前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

438.私の会社員時代、やってらんない記憶.100

今回でこの「マンガかよ」シリーズは終わりです。たくさん事例はあってどれも面白いのですが、やはり酒の肴になるような話であり、このように文章にするとイマイチ面白くないなあと、感じてしまうのです。また文章だと、どうしてもその場のニュアンスが伝わりづらく、変な方向に理解されそうで、例のコンプライアンスに引っ掛かり、放送禁止ならぬ掲載禁止になったりしたら大変😵。例えば、このカラオケボックスの時の話なんかは、一歩間違えば、乱行騒ぎのように伝わってしまいそうで、今のご時世、かなり慎重にならざるを得ないと思います。

このカラオケの事案は、まだ私が30代初め頃、二次会でカラオケボックスに行っていた時に、たまたま前に私が訪問していた顧客のパートさん達が、隣の部屋でカラオケパーティーをやっていたのです。そんな事はつゆ知らず、我々はいつものようにストレス発散で歌いまくっていました。その時は既にこの顧客は、私の後任の新人営業が担当していました。この担当が中々イケメン。私もまだ30代前半、メタボになる前でしたから、まあまあ許容範囲内の体型😅。そんな事はどうでもいいのですが、その後、カラオケも佳境に入って来た時です。

気がつくと、そのイケメン君が見当たらないのです。数人が探しに出ましたが何処にもいないのです。どうしたんだろうと思って私もトイレに行くついでに、他の部屋の様子を少し見てみましたが、分かりません。すると我々の隣の部屋から、いきなりイケメン君が出て来ました。その中には顧客のパートのオバさん達が10人位は居たでしょうか。どうやらイケメン君は、この人達に捕まっていたようなのです。私はその光景にビックリ。イケメン君は私を見つけると「先輩〜!」と私の方へ逃げて来たのです。それをオバさん達が追いかけて来て、その人達は今度は私を見つけ、「あー、前の担当の人もいる〜!」と言ったと思うと、私も部屋の中へ連れて行かれました。そして全員から抱きつかれ、その後はカオス状態。この後はご想像にお任せしますが😅、この時、オバさんパワーを始めて体験。そのパワーには、本当に「マンガかよ!」と思ったのでした。

また次の話も、今だったらシャレにならない話かと思います。これは私が顧客に訪問した時に、社長の奥さんと話していた時の話です。奥さんと言っても既に年金も貰っている年齢であり、その年金の事で奥さんが私にこぼし始めたのです。内容は担当している銀行の社員が、無理やりに年金の受け取り口座を変えてしまうとの話だったのです。私は勝手にそんな事が出来るのか不思議でした。そして奥さんはまた元の郵便局に戻すのだそうです。しかし翌月、その銀行の担当は、「何でまた戻したのですか?」と言って、また強引に変えてしまうとの事でした。

そんな事は社長に言えば?、と私は言いましたが、社長はそんな事は取り合ってくれないとの事。それなら私が子供のフリして、銀行に文句を言ってあげましょうか、と言って、その場でその銀行に電話を掛ける事にしたのです😵。最初はどこへ掛けていいか分からず、とりあえず本社に電話をして、お客様相談室のような部署に繋いでくれと言いました。するとその銀行は、そう言った苦情絡みには凄い反応を示したのです。少し待つと、「どういったご用件でしょうか?」と電話口に初老っぽい声の男性が出て来ました。

私はいきなり、「お宅の○○店の近くの△△町に住んでる者だけど、お宅の営業担当、どんな営業してんの?」、と、少し凄みのある声で話したのです。するとその銀行の人は大慌て。とりあえず内容を話して下さいと、ドギマギした口調で話します。私は、「ある年金を貰っている女性の子供だ!」と言って大芝居をうち、「人の年金を勝手に移していいのか?。おれの母親は、年金を勝手に移されて、その担当が怖いと言ってるぞ」「二度とこんな事させるな」。すると相手は平謝り、そして「あなた様は?」と重ねて聞いて来ます。

私は自分の会社で苦情を受ける事には慣れていたので、相手の銀行のアタフタした感じが手に取るように分かるので、何だか面白くなって来ました😅。「おれの母親はもう70も過ぎていて、こんな事されてもしストレスで病気にでもなったらどうするんだ」とか、「人が嫌だと言うのに、あんたの銀行はそう言う事をして営業しているのか」とか、好きな事を言って面白がっていました。その人はしきりに「あなた様はどちらの方でしょう?」と、聞いて来ますが、私も「名前を名乗ると、その担当が仕返しに来そうだ」と言い、「とにかく、おたくの△△町の担当者だから、しっかり注意しておけ!」と言って電話を切りました。

そして翌月、その顧客に訪問し、奥さんに先月の事を確認しました。すると、翌日にその担当と上司が訪問して来たそうです。内容は、年金の事で迷惑を掛けて無いかとの事、苦情が入ったが相手先が分からないので、該当しそうな方を訪問しているとの事だったそうです。奥さんはしらばっくれたそうです。そして、その後はこの担当は年金の事を一切言わなくなったそうでした。私は奥さんに、「良かったね〜」と言うと、奥さんは、「あの銀行員さんに悪い事しちゃったかな?。出世に響かないかな?」と心配してましたが、この時、この奥さんは本当にいい人なんだと思ったものでした。私は、こう言った、年寄りをカモにするような営業担当は少し懲らしめた方がいい、自業自得だ、と思ったのでした。

それにしてもこんな簡単にハマって解決した事に、私は「マンガかよ!」と思った物でした。おそらくこの銀行員は、他の顧客でもこんな事をしていたのでしょう。店としてもこの苦情には、直ぐにピンと来たのではないでしょうか。そして、銀行の対応というのは本当に素早い、弊社としても見習わないとと思った物でした。

この他にも皆さんに話したい事はたくさんあるのですが、それはまたの機会に取っておきたいと思います😅。

都心にあった公衆トイレです。お城を模ったようで、何だかマンガみたいでした😅f:id:x-japanese:20221207085212j:image