前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

228.前立腺癌、重粒子治療体験記、経過観察7回目

久しぶりの本題です。しかし、最近はこの病気の経過報告よりも血圧やコロナ予防接種の後遺症の方が身体にはダメージがあるようで、本当にこの後どうなってしまうのだろうと気が気でない感じで一杯な状態が続いています。また、妻の会社関係で、最近2人が脳梗塞で倒れたという事もあり、この高血圧や首の凝り、時折ある腕の痺れや頭に時折あるちょっとした違和感等がとても気になり、益々心配な気分なのです。

そんな中、重粒子線治療の経過観察の日がやって来ました。5月と言うのに夏のような日差し。稲毛まで行くのは大変だなあと思いながら、会社を早退しやって来ました。思い起こすと、この病院に初めて来たのは既に4年も前。病院までの道路の景色も随分と変わりました。道路沿いの鬱蒼とした林は伐採、整備され、道路や歩道が広く綺麗になりました。f:id:x-japanese:20220530153936j:imagef:id:x-japanese:20220530153934j:image

そして今日は治療後約3年の経過観察です。事前のPSAの数値は0.21と前回とほぼ同じ。今回も多分順調との診断で終わるのだろうと思いながら、電車を乗り継いで病院へ向かいます。前回までなら、それこそルンルン気分で病院に向かう所ですが、この所の体調不良があるのでそうも行きません。

そして診察。先生は約3年経過してこの数値であれば本当に順調。今後も心配ないのでないかとの診断。気になるのは便に時折血が混じる事。これは今後も直腸を鬱血させない事や便秘や下痢に気をつけて行けばいいとの診断でした。そんな訳で次回は半年先の11月下旬。最近晴れ晴れしない体調が多かったので、この診断は久しぶりに明るい気持ちになりました。

そして先生は他に気になる事は無いかとの質問。私はすかさず最近の血圧の事や、3回目のコロナのワクチン接種からの体調不良の話をしました。先生は暫く考えて、コロナの予防接種やコロナ感染と血圧の関連はあまり聞かないとの事でした。喘息も含め薬で落ち着いているのであれば、かかりつけの医師と相談しながら対応して行くように、との見解でした。そして診察は終了。今日は、晴れ時々曇りのような心理状態で会計に行きました。

そこには、これから入院して治療を受けるのでしょう、数人の患者がいて看護師から説明を受けていました。勝手な物で、自分の治療が終わると重粒子の「じ」の字も出なくなり、その後のこの治療には本当に無関心でしたが、当然の如く癌にかかりこの治療を受けに来る人はいる訳で、4年前を思い出ししみじみ自分は良かったと思い、この人達も無事に完治できるといいと思いました。

会計を済ませ病院を出て正門へ向かうと、右手に立派な建物が完成間近という感じでした。この重粒子線治療はその後どんな感じで研究が進んでいるのでしょうか?。本当に病気が治ってしまうと勝手な物で、調べる事も全くしなくなりました。こんな立派な建物がまた出来るという事は、さらに技術は進歩しているのでしょう。とても頼もしい気持ちになり、正門を出て駅へ向かいました。f:id:x-japanese:20220531082759j:image

今日はこの後は、定年した元の会社の同僚と一杯やる予定です。まだまだ時間があるので、待ち合わせの駅まで少し遠回りをして行く事にしました。毎回稲毛の街で一杯やって行こうと思っているのですが、コロナがあり中々出来ませんでした。そして今回もまたおあずけ。稲毛飲みはまた次回の楽しみとして、稲毛駅へ向かいました。そして今回もプチ贅沢でグリーン車に乗ります。駅で缶ビールとおつまみを買い、グリーン車に乗り込みます。平日の4時前、総武線快速の東京方面に向かう上り列車というシチュエーションではグリーン車はガラガラ。2階席でのんびりビールを飲みながら、電車から昼下がりの街の光景を見るのは最高の気分。生きてて良かったな〜と実感する瞬間です。QST病院に感謝しながら稲毛を後にしました。f:id:x-japanese:20220531083800j:image

そして同僚と落ち合い居酒屋へ。そこでは同僚も最近体調がすぐれないとの話。昔、先輩が、60歳を超えて来ると会話の内容は病気の話ばかりだと言っていましたが、最近はまさにその通りになっています。早速乾杯の後、自分の癌のその後の経過を話すと、同僚も先日背中が痛く倦怠感が続いたので、気になって病院へ行ったとの事。すると膵臓癌を疑われたとの事。絶望的な気持ちになり検査を受けたが、結果は異常無しとの診断、ホッとして今日やって来たとの事でした。また後輩の奥さんがやはり癌で亡くなったとか精神的に滅入る話が多く、お互いに気をつけて行こうという話ばかりで終始してしまいました。

それにしても、今日の飲み屋のつまみの味付けは結構濃くて参りました。以前から良く来ていたチェーン店でしたから急に味付けが変わる訳が無く、最近血圧の関係で薄味にしているからか味付けが濃く感じたのだと思います。最近まではこんな濃いものをつまみに飲んでいたのかと改めて実感しました。これでは血圧も上がるよなと思い、本当にこれからも気をつけて行かないといけないと思いました。また私は、飲んでる時にも最近は水を頼む事にして、飲み過ぎないように注意もするようにしています。同僚もそれに同調してくれ、お互いに水と生ビールを交互に飲んでいました。お互いに年相応の飲み方に変えて行こうと話をし、とにかく元気でいようと言う話でまとめ、少し早めの時間にお開き、家路に着きました。

こんな飲み方だったので、翌日はスッキリ目が覚め、気になる翌朝の血圧も116の67と正常値。久しぶりに気分良く出勤する事が出来ました。血圧も精神的な影響が大きいと良く言われますが、まさに今回はそんな感じがしました。とにかくまだまだ老いぼれる訳には行きません。やりたい事、行きたい所もたくさんあります。その為には少し我慢が必要。この程度の我慢なら逆に贅沢な位です。とにかく節制が第一。気合を入れ直し頑張って行こうと思いました。また次回こ前立腺の報告は今年の寒くなってからの時期になります。また報告出来るように頑張ってブログを続けて行きますので、よろしくお願いします。