前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

408.私のぶらぶら旅18

仙石原からバスに乗り、宮ノ下駅まで行きます。ここから登山電車で麓の駅、箱根湯本へ。そして風祭という駅まで向かいます。ここには有名な鈴廣蒲鉾があり、また箱根駅伝の中継地点があるのです。そして、箱根ビールが飲めるのです。そして何と言っても引退した登山電車が飾ってあり、その車内や側で飲み食いが出来る「cafe107」というお店があるのです。そこで一杯やって帰る予定なのです😊🍺。

この途中のバスでも外国人がたくさん。そしてどう考えても、「こんな所に観光地なんて無いだろう」と思うようなバス停から外国人が乗って来たりするモノですから、おそらく外国の旅行ガイドには載っているのでしょう。箱根については結構知っていると思っていましたが、我々が気が付かない良い場所がまだまだたくさんあるのか、と思ってしまいました。

そして宮ノ下駅で下車。3時近くになって観光客の姿もかなり多くなって来ました。駅前の坂を下りてくる人達は、これから宿に泊まるのでしょう。いいなあと思いながら、私は反対に駅へ向かい坂を上がって行きました。f:id:x-japanese:20230814111718j:image

そして登山電車に乗り、行きは混んでて撮影できなかったポイントを撮るために、一番後ろにかぶりつきます。すると私の隣には外国人の30歳前後の女性がいます。この人も私と同じように窓にかぶりついています。すると我々に向かって、「写真ヲ撮ッテイマス😊」と言いながら笑っています。この人は外国の鉄子さんなのでしょうか。その後もこの登山電車の急坂やスイッチバックでは、食い入るように写真やビデオを撮っていました。

そして大平台駅を発車して、私の今日のメインスポット、スイッチバックの出山の信号場に向かい、電車は下って行きます。この信号場は、この登山電車が凄い急な坂を登っているんだと、最も感じられる場所です。湯本から乗る場合は後ろに、強羅から乗る場合もぜひ後ろに乗って、その景色を味わって欲しいと思います。

そしてその場所が近づきました。するととんでもない事が起きたのです。あの旧型電車が箱根方面から登って来て、同時にこのスイッチバックの信号場に入って来たのでした。これには「まだまだ自分はツキがあるなあ」と思い、気分は最高でした。f:id:x-japanese:20230814112857j:image

私の乗っている電車とここで交換、同時に進行方向が変わります。本当に偶然でした。そして、じっくり登ってくる線路と下ってくる線路が見えて、その坂の凄さに思わず興奮。隣の外人の鉄子さんも興奮している様子です。そしてこれも運がいい事に、旧型電車が先に発車です。じっくりとその姿を撮ることが出来ました。f:id:x-japanese:20230814113153j:image
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こんな偶然があるから、鉄チャン旅行やぶらぶら旅は楽しくてやめられない。またいつか来たいと思ったのでした。

そしてこの後は風祭駅にある、鈴廣蒲鉾へ向かいます。この駅はこの蒲鉾の店に直結で行けるので、本当に便利になっていました。昔は小さな駅で、線路の真ん中に短いホームがあるだけで、編成が長い電車はドアが一両しか開かずに、危うく降り損なった記憶がありましたが、今はスマートな駅になり、ここだけが今回の箱根ぶらぶら旅で変わってしまっていた所でした。f:id:x-japanese:20230821085524j:image
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そして早速お目当ての「cafe107」へ。はやる気持ちを抑え、小走りでそこに向かいます。すると綺麗に保存されている登山電車が見えて来ます。その隣に「えれんなごっそ」というレストラン。昔は確か、「箱根ビール蔵」だったように記憶しています。ここで飲み過ぎて大変だった記憶があり、未だにどうやって宿に帰ったのか思い出せないのです。

そんな事はどうでも良く、早速、お目当ての箱根地ビールを頂きます。それも私の大好きな箱根ピルス。お腹もぺこぺこ。おつまみに鈴廣蒲鉾セットを買い、登山電車の直ぐそばに席をゲット。私は、夏は、暑い中でもこんな外にあるデッキで飲むのが大好きなので、このシチュエーションにも最高な気分。その始めの一杯が本当に最高。登山電車のように天国に登っていく気分でした。

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そしてここからは、鈴廣蒲鉾の敷地内にある箱根駅伝の中継所がよく見えます。ここからあの芦之湯の最高地点まで登るのかと思うと、本当にゾッとします。しかし、そう思いながら飲むビールは、失礼ながら最高の気分。そして、まだ真昼間ですが、今日のぶらぶら旅の写真を見て、思い出しながら飲むビールは本当に最高。そして暑さの中で飲むこの地ビールがまたまた美味しい。そして傍には登山電車です。おつまみも鈴廣蒲鉾だけあってこれも最高。温泉も最高だったなあと思って飲んでいると、ビールが本当によく進みます。気がつくと何杯お代わりしたか。帰りが心配になるくらいいい気分。やっぱりこの箱根は最高な観光地なのを実感。帰るのが惜しくなったのでした。

しかし、適当な所でお開き。妻のために約束したお土産をゲット。妻の好きな種類のビールと蒲鉾を買い、家路に着きます。店から直結する道が出来て、すっかり変わってしまった風祭駅。しかしパラダイスに相応しい綺麗な駅になり、これはこれで良かったと思ったのでした(勝手なモノです😵)。この酔っ払いの状態で以前のように一両しか開かないホームだったら、それこそパニックになりそうです。f:id:x-japanese:20230814115821j:image
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この駅構内踏切がいい風景。今度は妻と電車で、そして泊まりに来たいと思ったのでした。

今回は帰りの時間を早くして、風祭駅での地ビールに時間を割いてしまいましたが、まだまだ箱根は見所たくさん。次回は今回来れなかった東海道の旧街道や芦ノ湖周辺をぶらぶらしに来たいと思います。こんな感じで一日でも十分楽しめる箱根は本当に良い所です。知っている方も多いと思いますが、ぜひおすすめです。