前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

443.ジジとお孫のハチャメチャ鉄チャン旅19

コンビニでお昼を食べ元気が出ましたが、それも直ぐに電池切れ。お孫ちゃんは、今度は坂道に怒り出しました。「いったいいつになったら着くの?」と逆ギレ状態(見て下さい、この格好😅。顔はかなり怒り顔です😵)。f:id:x-japanese:20231111224159j:image

そんなお孫ちゃんを励ましながら、やっとそれっぽい場所が近づいて来ました。既に駅から1時間以上。コンビニのおにぎりタイムがあったとしても、かなり歩かせてしまった事に少し反省。お孫ちゃんに「着いたみたいだよ〜」と言うと、とたんに元気になり、その入口の方に走って行きました。f:id:x-japanese:20231111224832j:image

入口の送迎バス乗り場の所に、山羊の餌やりコーナーがありました。こう言った場所を見つけるのは本当に早いと言うか、目ざといと言うか、感心してしまいます😅。それにしても子供って言うのは動物の餌やりが大好き。お孫ちゃんの他にもたくさんの子が、山羊に餌をあげていました。f:id:x-japanese:20231111224656j:image

その間にこの辺りを見回すと、前回は(と言ってもはるか昔ですが😵。でもそんな施設が残っているなんて、ある意味感動です😊)送迎バスで来ていた事を、このバス乗り場を見て思い出しました😵。帰りはこのバスで帰ろうと思ったのでした。

そして一旦思い出すと、色々と記憶が蘇って来るモノです。いきなり懐かしくなります。バス停からの花の道を通り過ぎて施設に入ると、目の前に大きな池があります。そこにも魚や鴨に餌をあげられるようになっています。そこでもお孫ちゃんは餌やりをしたいとの事で、私は暫くここでそれを見ながら休憩。お孫ちゃんは今までの疲れはどこへやら。元気にコイや鴨に餌やりをしていました。そしてここでもたくさんの子供達と、遊びながら餌やりをしていました。f:id:x-japanese:20231111225756j:image

ここでは昼食の時間が必要無くなった分、この後は直ぐにお目当ての、椎茸狩に向かいました。

ここは入場券を買いビニールハウスの椎茸を狩るシステム。決められた分を超えたら超過料金を払います。ハウスは少し離れた場所にあります。お孫ちゃんはいてもたっても居られない様子で走って行きます。入口の看板を入ると見えて来ました。f:id:x-japanese:20231112092142j:image

そして念願の椎茸ハウスに到着。するとあまりにもたくさんの椎茸があるので、暫くビックリして立ち止まっていました。確かにこれだけ大量にあると、ちょっと引いてしまう気持ちは分かります😅。f:id:x-japanese:20231112092255j:image

しかしその後はもうハウス内を歩き回り、興味深そうに椎茸を見ています。そして係員さんに言われた通りに椎茸をもいでいきます。私は「ママとバァバに美味しそうな椎茸を取ってよ」と言います。益々気合いが入った様子で、大きく美味しそうな椎茸を探してもいで行きました。あまり取っても食べ切れないので、そろそろストップ。お会計は入場料と超過料で900円。これで大喜びなら安いモノです😅。

椎茸ハウスから出ると、ミニハイキングコースの看板が見えました。20分程度で先程の受付の場所まで戻れるというので、どうしようか考えました。お孫ちゃんに「行ってみるか?」と聞くと、うんと言って走って行きます。すると子供にとっては結構ハードなコース。一本橋だったり、坂道が続いたり、鬱蒼とした林だったり。f:id:x-japanese:20231112173434j:image
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最後の方はかなり登りが続き、結構な高さまで登って来ました。そこは紅葉した木々があり、景色も最高。お孫ちゃんは登山は初めてだったらしく、それには大喜び😅。その後はゆっくりと坂道を降りて行きます。結構転びそうな道なので、お孫ちゃんに注意するよう言っていたら、自分がコケてしました。しかしお孫ちゃんはスイスイと小走りで降りて行きます。この辺りはもう私では叶わない。いつのまにこんなに育ったのだろうと感慨深いモノがありました。やっと追い付き、途中あったハンモックの休憩所で少し休憩。お孫ちゃんはハンモックに大喜びで遊びましたが、今度はお孫ちゃんが回転して落ちてしまい大泣き😅。f:id:x-japanese:20231112173959j:image

