、本当に最高のショーでした。まさかここで、HEATHに改めてお別れが出来るなんて、そしてこんなに近くで彼を感じられるとも思ってもみなかったのです。これもToshIのファンに対するさりげない思いなのだと思いした。YOSHIKIも確かに盛大な葬儀を執り行ってくれましたが、このToshIなりの思いには、本当に感動してしまいました。そんな事を語りながら駅までの道を歩きました。そしてやはり、また来たくなるディナーショーになったのでした。そしてこのHEATHのベースを見たら、X-JAPANの復活を願っていた彼を思い出します。お願いだからHEATHの為にも、復活して欲しいと思いながら家路に着いたのでした。