前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

407.私のぶらぶら旅17

塔ノ沢から登山電車に乗り、次の目的地は大平台駅。この駅間にはスイッチバックがあったり、そこから先程の出山の鉄橋が見下ろせたりするので、見所たくさん。そしてこの大平台駅スイッチバックをするので、駅は終着駅のような佇まいなのです。この旅情感が何とも良い雰囲気。電車の先頭に乗ってその様子を見ていると、似たような事を感じている人も多いのでしょう。ホームには結構な人達が写真を撮っていました。私も早速下車してその雰囲気を味わいます。この駅も30年振り位でしょうか。あの頃と全く変わらない駅には感動モノでした。f:id:x-japanese:20230814091004j:image
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そしてここはもう一つの楽しみ。箱根駅伝の大平台の大カーブを見に行きます。駅から国道1号を下って行くと割と直ぐです。ここは歩道もあるのでぜひ行ってみてはと思います。何と言っても急なヘアピンカーブと坂です。箱根駅伝では名所的な場所、こんな所、よく走って来るよな〜と実感します。改めて箱根駅伝の5区のランナーだけにはなりたく無いと思います。そして駅へ戻りますが、これが上り坂となるので結構大変。途中には歴史ある温泉の看板も見れるので、情緒も楽しめます。f:id:x-japanese:20230814100718j:image
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その後は温泉街をぶらぶら。懐かしいスマートボールの娯楽場があったりしますが、いかんせん国道1号が真ん中を突っ切っていて、やはり少し危ないのも昔のまま。本当に懐かしく、ここまで昔のままとは思いませんでした。

そして次は宮ノ下温泉です。ここは有名な富士屋ホテルを初めとする高級ホテルがたくさん。古くからの写真屋さんやパン屋さんがあり、この街自体がノスタルジック満載のテーマパークのよう。そしてこの駅がまた良い雰囲気なのです。そして宮ノ下駅から国道1号線に下って行き、宮ノ下の交差点に向かいます。そこから芦ノ湖に向かう真っ直ぐな道路を見上げます。ここは箱根駅伝の急坂が実感出来る場所なのです。f:id:x-japanese:20230814122901j:image
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そしてこの駅で、何と先程見た、旧型の登山電車と遭遇。急いでケータイを向けて写真を撮りました。これには大感激。まだ走っている姿を見れるとは思わなかったので、本当にこの写真を撮れただけでも大満足でした。やっぱりこの景色にはこの電車が似合うなあと改めて思ったのでした。またケータイだからこそこの写真が撮れたと思いました。昔のようなカメラならそんな準備が出来ず、シャッターチャンスを逃した事は多々あったのです。ケータイは本当に便利だと実感したのでした。f:id:x-japanese:20230814110300j:image

その後は、この辺りの美味しいパン屋さんで少し腹ごしらえと思いましたが、先程の塔ノ沢で時間が押してしまい、お目当てのお店も混んでいたので、諦めてコンビニでお菓子を買い、それを食べながら次の目的地へ向かいました(昔の鉄チャンそのままです😅)。

ここからバスに乗り芦之湯を目指します。箱根には社員旅行やお客様旅行でたくさん来ていますが、その中でいい思い出があるのが、この芦之湯と湯の花沢、そして仙石原なのです。特に芦之湯は、箱根駅伝では必ず中継され、その真っ直ぐな直線の向こうに国道1号最高地点があり、ここは一度走ってみたいと思っていたのです。

宮ノ下からバスに乗り、国道1号の急坂を登って行きます。エンジンは唸りっぱなし。小涌園を過ぎ、ますます山道に入り坂は延々と続きます。本当によくこんな所を走って行けるモノだと感心。かなり走って芦之湯に到着。バスを降りると何だか涼しい。気温は27度。下界よりも5度近く低く何となくカラッと感じます。f:id:x-japanese:20230814102613j:image
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思わず走らずにはいられません。しかし、ランニングの格好では無く荷物もあるので走りずらい。そして涼しいとは言え、少し走ると汗だくです。ここは歩道があるので、走っているランナーもチラホラいました。思い出すと、この国道1号線の山道を走っている人も結構多くいて、やはり箱根駅伝の人気は凄いんだと実感。そして汗ビッショリとなったので、ここの温泉に入って行く事にしました。この温泉地は、営業の旅行だったか、とても良い記憶が残っており、少し温泉街をぶらぶらしました。このバス停からの雰囲気が当時と少しも変わっておらず、これにも感動。そして温泉街っぽい景観があちこちに(決して賑やかという意味ではありません)。ぶらぶら旅はやっぱり最高。本当に心が解放されます。f:id:x-japanese:20230814103214j:image
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そのうちの一件の旅館の日帰り湯に行きました。ネットで調べると500円と超破格。早速その旅館に行ってみると受付には誰もおらず少し悩みましたが、お金を入れれば勝手に入って良い様子。お金を入れて浴室まで行くと先客がおり、そこで会話も弾みました。やはり一人旅は会話をしたくなるモノです。こんな所もぶらぶら旅は最高です。少し熱めの硫黄泉は本当にこの汗だくになった身体にはスッキリ感じます。すっかりリフレッシュして、旅の再開です。
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次は小涌谷温泉です。ここには有名なユネッサンがあります。家族連れがたくさんいました。ここでバスを乗り換え、施設巡りバスで仙石原に向かいます。その前に、ここも箱根駅伝の中継で有名な撮影ポイントに向かいます。f:id:x-japanese:20230814104031j:image

登りも下りも、この直線をひたすら走ってくるランナーには、テレビ越しでもつい応援したくなる場所です。

そして施設巡りバスで仙石原へ。このバスはこの辺りの色々な観光施設を巡ってくれるので、観光客には本当に有り難い存在です。箱根フリーパスだと、この辺りバスも乗り放題。これもよく観光客の事を考えているなあと思います。ここはやはり日本を代表する観光地なんだと実感出来ます。

そして仙石原に到着。予定ではここで日帰り湯に入る予定でしたので、ただぶらぶらと温泉街を歩いてみました。ここは温泉街と言うよりは、街だと思います。所々に商店や美術館やミュージアムがあり、その中にホテルや旅館が点在。御殿場にも近い為、この辺りの観光の拠点として宿があり、ゆったりと温泉に浸かるような場所だと思います。少し足を伸ばせばススキの草原や、マサカリを祀っている金時神社もあり、一日いても飽きない場所だと思います。遠く山の方を見ると、白煙が漂う大涌谷の光景も見れて、高原の涼しい気候でもあり、歩いているだけでも気持ちの良い所だと思います。f:id:x-japanese:20230814105706j:image
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日帰り湯に入って行こうかなとか、もう少し色々巡ろうかと思いましたが、ここで既に2時頃を過ぎていました。お菓子だけでは流石にお腹も空いて来たし、ご飯を食べると、この後に予定している箱根の地ビールを味わえなくなる。あまり夜遅く帰るのも気が引けたので(妻はこの日は仕事だったのです😅)、ここで家路に着く事にしました。長くなったのでまた続きます。