そんなこんなで2人して大変でしたが、何とか先程の池の所まで戻って来ました。私は結構ヘトヘト。ここでお孫ちゃんは釣り堀を発見。ここで釣りをやりたいと言い出します。しかしこんな所で釣れてもどうする事やら。家に持って帰っても魚なんて捌けないし、クーラーボックスだって無い。これにはさすがにOKは出せずに、すったもんだが始まりました。しかし中々お孫ちゃんも引きません。私は「また、パパと来ればいいじゃない」と言うと、その返答が、「パパはこんな遠い所なんか来ない」とか「パパとはこんな田舎に来たくない」とか、色々と言ってくれます😅。そんな言い合いをしても私が引かないからか、さすがに観念したらしく気を取り直して池の所まで走って行き、また魚と鴨に餌やり。まあ、こんな所も少しずつ我慢が出来るようになって来て、成長を感じる所です。

そこで暫く遊んでいました。私も一休み。するともう機嫌が直り、周りの子供達と遊んでいます。その様子を見ながら、男の子の親は本当に大変だと思いました。今のように我儘が過ぎても困りますし、かと言って聞き分けが良過ぎるのも何か情け無い😵。お孫ちゃんはその点、良い加減で我儘な所もあるし聞き分けの良い所もあります。そんな所は娘夫婦が良く育てているのかも知れません。お孫ちゃんは私の子ではありませんが、故河島英五が歌う「野風増」の歌詞のような大人に育って欲しいと、私は思っています。お孫ちゃんとお酒なんか飲めるまで生きられたら最高だなあなんて思いながら、暫く椅子に座ってお孫ちゃんが遊んでいるのを眺めていました。

そんなこんなで結構グロッキー気味な私。そろそろ帰りの時間です。お孫ちゃんもさすがに疲れたのか、私にそろそろ帰りたいと言います。そして帰りは送迎バスで快適に横瀬駅まで送って貰いました。帰りは私も疲れて、さすがに先頭車抱っこは厳しいと思い、ラビュー号を予約しました。そしてそれまで時間があったので、横瀬駅でまたまた鉄チャン活動、色んな電車を見て遊びました。こんな駅でのんびりと電車を見てると、昔の自分がお孫ちゃんと一緒に鉄チャンに来ているみたいな錯覚に陥ります。今日私が一番楽しかったのはこの待ち時間でした。殆ど人のいないガラーンとしたホームで、止まっている電車を見たり、景色を見たり、お話をしたり。これは本当に感動的で懐かしい感覚でした。f:id:x-japanese:20231112193058j:image
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するとラビュー号がやって来て、帰りはあっという間に帰って来てしまいました。家に帰ると娘がお出迎え。お孫ちゃんは今日の椎茸狩りの収穫を報告しています。娘は自分の息子が初めて狩りをして、家に収穫を持って来た事に大感激😅。この光景は何だかとても面白い、そして感動的な光景でした。

その後、妻が帰って来て、娘とお孫ちゃんと、この椎茸を料理しました。その椎茸の美味しかった事と言ったらありませんでした。f:id:x-japanese:20231112194453j:image

お酒も進み、いい気持ちでこの日は暮れたのでした。お孫ちゃんが取った物をつまみに飲むなんて、なんて素敵な事なんでしょう。本当に孫って最高。そして鉄道が好きになってくれて、本当に感謝しています。またこんな鉄チャン旅が出来るといいなあと思いながら飲むビールは本当に最高。そして資金的にも昔の鉄チャン旅のようだったのです。実際にかかったお金は、交通費とコンビニのお昼代。椎茸狩り代の900円。餌やりの400円。そして帰りのラビュー号の特急料金で計4,000円程度。お孫ちゃんにはちょっとしんどい旅だったかも知れませんが、今度はどこに連れて行こうかなと、またまた楽しみになってきた旅でした😊。