前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

135.前立腺癌、重粒子治療体験記、6回目経過観察

このブログのテーマから随分と脱線した内容を書き続けて来ました。その間にあった事を書きたいと思います。まずは最近の体調からです。2021年12月現在、体調は良好です。11月に一年半振りに人間ドックを受け、PSA値はオプションで追加してもらい、結果は0.2でまずまず。これであの病院に検査に行く事も無くなりホッとしました。次回の事はまた考える事にして、しかしホッとしている側から、何故だか血圧とコレステロール値が悪くなっており、再検査までは行きませんが、経過観察という指示がありました。大腸は、便潜血反応が出でいるので、再検査が出ていましたが、これは昨年、大腸検査をした専門の先生が説明していた通りだったので想定内、なのでスルーしました。その他は特に無し。肝臓のGDP値は相変わらずでしたが、これも想定内。とにかく血圧とコレステロールが悪くなっており、それはこの一年で2.5㎏程太ったのが要因のようでした。

昨年の再就職後、体調を崩してからは、妻の体調も崩しがち、そしてお孫ちゃんの面倒やらで、ランニングのペースがかなり減り、酷い時は月間30㎞も走れてなかったと思います。以前は月間100㎞は走っていたので、この分運動量が減って太っているのだと思います。また前の会社は、お客さんの所に行ったり業者に行ったり支店に行ったりと、何だかんだと毎日7〜8㎞程度は知らずに歩いていたのですが、今の会社はとにかく一日中じっと動かない仕事。ランニングが減った分、朝夕と6㎞程度の通勤ウォーキングとして歩いていたのですが何の事は無い、一日の運動量としては返って少なくなっていたのです。なので普段はもちろん、ランニングの分も合わせると相当な運動量の減少が贅肉となって蓄積されたと思います。

血圧が気になったのでドッグの結果を持って早速、かかりつけの医師に行くと、1ヶ月血圧のグラフを付けるよう指示がありました。この年齢になると高血圧になる人は多いようです。やはり、135を超えると少し注意は必要との事でした。特に朝の高血圧は怖いようです。そんな事を聞いていると「今度は血圧かよ」とウンザリ。自分は病気のデパートみたいだなと思い、元気が無くなる気分になりました。今まで血圧なんてノーマークだったので、本当にショックと言っていいほどでした。自分が、またこの若さで血圧グラフなんて付けるとは思っても見なかった。妻に言わせるとやはり若い頃の無茶のツケだと言っていました(😢)。

それから一ヶ月、血圧グラフを付けました。やはり朝は高く夜は普通といった具合で推移する感じでした。それを持って先日かかりつけの医師に行くと、やはり高血圧の懸念があるようでした。しかし私の場合はまだ薬は処方しないとの事。医師は私がランニングをしているのを知っており、最近また走り出した事を評価してくれ、もう少し様子を見てみましょうとの見解でした。食事を薄味にしてお酒を控えめにランニング頑張って、との激励を貰いました。医師によると、この年齢になると、そもそも運動自体が厳しくなる人も多いそうです。高血圧で、膝やら腰やらの調子が悪いと運動が出来ず、そういった人は薬を飲んで行くしかないとの事でした。自分の場合は、運動が出来るのだからまだ良いのかも知れない。そういった意味では、自分は頑張っている部類なのかなと思い、少し気分も楽になった気がしました。

グラフを付けていると、なんとなく傾向が分かって来ます。どうもお酒が続く土日を過ぎてくる週明けが血圧が高いような特徴が出ています。またこれは宣伝になってしまうかもしれないし、まだハッキリとした傾向が出ている訳ではありませんが、ごま麦茶を飲んでいる時と飲んで無い時に差があるような気がします。胡麻の成分が効いているのかもせれませんので、こちらももう少し試してみようと思っています。

肝心のQST病院の経過観察は今回も順調。今回はドックの結果を持って行ったので、血液検査以外にも色々と数値が載っていました。そこに便潜血反応が出ていて、これについて色々質問されました。これについては昨年、大腸検査を受けた事を説明し、便の状況を説明すると懸念無い判断でした。次回は約半年後という事になりました。今回は検査の結果が例の病院の資料では無かった為、理由を聞かれました。一連の経緯を再度説明し出来ればその病院には行きたくない事を説明したら、医師は少し困惑していました。出来たら泌尿器科の病院と連携して行きたいようでした。それについては次回の検診までに再度考える事にしました。

帰りに病院のある構内を少し散策。すると新しい研究棟でしょうか、大きそうな建物を建築中でした。もっともっとこの分野の研究が進み、私のような癌患者の治療がますます進むといいなと思いながら、家路につきました。そして先週から再開した夜ラン。寒い中走るのはやはり大変ですが、改めて走る事は季節を感じられ、久しぶりに走るコースの夜景は凄く新鮮に感じました。

いつもの公園の既に散り始めている夜の銀杏の光景。f:id:x-japanese:20211206223751j:image