前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

421.私の夫婦でゴルフ体験記37

9月の声を聞いて、朝晩は多少涼しくなって来ましたが、昼間はやはり暑い。今回は土曜日に近隣の河川敷ゴルフ場に行った事を書こうと思います。その前に、先日、テレビでやっていた、あるランニング選手の話が、このゴルフのイップスに通じるモノがあると感じた事がありました。それは何やら、単に走るという事に対しても脳が関係する事があると言うのです。内容は以下のようでした。

ある駅伝選手が、ある時から急に記録が伸びず、身体が怠いとか変に脚が動くとか、身体に異常を感じます。精密検査をしてもその原因は分からず、そのうちに原因は神経系から来ているのではないか疑われ、再度検査を行います。すると神経系と興奮系のバランスが悪い事が分かります。人間脳と動物脳とも言われるそうです。所謂イップス状態になっている診断が出たのです。人間脳が働きすぎて、暗に筋肉にブレーキを掛けている状態が起きているとの事でした。脳の誤作動と言い方をしていました。そしてこれはやはり、昔の自分の経験から来ているとの事だったのです。

私はこれを聞いて、なるほどと思いました。脳の誤作動とはとても分かりやすい。私のゴルフのトラウマも、それと同じような感覚だったのです。そしてこの対策は、私は慣れて行くしか無かったのでした。時間を掛けて練習して、自分に自信を持たせるしか無かったのです。これは練習場のスクールの先生のアドバイスが、とても大きかったと思います。失敗ばかりに目を向けないで、今日はこれだけ成功した、打てるようになったと思うようにと、何度言われた事か。失敗ショットもそれを甘んじて受け入れて下さい、ゴルフはそういう自分との戦いのスポーツです、気にする事はありません、と何度言われた事か。そうやって心理的な所から直してくれていたのでしょう。そして、脳の誤作動を無くしてくれたのだと思っています。トラウマもこれと同調して無くなって行ったのだと思っています。そしてこれをしっかりと再認識して、三連休の初日の土曜日、ゴルフに行ってみる事にしました。

脳をコントロールする事により、さらなるスコアアップが可能になるのか。最近またまた伸び悩んでいる、と言うか安定しないゴルフ(大体5っ位はOBとかトップを打ってしまいます😵)を改善される事が出来るのか、試しに来たのです。この日は夕方から予定があった為、近隣の、しかも安い所という事で、河川敷のゴルフ場に行ってみました。安いだけあって手引きカートですが、もう9月の中旬なので、暑さも大丈夫だろうと思ったのでした。場所は大宮国際カントリークラブ。同じコースを2周という内容です。土曜日でダメかなと思ったら、空いていたのでやって来たのでした。

朝早めのスタートを取り、それでも家から一般道で40分掛からないので、やはり近場は最高だなんて言って油断してたら道を間違え、何とか30分前には到着。まあ余裕だろう思っていたら、何とこのコースは、クラブハウスからバスに乗って延々と移動。その時間も15分おき。また終点から小船に乗って対岸に渡るというオマケ付き。スタート時間は刻一刻と迫ります。久しぶりにやばいと思っていると、周りのプレーの人達も同じ事を言っています。船に乗ったのは3組。既に私達のスタート時間に迫っています。私はここで心を落ち着かせます。以前のように妻を急がせたりしないように気を付けないとと思ったのです。こんな時でも落ち着いて行動しようと思ったのでした。この辺りは進歩を感じるところかな〜😅

そしてやっとの思いでスタートホールに到着。我々が直ぐにスタートだと思ったら、同じ船に前の組の人達がいました。急いで受付をして、直ぐにスタートして行きました。その為か、ティーショットはミスしている人が続出。やはり心の落ち着きは大事です。そのお陰で我々は少しゆっくり準備が出来、まあ落ち着いてスタート出来たのでした。それにしてもこんなコースなら、もう少し注意喚起して欲しいと思いました。いつも通りの時間だったらこんなに慌てなかったと思いますが、今日は道を間違えたので少し遅くなってしまい、久しぶりに慌てたのでした。

このホール、コースの事は事前に調べておきました。出だしの3ホールは狭いが4ホール目から広くなる、全体的に短めなコース。この3ホールを如何に攻略するかがポイントとの事でした。ティーグランドに立つと(少し前からティーイングエリアと言うそうですね😳)、確かにかなりフェアウェイが狭く、圧迫感を感じます。しかし今日は脳や心のコントロールの練習でやって来たのです。以前からこんな狭いコースは、ドライバーではイップス状態になっていたでしょう。しかしこの日は、少しトップ気味ではありましたが、何とか真っ直ぐ飛び、180ヤード近くまで行きました。これには嬉々として、今日は短い距離のコースだし、ベストスコア確実だなと上機嫌。しかし、いつも後で後悔するのですが、これが私のダメな所なのでしょう。スクールの先生からは、私は既に80代位を出せる力量はあるそうなのですが、この考え方が120代選手の考え方だそうです。この辺り、いちいち一喜一憂する所が、まだまだ精神の鍛錬が必要だと思います😔。

そしてこの日は妻のドライバーが絶好調。結構な当たりでスタートです。しかしグリーンに行ってみるとショッキングな事が。なんとグリーンが高麗です。これは確認してませんでした。ベントグリーンと違いゴワゴワした感じの高麗芝、あの朝霞パブリックと一緒。一気にグリーン周りで緊張し出しました。アプローチもかなり慎重に打つのですが、思ったように転がらない。パットも思ったように打てない。結構強く打っても短かったり、思ったように曲がらなかったり。これには参りました。f:id:x-japanese:20230919232936j:image

さらにこの日は雲が多めで日差しは強く無かったのですが、気温がやたらに高く感じました。さらに河川敷ならではの、あまり木陰が無いシチュエーション。思った以上の暑さにバテて来ます。凍らせた水を念の為持って来て、本当に良かったと思いました。さらに手引きカートがかなりの体力を奪いました。途中、土手を超えて行く所が2箇所あり、それに妻はかなりの体力消耗。前半の最後は精も根も尽き果てる感じでホールアウト。何とか熱中症にならなくて本当に良かったと思ったのでした。f:id:x-japanese:20230919150540j:image

ハーフが終わると、一旦クラブハウスへ戻り昼食です。また船に乗り、その後、延々とバスに乗ります。その船で出航(😅)を待っている間、私は座って少し俯いていると、何と顎から汗が滴り落ちるではありませんか。気がつくと上半身汗まみれ。これは7月の、こだま神川より酷い状況でした。只、川の上は涼しく船に乗っている間は気持ち良かったです。f:id:x-japanese:20230919150514j:image

お昼は涼しい場所でしっかり休み、気を取り直してスタート。午後もそんな感じで何とかホールアウト。この日はこんなコンディションだったので、途中からOBやチョロ、シャンクの打ち直しを認めたため、スコアは87。OB等はやっぱり5っ位あったかな〜(ここはOBは無く全てワンペナでした😅)。すると92位かな😅。結局、脳も心も身体もコントロール不能なゴルフとなったのでした。また涼しくなったら行こうと思いました😵。