前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

370.私のまた行きたい温泉、関東近隣編27

次は無くなってしまったシリーズです。まず藤岡温泉にあったホテルです。あまり聞かない温泉かと思いますが、群馬県の埼玉寄りの山間にあり、ここは会社のゴルフコンペで泊りに来ました。確か一件宿でそこに併設していたゴルフ場に来たのですが、東京から近いのでわざわざ泊まる必要無いのでは、と思いながら来た覚えがあります。この時は既に温泉に開眼しており、あまり聞いた事が無かった温泉だったので全く期待していなかったのです。ところが、こんな山の中に結構立派なホテル、そして入浴してみると強いアルカリ性のph9.8というツルツルの泉質にはとてもびっくり。その後に体験した観音温泉も凄いスベスベ感のある温泉ですが、そこに勝るとも劣らない泉質だったと思います。また浴室も結構趣向を凝らしてあるし、ホテル内も通路にお洒落なランタンが置いてあったりして、雰囲気も良かったのです。

当時は藤岡温泉ホテルと言っていたと思いますが、その後倒産してしまったのか、暫く情報が無い時期が続きました。一時再開した時期もありましたが、今は藤岡森の温泉ホテルとして再々スタートしたようですが、ネットを見ると現在(2022/10時点)はリニューアル中との事でまた閉鎖しているようです。併設していたゴルフ場は一時閉鎖していたようですが、その後経営が変わった後やはり閉鎖に追い込まれたようです。近くに営業しているゴルフ場があったので、それと勘違いしていましたがそこはどうやら違うゴルフ場でした。都心からも近くてホテルもまあまあで泉質が良くて近くでゴルフも出来るとなれば、これは妻と行きたいとずっと思っているのですが、こんな状態では実現出来るはずもなく、今に至っています。

しかし先日、泊まってゴルフを計画してネットを見ていたら、何と偶然、このホテルが復活いるのを見つけたのです。これには大感激😊。しかし随分と縮小され、また週の半分は休みという状態。どんな状態なのかは不明ですが復活した事には変わりありません。近いうちに絶対に行ってみたいと思っています。

次は湯西川温泉の伴久ホテル、ここも社員旅行で行ったのですが、既に40年位前の事なのでかなり記憶が曖昧になってます。しかし所々では覚えていて、この時は確か入社2年目の旅行で、後輩が入った事によりいじられるターゲットが後輩となり、私は割合と静かな旅行が楽しめました。またこの頃から土曜日が一部休みとなり、まる二日間の旅行が多くなって来た時期でした。

朝から出発した湯西川温泉への道はとにかく遠いイメージでした。そしてその夕食がセンセーショナルだったのです。そのホテルは平家の落人の末裔をうたっており、落人料理のような物だったのを覚えてます。そして出てくる物が今で言うジビエ料理でした。鹿の肉や魚の塩焼き辺りは美味しそうでしたが、多分サンショウウオの炭火焼きや、何やらカエルかトカゲのような炭火焼き等も出て来て、女性群は悲鳴をあげていたのを覚えています。私もあまりこういった食べ物は得意では無く、結構残してしまったのを覚えてます。

そしてさらに驚いたのが、女性の社員の中の若手の一人が、その料理に挑戦してみると言って、その炭焼きを一口食べたのです。すると案外美味しいと言って続けてパクパク食べ始めました。それを見ていた他の社員達は恐る恐る食べる人と、自分はいいと食べない人に別れ、何とも面白い雰囲気になったのを覚えています。私はそのグロテスクさにどうしても食べる事が出来ませんでした。それにしても若い女性がこのようなゲテモノ(失礼🙇‍♂️)を食べる光景は、何とも言えぬ心理状態だったのはハッキリと覚えています😅。

このホテルは残念ながら倒産となり、その原因は色々あるようですが、長く続いた不況と、直接の引き金となったのはそれに追い討ちをかけたような東日本大震災でした。そしてこの地震による風評被害で来客数が激減したとの事でした。何でこんな栃木の山奥のホテルが福島の原発の影響を受けるのか、本当に噂とかデマという物は怖いと思いました。今はこのホテルは伊東園ホテルズとなり、チェーンのホテルとなったのでその後の形態とか雰囲気とかはどうなのか気になりますが、少し時間が空きましたが継続して営業を再開しています。

今見ると、泉質も良さそうです(全く覚えてませんが😵)。また近所には本家伴久という旅館があり、姉妹店なのかは不明ですが、ネットで見るとあの時泊まった時と同じような雰囲気がします。本家伴久の方は今もあのような料理を出すのかとても興味があります。因みに、この伴という名字は平家の「平」という文字を変形させて、平家の人間達に名乗らせたとの事です。その伴という字をどちらも使っているので、平家の末裔であり何らかの関係はあるのだと思います。

長い間生きていると、時の流れを感じる事が多くなりますが、この温泉やホテルが無くなってしまうというのも、時代や時の流れを感じるものです。コロナ禍で大変な観光業界ですが、何とか持ちこたえて欲しいと思います。コロナ禍が収まり次第、少しでも役に立てるよう旅行を再開したいと思っています。

別府温泉血の池地獄の温泉のです。本当に温泉はさまざまな種類があり、これからも色々とお世話になりたいと思っています😊f:id:x-japanese:20211019105406j:image