前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

459.前立腺癌、重粒子治療体験記、経過観察10回目

今年は本当に暑い夏で、芸能界を始めかなりの有名な人達が亡くなっています。私の推しのX-JAPANのHEATHもそう。この暑さは相当身体に応えており、免疫機能が落ちているので注意が必要と、専門家も言っていました。私も喘息の持病があり、またこの前立腺の経過観察中でもあるので、免疫力が低下して想定外の病気でも誘発しないか、とても心配しています😣。

と、言うのも、9月位から、右下腹の辺りが、何か違和感と言うか、少し攣ったような感覚が出る時があるのです。特にビールを飲んだ夜中、尿意を催しトイレに起きると、結構膀胱は満タンの状態。そして排尿すると、その後です。スッキリ感と同時に何か攣ったような感じが残るのです。痛い訳でもなく、放っておくと治ってしまうので病院に行く訳にも行かず、少しモヤモヤした感じでいるのです。また便潜血も以前よりは少なくなりましたが、時折混じる事もあります。それについては、前回のブログに書きましたが、大腸検査では異常無しの診断。軽い痔では無いかとの判断にホッとしているのですが、これも何か気になります。また最近はゴルフの後の腰痛にも悩まされています。こう言った数々が相談しても年齢で片付けられる事が多く、本当に歳は取りたくないと思っている今日この頃です😵。

そんな中での10回目の経過観察です。PSA値は既に検査結果が出ており、0.237と前回より少し上がりましたが、まあ心配する程の値では無いだろうと、やって来ました。もう12月の半ばと言うのにこの日も暖かな気候です。天候は曇りです。f:id:x-japanese:20231225080421j:imagef:id:x-japanese:20231212174434j:image

普段の12月でこの風景となると、とても寒そうなイメージですが、コートを羽織って歩いていると少し汗ばむ位の陽気です。これまで寒い日もありましたが、全体的に暖かな12月。やはり温暖化なのでしょうか。普通に暮らしている分には暖かくて助かりますが、冬の商売の方々はたまらないのではと、思ってしまいます😔。

今回も経過観察の担当医師は若い女医さんです。既に3年位診てもらっています。そして、PSAの値は順調、次回は来年の6月下旬、いよいよ来年は経過5年を迎えるが、この程度で推移して行くのではとの見解でした。その他、何か気になっている事を聞かれます。しかし、先生が女医なので、その辺りが少し照れ臭いと言うか恥ずかしいと言うか。しかし思い切って、この気になっている膀胱の件と、前回とダブりますが便潜血の件を話しました。症状を聞く限りはそれ程心配する事は無いとの見解でした。特に便潜血については大腸検査を実施しているので、その結果が問題無いなら大丈夫との見解でした。

最後には例の如く、年齢の話をされました。60歳を超えて来ると、小さなトラブルが増えて来るとの事。また、痔については遺伝の話もされました。しかしその辺の話を父や祖父、また兄弟からは聞いた事は無く、心当たりは無いと回答しました。先生は、痔については大腸検査をしたのが肛門科の病院なので、その辺りはしっかり診ているはずとの見解でした。まあ気になるようなら泌尿器科も受診するようにとの見解でした。とにかく前立腺の癌については心配無いとの事なので、また来年、経過観察に来て下さいとの事でした👩🏻‍🔬。

ある程度予想通りでした。そして診察を終え、会計です。この会計前の待合室は、入院していた時に音楽のコンサートをやっていた場所です。コロナも終わって、またやっているのかなあと思いました。この時は結構な人が待っていました。殆どが診察と会計を終え、帰り支度をしている私位の夫婦でした。皆、和やかな雰囲気で、中には地方から来ているのか、この後ご夫婦で東京へ出て飲みに行くようでした。ここにいる人達は、私と同じ、一度は癌と診断され人生真っ暗になった人達のはずです。そしてここで治療をしてもらい、第二の人生を貰って歩んでいると思います。特にこの日はそんな夫婦が多く、何となくホッコリした気分で帰ったのでした。

病院を出ると、初めて来た時からは5年は経過しています。この病院も新しい研究棟が出来たり、病院から重粒子棟に行く通路は、新しくするのか壊されていました。駅からの道も綺麗に整備され、随分と変わっています。思えばこの総武線快速電車も、殆ど新しい電車に変わっています😳。f:id:x-japanese:20231213075941j:image
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成田エクスプレスも、以前は全面にこんな数字、書いてあったかな〜。それにしても凄いスピードで稲毛駅を通過して行きます。少し怖いくらいです。f:id:x-japanese:20231213092517j:image

次にここに来るのは来年の6月半ば。そしてその頃は、待ちに待った2人目のお孫ちゃんが誕生して来るのです。時は確実に経過して行くのを感じました。そしてそれは、自分が確実に歳を取って行く事です。それには少し寂しさを感じますが、その代わりに新しい命が誕生して行く。そうやって人間は、命を紡いで行くんだと感じました😊。

経過観察が11回、12回と続いて行き、それこそ3人目4人目のお孫ちゃんがやって来たら最高です。このQST病院の経過観察が、ある意味、人生の定点観察のようになっているように感じます。自分の体調や周りの環境を初め、この病院もどんどん新しくなり、近隣の道路も整備され、コロナ禍で沈んでいた稲毛の街も賑やかさを取り戻し、総武線も新しい車両になり、そんな変化も経過観察の度に感じるのです。

そしてこの後は旧友と飲みに、都心へ出掛けます。これも最近は定番になっています。妻はいい顔をしませんが、高校や大学、また元の会社の連中など、色々な旧友達と、昔行った居酒屋や食堂を見つけて、飲みに行くのです。中には無くなってしまった店も多く、寂しさを感じる時がありますが、同じように歳を取った旧友を見るのも中々オツなモノ。そしてこの時に、どれくらいお酒が飲めるかも、いい観察になるのです。最近はちょっと酒の量は減ったかな〜。その分、肝機能が改善して来ましたが、まあ、これからも元気に経過観察に通えるように、健康でいたいと思います😊。