前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

369.私のまた行きたい温泉、関東近隣編26

この回はお色気温泉シリーズです。まずは磯部温泉です。最初は真面目な情報から。ここは言わずと知れた、温泉マークの発祥の地です。2月22日が温泉マークの日だって知っていましたか?この温泉は温泉マーク発祥という事をウリにしている温泉です。またもう一つ、舌切り雀という昔話がありますが、この温泉の旅館の一つがその舌切り雀の物語で雀がお爺さんを出迎えおもてなしをしてくれる宿との事で、作者が認めているそうです。ホテルの中にはその人形が飾られて人形劇もやっているそうです。ここの泉質は食塩アルカリ性炭酸泉。女性に人気がある美肌の湯としても有名との事です。そしてここの朝ごはんに出てくる湯豆腐「鉱泉豆腐」が超美味しいです。温泉で煮ている湯豆腐なのですが、その何とも言えない塩加減とトロトロフワフワ具合が本当に美味しいです。この朝食は今でも鮮明に覚えており、これだけでもまた食べたい位です。この湯豆腐はどこの旅館でも味わえると思います。

そんな温泉に、まだ私が若かったある日、営業課での親睦旅行がありました。大体営業の旅行というのは、毎月積み立てをする他、業績表彰の賞金や、業者がくれる販売促進の報奨金を積み立てたりしてある程度お金が貯まってくると幹事が決められ、旅行が計画されるというパターンでした。大体がバスや、数台の車で目的地へ行って、いつものようにドンチャン騒ぎをしておしまいという感じなのですが、この時は違いました。とある宿に着いてひとしきりゆっくりしていると、何やら今日はある趣向がある旅行との情報がありました。何だろうと思い温泉に浸かった後、宴会会場へ向かいました。そして幹事の先輩が挨拶、内容は今日のメインは二次会なので、最初はあまり飲まないようにとの注意がありました。???とキョトンとしているうちに、まあまあ盛り上がったかな程度で一次会が終了、直ぐに二次会に突入です。そこには現地のコンパニオンさんが3人、あとはご想像にお任せします。美人の湯と言われ女性の客もたくさんいるこのホテルの中で、自分達は何やってるんだと翌日思ったのを覚えています😵。

次は石和温泉。こちらも昔から、ここに行ったなんて恥ずかしくて言えないという温泉という時期が随分長くありました。ここは歴史は意外と新しく、昭和31年に井戸を採掘していた際に温泉が湧出したのが最初のようで、その後も色々な場所で温泉採掘がされ、中には溢れた温泉が田畑に流れ出しそこが即席の青空温泉となったのは有名な話で、石和の旅館などにはその頃の写真が飾られているのをよく見かけます。泉質はアルカリ性単純泉で、ツルツルする感じは肌に良さそうで女性にも人気の温泉です。またこの辺りはワインの産地でもあり、近隣には果樹園やワイナリーもあり遊ぶ所には事欠かない所です。歴史が浅い反面、交通アクセスはいいので、その後の高度成長期からバブル期辺りまでは、団体旅行向けの歓楽温泉として成長して来た経緯があります。ここに来たのはやはりバブル期辺りの営業旅行でした。この時も磯部と同じようなノリで、その後はご想像にお任せします。

そしてバブルが弾け、低成長時代を迎え、温泉の環境も大幅に変遷して行きます。このような温泉に限らず、大型温泉地は団体旅行や社員旅行という特殊な日本の旅行形態と共に成長して来たので、その後の個人旅行へのシフトが進む中、徐々に来客数が減少して行き、窮地に陥った所も多くあります。そして特に石和温泉は歓楽温泉というイメージが強かったので、それを払拭する為に風俗店の取り締まりの強化を進めていましたが、中々厳しい状況は変わらなかったようです。それでも最近は、長い間のイメージ払拭のPRが効を奏し、人気も回復傾向との事です。

この両方の温泉は妻とは中々来れないだろうな〜(笑)。そろそろ私の年代も会社を引退する時期でもあるので、友人と男ばかりで旅行でも企画して、あの頃を思い出しながら温泉に入るなんてして事をしてみたいと思っています。当然あの時と同じ事をしてみようなどとは思ってもおりません(笑)。

別府温泉の坊主地獄です。所謂泥湯です。近くにはまさにこのビジュアルの「別府保養ランド」があり混浴も楽しめます😍f:id:x-japanese:20211019105145j:image