先日に引き続き、平日の休みを取り、この日はお孫ちゃんを、秩父の方までハイキングに連れて行きました。お孫ちゃん、なぜが昨年辺りから、キノコにもハマっている様子。娘に聞くと、昨年、水上高原に旅行で行った時に、ハイキングコースにたくさん生息していたキノコを見て、そこからハマってしまったんだとのこと。確かに最近、公園に行くと端の方ばかり歩いて何かを探している様子でしたが、まさかキノコを探しているとは思いませんでした。そして、キノコと言えば、埼玉県人には有名な「小松沢レジャー農園」です。埼玉県人のみならず、東京でも西武線沿線にお住まいの方なら、一度は行った事がある施設だと思います(キノコというか、椎茸狩りですが😅)。平日なら空いてるし、私はお孫ちゃんをここに連れて行こうと思いました。
そして当日、西武線の駅まで出掛けます。そしてとりあえず飯能駅まで乗車。もちろん先頭車の展望の為、抱っこです。私と電車に乗る時はこの先頭車抱っこが定番😅。普段はどうしているのか不思議でしたが、先日娘が持って来たキャリーバックを見て納得。普段は転がして運べるキャリーバックは、縦に置くと荷物入れの部分が座れるようになっているのです。もちろんストッパー付き。ここにお孫ちゃんを立たせると、ちょうど前面展望が拝める高さになるとの事なのです。娘も考えたなあと感心。しかし私は抱っこなので、またまた地獄の苦しみです。まだ数日前の抱っこの後遺症で腕の筋肉痛が残っています😅(最近この筋肉痛が中々治らない。歳かな〜😵)。しかし飯能まで約20分少々。お孫ちゃんの為に頑張るのです。
普段、通勤でお世話になっている西武線も、所沢以遠にはあまり縁が無く、お孫ちゃんと一緒に見る展望の光景は中々面白いです。まずは最近トンと行かなくなった小手指の車庫が見えました。よくお孫ちゃんと行った跨線橋も見えます。まだあの頃はカタコトの言葉だったのに、今は大人と対等に会話する位です😅。子供の成長には本当に只々感心します。そしてその後、今日の私の一押しの自衛隊の入間基地が見えて来ます。その日は運よく、かなりの飛行機が停まっていました。私はお孫ちゃんにそちらの方を向かせます。電車だけでは無く、色々な乗り物に興味を持って欲しいと思います。
そして飯能駅に到着。ここからは秩父線に乗り換え。次の電車まで少し時間があるので、端まで行って電車見物です。最近は西武線以外でもそうでしょうが、色々な路線が乗り入れしているので、実に多彩な種類の電車が見れます。
これは、鉄チャンからすると嬉しい事ですが、通勤している身に取っては本当に考えモノ。最近はとにかくよく遅れます。繋がっている路線が多ければ事故や車両故障のリスクが増えるのは当たり前ですが、それにしてもです。まあそんな事を言っても仕方無い。お孫ちゃんは電車の種類を全て当てています。この背景に写っている電車は、みなとみらい線だそうです。私はてっきり、黄色なので西武線だと思ってました。手前の西武線の黄色い電車は、情報によるとそろそろ見納めのようです。お孫ちゃんとしっかり記念撮影しておきました😅。
そして秩父線に乗車。ここから横瀬駅まで約40分。のんびり旅の始まりです。この秩父線の電車は、向かい合わせのシートなので旅の情緒は満点です。
飯能から急に山深くなりトンネルも多くなります。川に沿って進むので何度も鉄橋を渡ります。その光景をお菓子をつまみながら見ているお孫ちゃん。本当なら両親と来たいんだろうにと、少し不憫になってしまいます。そして、長い正丸トンネルを抜けると横瀬駅です。ここに来たのはもう一つの理由があり、それはこの駅の側線に、昔の西武線の車両が保存してあるのです。大体がシートが被され見えないのですが、運がいいとシートが外されている事があるのです。そしてこの日は運良く、昔の機関車が2両、見る事が出来たのでした。またこの駅は構内踏切が残り、ローカル風情が満点。こんな、電車が間近な写真も撮れます😅(この電車も見納めのようです。中々好きな電車なのに残念です😢)。
そして椎茸狩の前に、私の趣味に付き合わせます😅。線路沿いに歩き、先程の機関車が見える所まで歩きます。レジャー農園はその先です。本来なら、レジャー農園まで送迎バスがあるのですが、それを敢えて歩いて行ったのです。この日はまだまだ暖かく、逆に少し暑い位。しっかり水だけ補給すれば大丈夫かと、お孫ちゃんと歩き始めました。すると前方に見えて来ました。赤と白の機関車です。背景には、山肌の石灰岩をさらに削られたような武甲山が聳え立っています。
機関車が2両見えますが、奥の方の大型の機関車は私のお気に入り。そしてこの機関車は思い入れがあります。何とこのお孫ちゃんの親である娘と、よくこの機関車を最寄りの駅まで撮影に行っていたのです。今から30年位前かな〜😅。そのビデオを先日デジタル化して家で見たのですが、何と、この機関車の映像と共に娘の声が入っていたのです。この機関車の事を、娘は「あかしろ」と呼んでいて、キャッキャと騒いでいるのです。それがとても懐かしく微笑ましく、あの頃が思い出されたのです。そして今回、見れたらいいなあと思っていたので、本当にラッキーでした。
そしてお孫ちゃんはと言うと、あまり関心は無い様子。その近くに止まっている電車の方に興味を抱いていました。しかし私は、親子二代に渡ってこの機関車を見れた事に、何だか大感激。お孫ちゃんに、「ママが小さい頃あの機関車を、あかしろちゃん、と呼んでいたんだよ」と言っても、「ふーん」と言った程度。これはその後、家に帰って妻や娘に話しても同じ対応でした😅。こんな事で感激するのは私位なのか。でも、お孫ちゃんとこの機関車を見ていると、過ぎ去った月日を感じてしまい、本当に感無量になってしまいました。暫くその場所に佇み、結構時間が経っていたのでした。
お孫ちゃんはさすがにつまらなくなってしまったようで、私に催促します。そして、本日のメーンの場所である、小松沢レジャー農園まで歩いて行くのでした。しかしこれが結構遠かった。歩いても歩いても中々着きません。ケータイのマップを見ながら歩きますが、まだまだ掛かりそうでした(こう言った所は本当に便利になりました✌️)。そのうちにお孫ちゃんは「まだ着かないの？」と、若干キレ気味😅。私は、「まだ山は紅葉してないね」とか「この道は少し秋みたいだね」とか言いながら気を逸らしながら歩きます。
しかしついに「もう疲れた」と言って止まってしまいました😅。「お腹も空いた」とも言われてしまいました。時計を見ると既に1時を回っていました。既に30分位歩いており、これでは怒るのも無理は無い。どうしようとマップを見ると、近くにコンビニの印が。これは天の救いか。急いでそこまで歩き、そこで休憩する事にしました。本当はレジャー農園でお昼を食べる予定が、コンビニのおにぎりになってしまいました。しかし2人して、外に置いてあったベンチに座り、暖かな陽射しの中でおにぎりを食べるなんて中々面白い経験でした。お孫ちゃんも美味しかったらしく、元気が出た所でまた歩き出しました。しかし目的地はまだまだ先だったのです😅。続く。
