前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

377.私のまた行きたい温泉33、蔵王温泉

これは一昨年の秋、X-JAPANの ToshIが山形市でコンサートを開催した時に、せっかく山形まで来たのだからと、蔵王温泉に一泊した旅行です。こう言った、所謂オシの人のコンサートやライブが地方であると、旅行がてら行って見るかという感じで、色々な土地に行けるのが結構楽しいです。このブログでも「私のぶらぶら旅」で書いた金沢や仙台や、その他にも横浜や大阪等、ToshIやX-JAPAN関連のコンサートを見に行ったついでに観光に行っており、楽しい思い出となっています。オシの人達にはこれからも色んな場所でコンサートやライブをして欲しいと思っています。

この蔵王温泉、以前からずっと来たいと思っていたのですが、やはり遠い。そんな訳で中々来れず、念願叶った温泉旅行となったのでした。ToshIには本当に感謝です。時はコロナ禍の2021年10月、当初は緊急事態宣言が出されていて、コンサート自体が開催されるのかが危ぶまれていました。しかしその前にそれが解除となり、無事にコンサートが開催される事が決まり、慌てて旅行の手配をしたのでした。そしてこの旅行は、宝川温泉以降、妻と行く初めての本格的な温泉旅行でした。前回のブログに書いてありますが、純和風が苦手との事が分かったので、宿泊先にはとても気を使いました。幸いホテルと旅館の中間位な宿が見つかったので、妻もここなら大丈夫そうと予約を入れたのでした。

コンサートが終わり、その日は会場近くの市内のビジネスホテルで一泊。翌日はレンタカーを借り、一路蔵王エコーラインを目指しました。ここは温泉もそうですが、紅葉も見事なのです。お客様旅行の時に見た紅葉の景色が忘れられず、ちょうどこのコンサートが10月だったので、これをまた見てみたいとも思っていたのでした。まだ10月中旬なので少し早いかなと思ったのですが、山に入って行くと上の方は既にうっすら紅葉が始まっていました。しかしこの日は天気が悪かった。とにかく曇りで寒いのです。

走っていると電光掲示板が見え、何か「雪、凍結」みたいな文字が見えました。妻もその掲示板を見たようで、通行止めっぽいと言い出します。まだ10月半ば、何かの間違いだろうと思っていると、何と無く車が戻ってくる感じがします。するとその先に「通行止め」のフェンスが道を塞いでいます。この日のドライブを予定していた蔵王エコーラインが、何と雪と路面凍結の為通行止めになっていました。これには唖然。確かに昨晩は市内でも結構冷えていたのです。しかしこの季節でまさかの通行止め。仕方なく紅葉は明日のお楽しみとしてホテルへ向かい、早々と温泉に浸かる事にしたのです。少し早めのチェックインでしたが、幸い快く対応してもらいました。

蔵王温泉は強酸性の硫黄泉です。草津温泉に似た感じのお湯、そして匂いがあります。そして三つの共同浴場があり、時間がたっぷりあったので、まずはそこから湯巡りをしようと思いました。本来は有料なのですが、何とこの時、ホテルから回数券をもらう事が出来ました。これには感激。場所も丁寧に教えて貰い、いざ出陣。少し寒かったので浴衣は止めました。まずは近所の酢川温泉神社にお参り。f:id:x-japanese:20230420170334j:image

そして少しぶらぶらして、川原湯、上湯、下湯と3っの共同浴場を巡りました。f:id:x-japanese:20230424084824j:imagef:id:x-japanese:20230420172355j:image
f:id:x-japanese:20230420172338j:image
f:id:x-japanese:20230420172348j:image
f:id:x-japanese:20230420172351j:image

f:id:x-japanese:20230420181648j:image

温泉は本当に最高なビジュアル、そして強酸性のお湯は身体に痺れる感じで何とも言えない満足感があります。この中で一番良かったのは川原湯かな。湯船の底の部分が木で、さらに格子のような隙間があり、その下から温泉が沸いているので、見た事の無い光景にはテンションも上がります。ここはしかし少し小さめで、人気があるのか人が結構いました(なので写真が撮れず😅)。

この共同浴場巡りで十分に温まりましたが、外は寒かった。少し温泉街をぶらぶらして、雰囲気を味わおうと思ったのですが、直ぐに身体が冷えて来て、ホテルに帰って来てしまいました。

そしてそのホテルでまたひとっ風呂。ここで冷えた身体をもう一度温めました。この日は日曜日であった為空いていて貸切風呂も予約でき、ゆっくりと浸かる事が出来ました。f:id:x-japanese:20230420173936j:image

その後、部屋から見る景色は、温泉に来たなあという感じで、ぶらぶらしたいなあと思いましたがこの寒さ。明日のために早々と寝る事にしたのが残念でした。f:id:x-japanese:20230420174119j:image

翌日も寒さは緩まず、ドライブは諦めロープウェイで山頂まで行って見る事にしました。天気も曇天。本来なら車窓から見事な紅葉が見えるはずです。しかし山頂近くは紅葉していましたが、それ程綺麗に見えなくとても残念な気分。自然を相手にしていると仕方ないと思いますが、あの時の紅葉を見に来たのでとてもがっかりでした。f:id:x-japanese:20230420174521j:image

そして、山頂に着きました。するとそこで係員の人が何やら我々観光客に説明をしています。聞くと、「この2,3日の寒さと風と雪で、樹氷の赤ちゃんが育ってる。こんな物は滅多に見れないから、よく見て行って。」と、言っているのです。我々は半信半疑で外に出てみました。外は更に寒い。思わずダウンを着てその樹氷の赤ちゃんなるものを探しに行きました。すると至る所にその光景が見られたのです。

f:id:x-japanese:20230420175332j:image
f:id:x-japanese:20230420175340j:image
f:id:x-japanese:20230420175336j:image

f:id:x-japanese:20230420175518j:image

この白い物は雪のようですがカチカチで固いのです。これがこれから冬にかけて育って行って、木はモンスターのような佇まいになるのです。これは確かに見た事無い景色。紅葉が見られなかった分、こんな珍しい景色を見る事が出来たのでした。その後はせっかく登って来たのですから、しっかりと寒さ対策をして少しトレッキングを楽しみました。その後少し薄日が差してきて、帰る頃には樹氷の赤ちゃんはかなり溶けており、あの景色は見る事が出来ませんでした。f:id:x-japanese:20230424085411j:image

今回は天気に恵まれず、紅葉は見れませんでしたし、また温泉街のぶらぶら散歩も出来ませんでした。しかし温泉は思ったように最高なビジュアル、また樹氷の赤ちゃんなる物が見れた事もラッキー、トレッキングも何とか楽しめて、気分は最高でした。ここはまた夏にでも来て、夕方の涼しい時間帯に温泉巡りをして、その後ビールを飲みながらぶらぶらなどしてみたいと思っています。

それにしても山形は新幹線が出来て近くなりました。写真は歴代のつばさ号です。f:id:x-japanese:20230619133619j:imagef:id:x-japanese:20230619133801j:image
f:id:x-japanese:20230424090216j:image
f:id:x-japanese:20230424090213j:image