前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

368.私のまた行きたい温泉、関東近隣編25

今度は伊豆です。ここも社員旅行のメッカでしたので、勿体ない思いをした温泉があります。皆さん信じられないと思いますが始めは堂ヶ島です。ここはニュー銀水という超有名なホテルがあり、社員旅行でそこに泊まったのです。バブルの時期だったのか随分と奮発した旅行だったと思います。こんな所めったに泊まれないから、私は行く前からこのホテルを楽しみにしていたのです。

当時の「東も西も銀水荘」というあのテレビコマーシャルで有名なホテルです。しかしいつもの社員旅行となりホテルに着く前からヘロヘロ状態、何とか夜の露天風呂に入れた事位しか記憶にありませんでした。あいにくその日は雨混じりの曇り空。堂ヶ島のウリの夕陽も見えずじまいでした。また翌日、これも有名な洞窟巡りの遊覧船も天候の関係で欠航となり、全くもって何しに来たのか分からない旅行となってしまいました。

この洞窟巡り遊覧船はその後結構経ってから、妻と観音温泉の帰りに堂ヶ島を経由して帰る事にし、念願の国の天然記念物である天窓洞を体験する事が出来ました。ギリギリの洞窟の入口を船で結構なスピードで入って行くので中々の迫力です。暗い洞窟は短く、直ぐに明るくなりポッカリと空いた空間が現れます。上を見るとまるて天窓みたいに空が見えます。そこから陽が差し込んで、何とも言えないうっとりするようなブルーの海の色が見えます。これはぜひお勧めです。

堂ヶ島は伊豆の松島と呼ばれている位なので、この他にもたくさん見所があります。この日はその後、恋人岬と土肥金山にも寄り帰りました。この西伊豆の温泉は昔は道路事情が良くなく行きづらかったのですが、今は沼津方面からの高速道路が開通して、随分便利になりました。昔は高速料金なんかもケチってたので、一般道を使って行くことが多かったのもあって、中々西伊豆の方は行けなかったなあ😅。そんな訳で、ここはぜひまた来てみたいと思います。そしてあの時見られなかった堂ヶ島の夕陽は絶対に見てみたいです。天窓洞や土肥金山にもまた行ってみたいと思います。

そして東の銀水荘があるのが稲取温泉です。ここも社員旅行で来ましたが、銀水荘ではありませんでした。どこのホテルに泊まったのかも忘れてしまい、殆ど記憶がありません。しかしここはその後、稲取温泉の復興の為に、観光協会が事務局長を全国から公募して女性の方が就任したというニュースをやっていました。全国でも珍しい試みという事で随分と話題になったようでした。そしてそれに興味があった私は、それから少し経ってから観音温泉の帰りに寄ってみる事にしました(稲取には泊まらずすみません)。思い出の無い温泉街がどのように変わっているのか。この時は私は会社でお客様へのアドバイスをする部門にいた関係もあり、どのように町起しをしたのかがとても気になっていました。

ちょうど3月のお彼岸の頃、つるし雛祭りをやっているというので、寄ってみることにしました。そしてイベント会場のある稲取文化公園に行きました。そこには雛の館という建物があり、それを中心にイベントが行われていました。つるし雛はこの稲取地区が発祥の地と言われているそうで、それを町起こしの起爆剤にしようとしているのが分かりました。可愛いつるし雛がたくさん飾ってありそれは見事でした。その公園には足湯もあり、子供を遊ばせられる空間もあり、何ともほのぼのする公園でした。人もそこそこ繰り出ていて、街中もそれに合わせたように色々な売り出しや、飲食店もサービスを行なっていて、落ち着いたながらも活気があるように見えました。

残念だったのが、見たかった朝市が殆ど終わってしまっていた時間だった事でした。その他にも、稲取地区はちょっとした半島のようになっている小さな町で、その時は漁港から灯台、そして小さい神社の案内をしていて、散策を勧めていました。その中でも「どんつく神社」という神社があり、何と男性のイチモツを御神体としており、夫婦和合、子宝祈願の神社との事で、面白かったのを覚えています。そして灯台がある稲取竜宮岬公園の眺望が本当に見事。この時はしなかったのですが、もちろん灯台の見学も可能のようです。この時は時間も限られていたので全体的にサッと見た感じでしたが、絶対に改めて来てゆっくりマラニックなどしながら、色々廻ってみたいと思いました。

やはり、しっかりとした人が然るべき仕事をすれば、このように町の魅力という物が引き出されて行くものだと実感したのを覚えています。昔私の先輩が「セールスとは知らせる事」と言っていたのを思い出しました(今後ブログで書く予定です)。まさに話題を作りメディアを使って知らせる事により、私みたいな人がやって来たのです。それから随分時が過ぎてしまっていますがまた変わっているのでしょうか。絶対にまた行きたい温泉になった事は間違いありません。

別府温泉のかまど地獄の湯。超熱い温泉です。この高温を利用した蒸した食事がまた美味しいですf:id:x-japanese:20211019151020j:image