前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

363.私のまた行きたい温泉、関東近隣編22

箱根系はとにかくたくさん行きました。ここはバスでは無く電車が多かったです。やはり交通の便が良く、都心から1時間もあれば着く近さと小田急の運賃が安いのが、社員旅行や親睦旅行の決め手となったのではと思っています。早速、残る箱根の温泉を書いて行こうと思います。

次は塔ノ沢温泉。ここは昔、まだ学生の頃の話です。その頃は鉄チャンでとにかく色んな所に撮影旅行に行ってました。この塔ノ沢温泉は撮影旅行だったので、前に書いた「鉄チャンの勿体ないシリーズ」にしても良かったのですが敢えて温泉シリーズで書こうと思います。その時はとにかく安い旅館を、という事で温泉を認識せず宿泊したのを覚えています。あの時泊まった塔ノ沢が、有名で歴史のある温泉だという事は随分経ったある日、箱根駅伝のテレビの解説で知ったという感じです😅。

温泉に限らず、当時の私はそんな事ばかりしていました。178回目のブログにも書いてありますが、SLの写真を撮りに北海道まで行った事がありました。夜行列車に乗り美幌という町まで行って、あと少し行けば網走、そして流氷が見られる季節でした。しかし学生の貧乏旅行では、時間はあるがとにかくお金が無い。泊まるにも当時は夜行列車か、安いユースホステルしか利用出来ず、余計な場所に行くと出費も嵩み食費も底をつくという感じで、結局諦めたのでした。そんな貧乏旅行が染み付いていた鉄チャン時代。今思えば本当に勿体無い旅行をしていたと後悔するばかりです。

そしてこの時は、以前から話には出ていた箱根登山電車を撮りに行こうという話が煮詰まり、仲間と行く事になりました。当時の登山電車は今のようなお洒落な車両では無く、ゴツイ昔ながらの車両。こんな車両があの急勾配を登って行けるのか、行く前から興味深くてたまりませんでした。

そして旅行当日、小田急の急行で(この頃は有料特急はまず使いませんでした、笑)現地入り。そしてお目当ての登山電車に乗り(当時は小田原から箱根登山電車が走っていました)、まずはロケハンと言われる、いい撮影地は無いか探す事をする為(当時はそれ程情報が少なかったのです)、電車の運転士の直ぐ後ろを陣取ります。暫くはのんびりと走って行く電車は、箱根湯本を出るといきなりの急勾配。鉄道雑誌で度々取り上げられており、ある程度の情報は分かっていましたが、ここまでの勾配は驚きを通り越し感動の部類に入りました。f:id:x-japanese:20230812204702j:image
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そして一駅目が塔ノ沢です。長めのトンネルに入り、出口が見え坂が平坦になるのが見えます。すると直ぐ次のトンネルの間にこの駅がありました。その雰囲気がとてもいい感じの山間の小駅、当時2両編成の電車が狭い駅で行き違いをする姿が何とも模型のようで、私はその光景と山間の景色に虜になってしまいました。その他にも駅の構内には弁天様も祀っており駅のホームから参拝が出来るという珍しい駅でした。また道路が見当たらず近隣には家も見当たらないという、凄く不思議な駅でした。f:id:x-japanese:20230812205021j:imagef:id:x-japanese:20230812204730j:image

塔ノ沢の少し先には鉄道の歴史上貴重な鉄橋もあるので、ここを拠点に登山電車の撮影を行う事にしました。f:id:x-japanese:20230812204937j:image暫くそこで撮影して、日も暮れて来て帰るか迷ったのですが、また翌日もここにいたいという感情に流され、どこかに泊まって行く事にしました(この時はお金があったんだと思います😅)。ネットも無い時代だったので、一旦、湯本の観光案内所に行き適当な旅館を案内してもらい、塔ノ沢近くのとにかく安い旅館という事で案内をしてもらう事にしました。その時はちょうどいい電車が無く歩いて湯本まで行ったのを覚えています。

箱根駅伝の山下りさながら、趣のある千歳橋や旭橋、今は通れ無くなった函嶺洞門のトンネルも歩いて通ったのもいい思い出です。f:id:x-japanese:20230812204804j:imageそんな経緯なのでもちろん温泉など興味は無く、どこの旅館だったか等も覚えて無く、旅館に着くとただお腹一杯ご飯を食べてお風呂入ってあとは寝るだけ(当時は学生でお酒も飲まなかったんです、笑)、次の日も早く起きて早々と撮影に出掛けて行きました。

この塔ノ沢温泉は車だと国道1号で通り過ぎてしまいがちですが、ぜひ登山電車で行ってみて欲しいと思います。車が入って来れない山間の駅から、当時は細い道を温泉街まで下りて行った思い出があります。今はあの頃より道路事情は良くなったのでしょうか?。Googleマップで見ても駅に繋がる道路は相変わらず無さそうです。またネットで見てみると、色々行ってみたい温泉旅館がたくさんあります。ぜひじっくり計画して、また行ってみようと思っています。f:id:x-japanese:20230812204850j:image
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塔ノ沢だけでこの回は終わっていまいました😅。やっぱりそれだけここの駅の風景や雰囲気は良かったんだと思います。また車で国道1号を通り過ぎても、この温泉街はとても雰囲気があります。もう少し道が広ければ、あと塔ノ沢駅とのアクセスが良くなっていれば、さらに人気が出るのでは無いかと思っています。絶対に出来るだけ早いうちにまた行ってみたいと思っています。

これは北海道の層雲峡温泉です。単純硫黄泉と聞いていたので、あの硫黄の匂いを想像していましたが、思ったよりあっさりした感じで入れました。周辺は日本とは思えない、カナダ、またはスイスのような雰囲気でした。f:id:x-japanese:20230419114721j:image
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