前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

290.ジジとお孫のハチャメチャ鉄チャン旅12

今回は久しぶりにこのテーマです。お孫ちゃんとは、夏場から秋口に掛けては、近場のプールや公園で水遊びをしているケースが多かったので、鉄チャン旅をあまりしていませんでした。その上、夏も終わりという時に大事件が起きてしまったのでした。それは、お孫ちゃんをプールに連れて行った時の事、なんと、そこのプールで私の大切にしていた時計を無くしてしまってのです😱。

この紛失事件には本当に参りました。この時計は随分と古い時計なのですが、色々な意味で本当に思い入れがあり、いつも肌身離さず付けている感じでした。妻からは、そんな大切な物はお孫ちゃんと遊びに行く時は持って行かない方がいい、と以前から言われていたのですが、そんな助言も馬耳東風に聞き流していた時にまさに起きたのでした😵。

この事件はプールの脱衣所で起きました。その日は9月になった平日でプールも空いており、お孫ちゃんをゆっくりと着替えさせ、自分は貴重品だけお孫ちゃんのリュックにしまって、ロッカーに置いて鍵を掛けて行きました。そして帰りです。着替えが終わり、お孫ちゃんのリュックから貴重品を取り出しましたが、時計が見つかりません。あれ?と思いましたが、いくら探しても見つからないのです。ロッカー内も隈なく見て、もう一度着替えも全部出して確認しますが、時計だけが見つかりません😫。

この辺りから動揺し始め、そんな訳が無い、無い訳が無いと思いながら、再度お孫ちゃんのリュックを隈なく探し、ロッカーの中を隈なく探し、着替え類を改めて引っ張り出して探し、周辺を探し。しかしありません。これには大慌て。まさかロッカーからこぼれてしまったのか、いや、そんな訳が無い。頭の中は大混乱😨。係員に紛失で時計が届いて無いか確認しても、無いとの回答。そんな事を30分もしていると、お孫ちゃんもさすがに飽きて来ます。仕方無く帰る方向で支度を整えますが、こんな神隠しのような事が起きるのか信じられなく、呆然としながら駅へ向かいました。

そして家に着き、妻にその事を報告すると、妻もお孫ちゃんのリュックを隈なく探してくれました。しかし、一縷の望みは無惨にも消え、妻もこれだけ探して無いのであれば、完璧にどこかに紛失してしまったのでしょう。これには本当に立ち直れない位の大ショック😔。しかしお孫ちゃんや娘にはこの事は報告せず、我々の心に閉まっておく事にしたのでした。

そしてその週末、お孫ちゃんと続けてプールへ行く予定でしたが、さすがにその元気は無く、久しぶりに西武線に乗って鉄チャンをやる事にしたのでした。色々と考えるのも面倒だった為、近場で特急にも乗れる秩父へ行く事にしました。お孫ちゃんにそれを言うと、最初はあまり乗る気で無い感じでしたが、電車と聞くと、やっぱり行こうかなと言った感じで付いて来てくれました。やっぱりプールが良かったのかなあと少し罪悪感を感じながらも、まずは西武線で飯能まで行きました。そこでひとしきり電車を見て、秩父線に乗り換えます。しかしお孫ちゃん、せっかく西武線に乗りに来たのに、直ぐに寝てしまったのでした😅。すでに4歳になったのに寝る時は抱っこがいいらしく、久しぶりに私の抱っこで寝る姿は、本当に可愛い。時計を無くして意気消沈していた私には、お孫ちゃんを抱っこしながら車窓を見ると言う、とても心が癒される鉄チャン旅となりました😊。f:id:x-japanese:20221124175434j:image

そして秩父へ到着。お孫ちゃんは少し寝たら元気になったようで、駅でお菓子とジュースを買い、ここでお寺巡りとSL見物、秩父鉄道の電車見物に出掛けました。この町には色々なお寺があり、子供でも楽しめるお寺もあります。また秩父の商店街も中々面白く食べ歩きも出来るので、結構楽しめます。そんなこんなであっという間ににSLが来る時間。しかし、お孫ちゃんに声を掛けると、近くで見たくないとの事😅。どうも以前、東武のSLを見に行った時に(232回目のブログをご覧下さい😅)、真横で食らった出発の汽笛が相当耳に響いたらしく、SLはうるさいから遠くから見ると言って聞きません。仕方無く線路から離れた広場の安全な所にお孫ちゃんにいて貰い、私は写真を撮ったら直ぐにお孫ちゃんの所に戻る事にして、全くSLの余韻には浸れませんでした😅。f:id:x-japanese:20221124195936j:image

