お昼ご飯を食べてトイレも済ませ、その後は私の行きたかった跨線橋に連れて行きました。せっかくここまで来たのですから、少し遠いですが、私が行きたくなってしまったのです😅。この日は本当に暖かくいい天気だったので、運動方々歩くのもいいだろうと思ったのです。しかしここでお孫ちゃん、赤ちゃん返りの症状が出ました😅。何と疲れたから抱っこして欲しいと言うのです。私は、「鉄道好きなら歩け」と聞く耳を持ちません。するとプンプン怒りながら私に付いて来ます。
歩いている最中も、「橋なんて行きたく無い。お城の公園に行きたい👦」と、ますます駄々をこねるお孫ちゃん。私は「都電の駅が近くにあるから、それで公園に行こう」と言って、構わず歩かせました。こう言った赤ちゃん返りの時には、あまり「お兄ちゃんになるんだから」とか「大きくなったんだからしっかりしろ」と言ったような言葉は良くないようで、その辺りの言動はかなり気を使いました😊。
そんなこんなで、目的地の跨線橋に到着。事前にGoogleで調べてはいましたが、それでも、かなり立派な物に架け替えられていてビックリ。何と屋根付きでエレベーターまで付いてます。お孫ちゃん、階段なんて登りたくないとも言っていたので、これは助かりました😅。そしてお孫ちゃんに「ここから車庫を見てみようよ」と言うと、エレベーターを見てか、素直に付いて来ました。するとその跨線橋はまさに鉄チャン仕様と言うか、電車の行き交う路線や車庫が見渡せ、何と言っても、通路のようになっているので暖かく雨の心配も無い、いい休憩場所のようでした。当時からこんな設備になっていたら、さらにもっと来ていたかもしれません😅。そして、お孫ちゃんにその車庫の光景を見せると、それにはかなり興奮しているようで、かなりの間、その景色を見ていました😅。
昔はただの手すりだけの跨線橋でしたから、そんな橋ではお孫ちゃんを放っておけません。しかしこの場所なら私は超安心。その後、暫くここで電車を見せていました。
私はと言うと、この跨線橋と言い、枯れ葉に覆われた車庫と言い、錆びてしまっている線路と言い、栄枯盛衰を感じざるを得ませんでした。私が良く来ていたあの頃は、所狭しと長距離用の客車や特急列車、寝台列車が止まっていて、この車庫を引っ切りなしに、入れ替え作業の機関車が行ったり来たりしていました。それを見ているのが楽しみで、一日中ここにいたのを覚えています。この写真の反対側の入れ替え線は既に使われていないようで、さらに草がボウボウと生えていました。遠くには新幹線が走っているのが見え、時の流れと世代交代をまじまじと感じさせてくれた場所になってしまいました。
そんな感傷に浸っていると、さすがにお孫ちゃんは飽きて来たのか、「公園に行きたい」と言い出しました😅。私はまだこの感傷的になった心を整理出来ずに、とても複雑な心境でこの跨線橋を後にしました。最後にこの思い出の踏切を渡ろうとしましたが、お孫ちゃんは早く公園に行きたいと付いて来てくれませんでした😅。そして何とか気分を入れ替えて、都電の停留所に向かったのでした。
都電の停留所はそこからすぐです。この都電も、当たり前ですがすっかり新型に変わってしまっています。幸運にも運転席のすぐ後ろの席が空いていたので、そこにお孫ちゃんを座らせました。前回乗った時は凄い混雑で、ろくに景色を見せてあげられなかったので今回は、道路の真ん中を走る都電をしっかり満喫する事が出来ました。電車の前に車がいる光景に、お孫ちゃんは結構驚いています。こんな反応も本当に面白い😅。そして飛鳥山で下車、お孫ちゃんの念願の公園にやって来ました。
ここに来れば、後は安全に遊ぶのを見守っているだけですが、この公園は、都電とSLが保存されて置いてあるので、そちらで遊んでいるお孫ちゃんを見るのも、中々いいものです。そしてこの公園、私が小学生の頃からある公園で(この頃は都電とかSLは置いて無かったです)、このお城の遊具では本当によく遊びました。その遊具で遊んでいるお孫ちゃんを見てると、自分が幼い頃遊んだ公園でお孫ちゃんが遊んでいるなんてと、またまた感傷的になってしまいます。
そしてここではたくさんの子供達が遊んでいます。そこに混じって、大はしゃぎで遊んでいるお孫ちゃんを見てると、この子が私や親と遊ぶのも、あと少しなんだろうと思ってしまいます🥲。
ひとしきり遊んで、そろそろ日が影って来たので、帰る事にしました。帰りはこの公園から王子駅に向かいます。長い階段を降りて行くと、そこにも私が昔、電車を見ていた大きな跨線橋があります。そしてそこから王子駅に向かう下り階段も、私がよく写真を撮っていた場所です。
本当に思い出深いこの界隈。そんな場所にお孫ちゃんと来られて、今日は本当にいい日になりました。お孫ちゃんが産まれて来てくれて本当によかった。そしてこんな鉄旅が出来て本当に幸せだと思いました。こんな感傷にまたまた浸りながら歩いていると、お孫ちゃんはまたまた発車音の録画の催促です😅。
その後は池袋まで行って、ラビュー号を予約。お孫ちゃんに、いつものジュースを買ってあげようと自販機に行ったら、何と、「僕はポタージュスープなんだ👦」と言って、暖かいポタージュスープのボタンを押しました。いつの間にこんな物を飲むようになったのか😅。シートに座りそれを美味しそうにのんでいるお孫ちゃんを見てると、赤ちゃん返りよりも、少しずつ大人になっていくのを実感したのでした。