突然ですが、このブログで、こんな悲しい事を書く事になるとは、想像も出来ませんでした。昨日、X-JAPANのベーシスト、HEATHが亡くなったというニュースが流れました。突然の訃報に、いい歳をしてこれには本当にパニック状態。その時は久しぶりに旧友と飲んでいたのですが、このニュースを知った後の私の落ち込みようは、その友人が本気で心配する程だったのです。これはあの時のHIDEが亡くなった時と同じ感覚。これで、X-JAPANの復活は完璧に無くなったと、感じずにはいられませんでした。
今思うと、確かに今月の初め、YOSHIKIがアメリカから葬儀の為に緊急の帰国をしていました。これはニュースにもなりました。その時はある表彰式が予定されていたのをキャンセルしてまでの帰国。私は余程の近親者が亡くなったんだろうと思いましたが、まさかHEATHが亡くなっていたとは😢。そしてToshIのSNSも様子が変でした。このSNSは妻がよく見ているのですが、この数週間更新がされないと、確かに妻は気にしていました。それもHEATHの死が原因だったのだと思うと理解出来ました。
思えばHIDEが亡くなった時は、今から約25年前。前年の、X-JAPANの解散のショックから、まだ立ち直れていない状況でした。その時は子供達と遊びから帰って来て、早々とお風呂に入れていた時でした。妻が急に風呂場のドアを開け、「HIDEが死んじゃったとニュースでやってる」と言ったのです。私は急いで風呂から出て、片っ端からテレビのチャンネルを変え、その報道をしていたニュースを見つけました。そしてそれを見ながら、X-JAPANの復活は完璧に無くなったと思ったのでした(詳細は123回目のブログに書いてあります)。
その後は、私の推しであったTAIJIの死。TAIJIは既にメンバーではありませんでしたが、前年に日産スタジアムのライブで、突然参戦が決定。この時の興奮は忘れられません。ToshIが叫ぶ「オンベース、TAIJI」というコールにスタジアムの地響きのような大声援。その中で登場したTAIJIは、往年の姿を彷彿させるに十分なスタイリッシュなビジュアルでした。私も年甲斐も無く大声で声援を送ったのを覚えています。そして私は、TAIJIは今後のXのライブに度々参戦してくれるのでは、と言う期待も抱いたのでした。しかし翌年、まさかの訃報。この淡い期待は無惨にも散ってしまいました。死因もハッキリせず葬儀や、お別れの会等も無く、本当に寂しい最期だったのです。
そして今回のHEATHの死。最近、YOSHIKIとToshIの不仲が囁かれ、既に5年もライブ活動が行われていません。このまま解散になってしまうのでは、と言う噂の中、一番復活を願っていたのはHEATHでした。今年8月のYOSHIKIのディナーショーにゲスト出演したと聞いた時は、少しずつ復活に向けて頑張って欲しいと思った物でした。そんな期待が一気に失せてしまった今回のHEATHの死。HIDEの時と同様な、「もう復活は無いのだろう」と言う感情が湧いて来ています。とても悲しい現実です。
また心配なのは私の妻です。私に影響されてX-JAPANのファンになり、その後はToshIにハマり推し活をしていますが、その次にファンなのがHEATHだったのです。妻は今でもToshIのコンサートにはよく行っています。今では私も一緒に行く事が多いですが、X-JAPANの復活当初は、1人でよく行っていました。その時に友情出演として、HEATHが良く来ていたのです。そしてある会場で偶然エレベーターの中で会って、握手をして貰った事があったのです。スラッとして中々イケメンでもあるHEATHに惚れ惚れして、その時にファンになったと言っていたのを覚えています。
そして妻に限らず、私の子供達もこの悲報にとてもショックを感じています。特に下の娘は、高校生の時のちょっと難しい年頃の時、色々と悩んでいた最中にちょうどX-JAPANの復活があり、そのライブを家族で見に行き、それがきっかけで立ち直れた経験があるので、このHEATHの訃報にはかなりのショックのようです。こんな時はやはり自分がしっかりしなきゃいけない。近々に家族全員を集めて、食事でもしながらお互いの様子見をしてみようと思っています。
我々家族を繋いでくれたX-JAPANのHEATHの死は、本当にショックです。昨夜は旧友と別れた後は、駅まで向かう道すがら、人目を憚らず涙が流れて来ました。電車の中でも涙が溢れて来て、本当にたまらず下車してしまった程でした。そして家に帰ると目を腫らした妻がいました。私はそれを見てまた泣けて来ました。夫婦して、暫くは立ち直れそうにありません。この悲しみ、本当に辛いです。今はHEATHのご冥福を祈るしかありませんが、ぜひお別れの会を開いて欲しいと思っています。