その後は秩父鉄道を見たり、商店街でアイスクリームを食べたりして、楽しく過ごしました。そして秩父神社に到着。f:id:x-japanese:20221124200045j:image
f:id:x-japanese:20221124200042j:imageここで暫く遊んで行く事にしました。ここではお参りをしたり、おみくじを引いたり、金魚に餌をあげたりしたながら、楽しく過ごせました。ここのおみくじは水に浸すと文字が浮き上がってくる物で、お孫ちゃんはそれを見て大興奮。まだ、たどたどしい読み方ですが、一文字ずつ読んで行く姿は本当に微笑ましい(子供みくじは平仮名で書いてあります😊)。可愛い姿には本当に癒されます。

すると、お孫ちゃんが突然私に「ジジもおみくじやりなよ」と言うのです。私はおみくじはあまりやらないタチなので「ジジはいいよ」と言うと、お孫ちゃんはなんと「時計無くしちゃったんでしょ?出てくるよ!」と言うのです。私は本当にびっくり😳。何でそんな事を知ってるんだろうと思ったのですが、せっかくお孫ちゃんが言うので、おみくじをやってみました。すると、、、。何と大吉が出たのです。そしてその内容が、「失物=すぐ見つかる」や「願望=叶う日は近い」等、嬉しい事ばかりが書かれていました。それを見て私は大感動。思わず、この子はなんて子なんだろうとお孫ちゃんを見ると、お孫ちゃんは境内を走り回り私の事などお構い無し😅。その姿に笑ってしまいましたが、この大吉には本当に心が救われて、何とも言えないホッコリした気持ちになれたのでした😊。時計が見つからなくてもこの子がいるから大丈夫と、心の底から思えたのでした。f:id:x-japanese:20221124234307j:image
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そしてこの日はその後早々とラビュー号に乗って帰宅。この話を妻にした所、妻もその話に感動して涙ぐんでおりました。私も時計の事はショックでしたが、こんなお孫ちゃんのお陰で、その後は何とか立ち直れたのでした。その後も、おみくじには見つかると出ていましたが、そんな事は叶う訳が無いと思っていました。それにしてもあの時計はどこに行ったのか、それだけは本当に神隠しにあったようでした。その時の事を考えると、やはり妻の言う事を聞いておけばよかったと、反省しきり。この時計は私のそんな頑固さに呆れて、どこかへ消えてしまったのだと思い、諦めが付いたのでした。f:id:x-japanese:20221125002054j:image

その後、お孫ちゃんは娘と共に自宅へ帰りました。そして暫くしたある日、娘から突然LINEが届きました。あれから1ヶ月位経っていたでしょうか。なんだろうと見てみると画像が届いていました。何と私の時計ではありませんか😳。そしてその後に「リュックの外ポケットにジジの時計があるよ」との連絡。私はそのLINEが暫く信じられず、呆然としてしまいました。そして妻にそれを見せて改めて夢じゃない事を確認して、「そうだよ!。どこにあった?」と聞きました。どうも外ポケットは二段構造になっており、その奥に時計が引っ掛かっていたようなのでした😅。何の事は無い、時計はやはりお孫ちゃんのリュックにあったのでした。しかし、私と妻があんなに探して見つからなかったのが、こんなに時間が経過して見つかるとは、何というか、本当にお孫ちゃんのお陰だと思ったのでした。妻もこれには、あれだけ探したのに信じられないと言う顔をしていました。

この奇跡のような一連の出来事、今思い出しても可笑しい位の出来事ですが、その時は本当に神隠しのようで、未だに信じられ無い部分が多々あるのです。本当に私の頑固さを改善させる為に、あの時計が一肌脱いで私を凝らしめたのかとも思います。そしてそれを神様がお孫ちゃんを通じて、私に諭すように教えてくれたみたいな気がしてなりません(初老になると頑固になって来ると言われますが、私は本当に最近、妙に頑固でした😖)。

本当に不思議な体験をしました。これもお孫ちゃんがいたからこそ、体験出来た事なのかもしれません。まだまだお孫ちゃんは神様の子なのかもしれません。私達が親になった時に、「授かった子供はある歳までは神様の子なんだ」と、妻の親から言われた事がありましたが、そんな言葉が蘇りました。そして、本当にお孫ちゃんは、まだ神様の子なんだ、神様と繋がっているんだ、と思いました。そして本当にお孫ちゃんっていいものだと改めて実感したのでした。