前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

371.私のまた行きたい温泉、関東近隣編28

次は群馬の温泉四天王の一つ、四万温泉です。ここは温泉開眼後、会社の親睦旅行で来た温泉でした(この時の旅行はドンチャン騒ぎも影を潜め、良い旅行だったな〜😊)。ここはとにかく細長い温泉ですが山の中なので、端の方の旅館に泊まると中心地には行くのは中々大変と思います。私もこの時泊まった旅館が端の方だったので、夜は外出する事なくずっと温泉に入っていました。しかし、そこはそこで山間の露天風呂が気持ちよく大満足でした。なので行く前に旅館の位置をよく確かめて予約する事をお勧めします。

ここの温泉のウリは何と言っても「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言う積善館という旅館です。その辺りには所謂温泉街が広がっておりノスタルジックなお店も多く、共同浴場も3箇所あります。その全てが入りたくなるビジュアルです。特に川沿いにある河原の湯はバス停のすぐ近くにある為気軽に立ち寄れます。また飲泉を楽しめる所もあり、何と言っても名前の由来が「四万の病も治せる温泉」から来てるとの事ですので、身体の中から外から温泉を味わってみてはと思います。泉質は硫酸塩泉。興味深いのは効能で、入浴時と飲泉時で多少違いがあります。飲めば胃腸、入れば肌に良いとされ昔から愛されている温泉です。

そして四万と言ったら湖の四万ブルーの色でしょう。これは雪解け水が多くなる、春から初夏に色が良く出るそうです。何とも言い表せないその青色はぜひ一度見て欲しいと思います。私はこの親睦旅行の時にはそれを見れなかったので、その後、妻と草津温泉に行く途中(すみません、泊まっていません😵)に寄ってみました。この時は夏の真っ盛りだったので、思ったような四万ブルーでは無かったのですが、それでもいつもと違った感じの青と緑が混ざったような色合いは中々綺麗で、ずっと見ていたくなる景色でした。

その後、温泉の中心街へ向かいブラブラ。やっぱりここに泊まれば良かったかなと思ったくらい、ほのぼのとした山の中の温泉という感じでした。積善館も見てノスタルジックな通りではお蕎麦屋さんに入り美味しい蕎麦を食べました。また川沿いの共同浴場に入る予定でしたが、時間が無くなり諦めて四万温泉を後にしました。その帰りには、これも有名な四万鷗穴を見ました。山の中の温泉はやはり車が便利です。ドライブする道も軽快で楽しく、やはり次はぜひここの中心街に泊まってみたいと思った温泉でした。

次は、ここは社員旅行では来た事が無かったのですが、伊豆や熱海に行く途中に、温泉の大御所の湯河原温泉があります。ここは温泉開眼後に妻と来ました。有名で歴史があるのに来た事はないなあと、急に思い立って行った温泉です。そんな訳でこの温泉地には随分と期待して行きました。この温泉に来ての第一印象は、どっしりしていると言うか流されないと言うか媚びないと言うか、自信のような物を感じる温泉地でした。

湯河原温泉の効用は美肌効果や怪我の傷に効果がえると言われていますがその他にも色々とあるようです。なので泉質も色々とあるようです。有名なのは万葉公園にある独歩の湯です。この公園は東日本で唯一、湯河原温泉万葉集に出てくる事から名前が付いたそうです。歴史から見るとこの温泉は横綱級である事が分かります。文豪にも愛されていて、ここの足湯が独歩の湯と言われているのは、国木田独歩がここを愛した事から付けられているそうです。こう言った所がどっしり構えていられる落ち着いた余裕を感じる理由なのかも知れません。

また万葉の湯というチェーン展開している温浴施設がある関係で、湯河原という名前が知れてる要因にもなっているのだと思います。それだけ湯量も豊富なのでしょう。また湯河原というと最近は日本一と言われているラーメンの飯田商店が有名です。私もこの時11時頃行ってみましたが、4時間待ちのような状態だったので諦めた経緯があります。

また湯河原温泉街は市街地から反対にあり結構細長く、いい街並が続いています。その辺りはあまり宣伝されていないように感じます。キビ餅店やお茶店、寿司屋、ヒモノ屋など、歴史ある建物も多く、オシャレなレストラン等、歩いていても楽しいです。また反対側の市街地でも少し外れると、果物問屋があり、そこでみかんを絞った生ジュースが飲めたり、スイーツファクトリーなるお店があったりと、新旧入り混じった感じがとても面白かったイメージがありました。もっと稲取温泉のように宣伝すればさらに人気が出ると思いますが、その必要は無いとどっしり構えているような温泉地だなという感じが終始していました。またぜひ行ってみたいと思う温泉でした。

 

別府温泉の海地獄の温泉です。本当に海のように青く、思わず入りたくなってしますf:id:x-japanese:20211019105619j:image