前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

350.私のまた行きたい温泉、関東近隣編9

第8回目は房総半島突端の内房側、千葉館山温泉です。正直な話、私はここで温泉が出るのかって最初は思いました。もちろんここは X-JAPANの聖地としてる有名で、初めてここを訪れたのは、館山若潮ラソンを走る為でした。社員旅行では千葉方面は勝浦しか行かなかったし、また我が家からは東京を挟んで反対側の方だったので中々行く機会が無く、この辺りは未到の地のような所でした。

特にこの房総半島の先の方は、昔は電車でも車でも本当に近いけど不便という感じでした。特に車は、東京湾アクアラインが出来る前は京葉道路をひたすら走らねばならず、混雑もひどく時間がかかりました。思い出すのは私達が新婚の頃、マザー牧場へ車で遊びに行った事があるのですが、何と途中の渋滞で諦めた事があるのです。それも2度😱。また同じ頃、犬吠埼方面に行った時も同様な感じで、その時は行く場所を変えた思い出があります。これらの記憶が鮮明に残り、その後は房総方面は何となく足が遠のいていました。しかし、このアクアラインとさらに館山道が出来てからは本当に便利になりました。

ここのウリは何と言っても魚が美味しい事です。その意味で言えば、伊豆の方が温泉は豊富だし、そちらの方に軍配が上がる感じですが、日の出の伊豆に対し、こちらは夕日の館山という感じでしょうか。とにかく海に沈む夕日はとても綺麗で、特に晴れた日は対岸に富士山が見え、このコントラストが最高なのです。f:id:x-japanese:20230317133129j:image

また館山から少し車で走ると野島崎という岬があり、ここは海からの日の出、海に沈む夕日の両方が見えるという、日本でも珍しい場所もあるのです。もちろん外房に行けば、伊豆と同じような日の出が拝めるのは言うまでもありません。

またこの館山という町は、意外と知られていないのですが別荘が多くあります。これも伊豆と張っている所です。と、いう事はやはり住むのにも魅力のある町なのだという事が分かります。このように千葉県というとどうしても低く見られがち(失礼🙇‍♂️)ですが、中身をしっかり見ると、人気のある伊豆と全く引けを取らない事が分かります。

JRの館山駅も南国風でとても可愛い感じの駅です。道路には椰子の木とかが植えてあり、町を歩くとここは本当に千葉県?と思ってしまう位です。特に気候が温暖なので花が咲くのも早く、1月後半に行われるマラソンの時は、沿道には見事な菜の花や水仙が咲き、その道を走るのは本当に気持ちがいいです。f:id:x-japanese:20230317132441j:image

またX-JAPAN奮闘記や、318回目のマラソンでもご紹介しましたが、駅からも近く直ぐに行く事が出来る北条海岸の夕日がとても見事で、夕方5時に街中に響き渡る X-JAPANの「Forever Love」のオルゴールの音色を聴きながら夕日を眺める気分は本当に最高です。その海岸線に館山温泉の代表的なホテルが2軒並んで建っていますが、私がランニングで利用していた時はちょっと古くなってきており(最近は随分とリノベーションに力を入れているようです👍)、折角のいい景色が勿体無い感じがしました。昔はこの海岸沿いがメインだったのでしょうが、このホテルだけ見るとちょっとひなびた感じがします。今は町から少し離れた所に、お洒落な落ち着いたホテルが点在しています。また「おさしみの宿」などと謳っている旅館や民宿も多く、コスパのいい宿泊施設も多くあります。

肝心の泉質は塩化物泉との事ですが、特に入って感じるものは無かったのですが、それぞれのホテルや旅館がお風呂や露天風呂の趣向を凝らしているのが面白く感じます。中にはお子様お断りなどというホテルもあり、そこでは本当に静かでゆったりしたホテルライフを味わえます。美味しい魚、綺麗な夕日、遥かに望む富士山、綺麗な海、そして X-JAPANYOSHIKIとToshIの故郷。そんな事を感じながら過ごす館山の休日はとても満足すると思います。f:id:x-japanese:20230317133723j:image

そして追伸。地元の人曰く、夏は魚が不味いし海水浴で混むから来ない方がいいとの事。これも房総人の人柄、とにかく飾らず親切、こんな人達と巡り会えるのも、館山温泉の醍醐味だと思います。

またこの館山の街については、174回目のブログでも「ぶらぶら旅」として書いてあるので、そちらもぜひ読んで下さい😊。

北条海岸から見た夕日。本当にずっと見ていたい景色ですf:id:x-japanese:20230317100907j:image