前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

372.私のまた行きたい温泉、関東近隣編29

この温泉シリーズ、最初はすぐに終える予定だったのですが、書いて行く間にどんどん思い出して来てこんなに長くなってしまいました。関東近隣編はこの回で最後になりますが、これから挙げる温泉は社員旅行や親睦旅行で行った所で、工程としてはほぼトンボ帰り。会社を終えた金曜日や土曜日の夕方、急いでバスに乗って着いたと思ったらお風呂、そして宴会。バスが遅れたりしたら風呂は後回しにして宴会。その後もどんちゃん騒ぎ、そして翌日直帰、または現地解散というスケジュールでした。形式だけ社員旅行をやっているというだけで、行程や現地の温泉の雰囲気を味わう訳でも無く、泉質を味わう余裕も無く、ただ旅行をこなして帰るという温泉達に、本当に申し訳なく勿体無く思う次第です。こんな会社、本当にあったのです。そして平成の中頃までこんな事を実際にやっていたのです😵。

まずは秩父。ここは温泉というよりは鉱泉の部類の所が多く、私の泊まった旅館も鉱泉でした。私の家からは秩父は近く、秩父鉄道のSLは日帰りで良く撮影に出掛けています。なのでこの時は行きは仕事が終わり次第、西武電車で出発。翌日現地解散で帰りは一人で帰りました。ここは私がふざけて持ってきた水鉄砲が大ウケしてしまい、宴会場の舞台が水でビショビショになってしまい、後で皆で拭いて難を逃れた思い出があります。この旅行は開眼前であり、温泉をじっくりなんて気持ちは更々無かったのです。今は秩父は結構いい宿も増えて来て、お洒落ないい値段の宿も増えています。近場とはいえ興味ある宿もあるので、いつかは日帰りせずにゆっくりと来てみたいと思っています。

次は水上温泉郷の中心部で、駅近くの温泉です。ここも会社が終わった後にあっという間に行って、あっという間に帰って来た温泉です。そう言えば、学生の時にもゼミの親睦旅行で水上温泉に来たなあ。その時も既に成人していたので、教授と一緒になって大宴会をやっていたのを思い出しました。昔から日本の旅行というのはこんな事ばかりだったのでしょうか😵。この時は何かの親睦旅行だったと記憶しています。この時の思い出はただ一つ、朝風呂に入った時に大浴場にオルゴールの音色が響いていたのです。酔い覚めでボーッとしている頭で、なんか聞いた事がある音楽だな〜、って思っていたら、その音楽が X-JAPANの「X」だったのです。ロックのオルゴールなど初めて聞いたし、それもXです。思わずノリノリになったのですが、飲み過ぎで頭が痛く直ぐにじっとしていたのを覚えています。

ここはその後、温泉開眼後に個人的にSLを撮影しに来た後、水上温泉の日帰り湯に立ち寄り、その近所でちょっと一杯やって帰った時、利根川がライトアップされているのを見てとても感動したのです。何であの時は知らなかったんだろう(その時は既にやっていたようでした😵)と、とても後悔したのを覚えています。今度は水上高原では無く、この駅近くのホテルに泊まり、ゆっくりと利根川のライトアップを楽しみたいと思います(ネットで調べると2022年から老朽化の為、休止しているようです😵)。秋は同じ場所で紅葉見物も出来るようなので、秋なんかに来てみたいと思います。

次は山梨の湯村温泉。ここもトンボ帰りの代表的な旅行でした。これは退職間際の割と最近、温泉開眼後だったのに全く覚えていない温泉です。シフト勤務性が導入され、金曜日に仕事を早めに切り上げる事にして行った社員旅行です。私はこの旅行の帰りにワイナリーに寄る事になっていたので、とても楽しみにしていたのですが、この旅行は久しぶりに味わう昔ながらの旅行となったのでした。とにかく行きのバスから酒盛りが始まり、着いと思ったらすぐに宴会。そこでは懐かしのドンちゃん騒ぎ。若い社員がいなかった部署だからでしょうか、今夜は無礼講とかなりの人が酔い潰れ、翌日の行程は全てキャンセル、直帰という事になったのです。全くもって残念な旅行でした。そういう自分も夜中の2時近くまでホテルのスナックでカラオケ三昧でしたから、帰りのバスはよく寝ていました。ここもどんな温泉だったのか解明する為にも、いつかは来てみたいと思います。そして行くはずだった近隣のワイナリーにも寄ってみたいと思っています。まあ最後の社員旅行で懐かしい思いをしたので、返って楽しい思い出だったのを覚えています。

次は河口湖温泉。ここは結構昔でまだまだペーペーだった頃、まだ土曜日が半日営業だった頃、確かに泊まったのです。それも結構いい旅館だったはずなのです。当時の店長が、破格の条件の宿泊プランを旅行会社から提示されたとかで行った社員旅行でした。しかし全く記憶が無いのです。何故なのか、本当に勿体無いと思います。多分その頃は少し病んでいた頃だったので、会社自体に行きたく無い、旅行なんてとんでもない心理状態だったんだど思います。そういった時の記憶というのは消してしまう物なのでしょうか。 X-JAPANの音楽に出会うのはこの少し後なので、その後だったら記憶もあったのかもしれません(笑)。河口湖はよくドライブで通っていますが、泊まったのはこの時だけ、それもどこだかか分からず😵。この旅館と言う訳にはいかないですが、この温泉にはいつかゆっくり泊まってみたいと思います。

最後は都内のお台場、大江戸温泉物語です。確かここが出来たばかりの時だったと記憶しています。この時は温泉開眼前で、ここの宿泊は人数の関係で予約が取れず、近隣のホテルに素泊まりを取り行きました。これは私が企画した旅行で、当初、先輩や男性陣から何で都内で泊まるんだ、と喧々轟々だったのですが、若い連中や女子社員からは一度大江戸温泉に来てみたかったと概ね好評でした。金曜日の晩にお台場という都内の真ん中に宿泊するというのも、若い子達からすると結構斬新な旅行だったようでした。私はただ、どうせお風呂に浸かって飲んでどんちゃん騒ぎをするだけなら、遠くへ行く事は無いというだけで企画した旅行だったのですが、概ね好評だったので返ってビックリしたのを覚えています。当日は、社員旅行というのに全員山手線に乗ってゆりかもめに乗ってと言う、とても社員旅行とは思えない感じで大江戸温泉に向かったのがとても面白く、翌日もホテルのチェックアウト時を解散とした時も、社員のさまざまなリアクションが見れて、今も忘れる事が出来ない旅行でした😅。

ここは定期借地の契約期間の満了という「何ソレ?」という理由での閉館でしてしまいましたが、大江戸温泉という事業は成功し今では色々な場所に施設が出来ています。このお台場にはもう行けませんが、その後、熱海のこの施設に一度行って宿泊しました。まだ色々な場所にあるのでまた行ってみようと思っています。

以上が私のまた来たい関東近隣の温泉でした。結構行ってると思いますが、その割には記憶が乏しく本当に勿体無いと思っています。しかし、この会社の社員旅行やお客様旅行があったから、これ程の数の温泉に行けた事も事実です。そしてこの旅行が温泉に開眼させてくれて、私の人生を豊かにしてくれた事も本当に感謝です。これからもこのシリーズは、温泉に行った際に、色々とアップして行きたいと思っています。コロナも何とか終息したので、これからは大手を振って旅行したいと思っています😊。f:id:x-japanese:20230407083952j:image