前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

406.私のぶらぶら旅16

今回は久しぶりにぶらぶら旅をして来ました。思い出多き箱根です。ここはとにかく社員旅行が多くて全体的にイメージが悪いのですが、あの箱根登山電車や地ビールの箱根ビール、そして多種多様な温泉、そしてランニングファンにはたまらない箱根駅伝があるので、またゆっくりと来てみたいと思っていたのです。このぶらぶら旅シリーズは、鉄チャン旅とも言えるので今後の位置付けが難しいのですが、鉄チャンだけの旅ではないので、とりあえず今回はこのテーマで書こうと思います。

このぶらぶら旅の目的は、未だに活躍している旧型の登山電車の撮影と、363回目のブログでも書いてありますが、塔ノ沢や大平台という駅の雰囲気がとても好きで、そこに行ってみる事でした。そして箱根と言えばあの駅伝。ランニングにハマってからは中々来る機会も無かったので、改めて彼等が走っている道がどれ位なのかを確かめる事をしたかったのでした。そしてなんと言っても温泉。どこかの温泉で日帰り湯を味わう事でした。

当日は朝5時に起き、新宿へ出て箱根フリー切符を買い一路ロマンスカーで箱根湯本へ。ぶらぶら旅なので敢えて鉄チャン情報はあまり調べずにやって来ました。そして湯本の駅に着くと、まず驚いたのが外国人の多さでした。最近、オーバーツーリズムと言う言葉が言われていますが、本当に外国人が多く、早速乗り込んだ登山電車の中にもたくさんの外国人がおりました。そしておそらくツアーなのでしょう、添乗員らしき人が外国語で説明をしています。こんな事はあの頃には無く、本当に日本は人気の観光地になったモノだと実感しました。f:id:x-japanese:20230814094800j:image

そして最初の訪問地、塔ノ沢駅です。ここは急坂とトンネルに挟まれた山間の小駅。ここで降りるのは40年以上前?😳。でもその頃のイメージそのまま、この駅は山間に佇んでいました。この日は台風の余波で始めは悪い予報だったのですが、またしても大外れ。最高の快晴でした。f:id:x-japanese:20230813224239j:image
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あの頃と同じで、全く駅前には道路は無く、相変わらず山道を進み国道に出ると言う駅のまま。これには感動。この国は良い意味でも悪い意味でも、直ぐ改良されて便利になってしまう所があり、こんな駅にも立派なロータリーなんか出来ているのかと思った私は、あの頃のイメージそのままに残るこの駅に、かなり感動したのでした。そしてこの駅のもう一つの特徴が、駅の中にある銭洗弁天様。f:id:x-japanese:20230813224538j:image

近くに川が流れており、そのせせらぎの音がまた何とも言えないのです。こんな夏のひとときには最高のサウンドです。ここでお参りをして小銭を洗い、少し境内を散歩。境内と言っても小さいので、次の電車が来るまでに十分に帰って来る事が出来ます。せせらぎの音の中を歩く森林浴は本当に最高。そしてその後もこの駅で、登って来る電車や下って来る電車を数本見ていました。あの鉄チャンの頃そのままの景色がここにあったのでした。f:id:x-japanese:20230823074217j:imagef:id:x-japanese:20230823074226j:imageこれだけでも来て良かった。するとその他の光景を見てみたくなりました。とりあえず細い道を歩いて、国道まで出て見ることにしました。f:id:x-japanese:20230813225138j:image

この道も本当にそのまま。結構坂が多く、帰りは大変でした。国道1号沿にある塔ノ沢温泉郷もそのままでした。ここはよく箱根駅伝の中継で映されているのでイメージ通りでしたが、細かい所は多少違いを感じました。塔ノ沢温泉郷は、数軒が廃業しているように見えて、少し寂れてるように感じました。また、昔歩いて通った函嶺洞門を見に行きましたが、これも通行止めとなっており、歴史的建造物として保存するような話を聞いていましたが、それにしては寂しい感じのする姿でした。f:id:x-japanese:20230813230150j:imagef:id:x-japanese:20230813230109j:image

でも歴史ある街並みはそのまま。相変わらず交通量は多く少し危ない感じの温泉街は健在でした。自分が泊まった温泉宿はどこだったかさっぱり分からず、少しの間、佇んでいました。この後は、直ぐに駅に戻り次の目的地に行くはずだったのすが、あの有名な撮影地を見てみたくなり、ちょっと時間が気になったのですが行ってみる事にしました。それは出山の鉄橋という撮影名所です。この国道1号は歩道という物が無く、結構歩くのは怖いです。これもあの頃と同じ。車が来ると思わず立ち止まりながら、出山の鉄橋を目指して歩きました。ここまでは10分程、箱根駅伝を思い浮かべながら歩きます。この辺りはまだまだ山の入口です。しかし結構な坂道。歩くだけで結構疲れます。早速、山登りのランナーの凄さを実感。

そして到着。しかし、その撮影場所である橋はなんと私有地に変わっており侵入禁止。この橋は昔、鉄チャンがタムロして撮影していた橋でした。しかしあるホテルに渡る為の橋になってしまったようで、立入が出来なくなっていたのです。これには大ショック。最近の鉄チャンの「撮り鉄」に対しては風当たりも強くなって来ているから、こんな感じになったのか。少し寂しい気分になってしまいました。しかしそこにホテルの送迎車が通り掛かります。私は、一本だけ撮影していいかとジェスチャーで伝えると、思いがけない「どうぞ」の合図。日本語では無く合図だけだった事に、外国人にでも見られたのでしょうか、少し戸惑いました。そして、迷惑にならないように一本だけ鉄橋を渡る電車を写し、急いで戻ったのでした。その写真は本当によく撮れ、大満足な写真になりました。これもデジタル化のお陰でしょう。あの頃はその時にはもちろんわからず、家に帰ってフィルムを現像して初めて出来栄えが分かるという時代でした。f:id:x-japanese:20230813231413j:image

そしてその後もう一回、橋に戻ります。今度は逆方向を見ると、先程撮った登山電車が、ぐるっと回って遥か山の上を走っています。これもこの登山電車がどれだけ坂を登って行くのかが実感出来るのです。それを見届けて今度は本当に退散。国道に戻りました。f:id:x-japanese:20230814113514j:image

そして急いで塔ノ沢の駅に戻ります。ここにはバスの停留所があるので、帰りはバスを使う事にしました。このバス、さすが世界的観光地、結構本数があるのです。しかし中々時間通りには来ません。少し待っていると先程の鉄橋に信じられない光景が。何と、私が見れたらいいなあと思っていた旧型電車が通り過ぎたのでした。これには大感激。これから乗る登山電車の路線のどこかで見れれば最高だと思い、塔ノ沢駅へ向かったのでした。そして、この出山に来たのはもう一つの理由がありました。なんと私の推しのX-JAPANのToshIの苗字が「出山」なのです。なのでこのバス停の写真も撮りたかったのでした。あの頃はXもまだ結成されて無かったもんな〜。長くなりそうなので、続きにしたいと思います😊

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