前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

238.ジジとお孫のハチャメチャ鉄チャン旅.8

今回は、いつかお孫ちゃんと来たいと思っていた東京都北区の飛鳥山公園に行った話です。この時は急遽、土曜日に娘に予定が入り、暇な人が私しか居なかった為、私がお孫ちゃんの面倒を見る事になったのです。娘もどうのこうの言ってる場合では無くなり、全て私にお任せとの事。それじゃあ、娘の家から行き易い自分の思い出の公園に連れて行くかという事で、この公園に行く事になったのです。

その日は午前中に娘の家にお孫ちゃんを迎えに行きました。すると娘がやって来て、今日はよろしくとの言葉と共に、荷物の説明をされました。着替えとおやつ、ウエットティッシュ、ペットボトル等の入った荷物をもらい、さらにこの日は結構暑い日だったので、とりあえず水着とタオルを入れておくとの事でした。その段取りの良さに、娘も立派に母親をやっているなあと、またまた少しジーンと来てしまいました🥲。「ジジのいう事をちゃんと聞くのよ」と念を押し、お孫ちゃんは少し寂しそうでしたが、頷いていました。何だか少し可哀想なお別れのシーンとなってしまい、私はちょっと涙ぐんでしまい、気付かれまいと必死に目を開いていました😵。

そしてお孫ちゃんと私は、娘とお別れして駅へ向かいます。するとお孫ちゃんは先程の寂しそうな顔は何処へやら。いきなり「〇〇線に乗りたい」と、既に子鉄に変身😅。そしてあの東武線の旅の悪夢が蘇ったのでした。ホームに上がるとお孫ちゃんは当然の如く前の方へ向かいます。またあの地獄の先頭車のかぶりつきの為にお孫ちゃんを抱っこするのです😅。最近、お孫ちゃんも重くなり、流石に娘も抱っこはしていない様子。お孫ちゃんは、ジジなら大丈夫とばかりに、抱っこを要求します。やって来た電車の先頭に張り付き、早速抱っこして前を見せます。また重くなったなあと感慨に耽っている私を尻目に、お孫ちゃんはその景色にご満悦です。今回は約40分、これは多分最後までは持たないと思いました😅。

この日は結構混雑しており、また私の荷物とお孫ちゃんの荷物もあるため嵩張っており、身動きや抱き直し等が出来ずに、かなりの悪戦苦闘状態。ある駅で結構空いて来たので、やっと小休憩。お孫ちゃんに「ちょっとジジも休憩」と言い、少しの間我慢してもらいストレッチ。そしてまた抱っこです😅。途中、それを見ていた娘と同じ位の女性が、落ちたサンダルを拾ってくれたのと同時に「お孫さんの子守りですか?大変ですね」と声を掛けてくれ、サンダルをバックの中にしまってくれました。お孫ちゃんと一緒に行動するようになり、随分とこのような親切を受けるようになりました😊。日本の国も本当に捨てたもんじゃ無いと、改めて思いました。

そして無事、飛鳥山公園に到着。この公園は、私が小学生の頃によく電車や貨物列車を見に来た公園です。もう半世紀も前なんだと思うと、ちょっとビックリ😳。またこの公園自体も面白い遊具がたくさんあり、一通り見た後はこの公園で遊んでいたものでした。まずは思い出の鉄橋です。王子駅を降り公園に向かう時に線路を渡る中程度の鉄橋なのですが、私が小学生の時は、まだ新幹線が無かった時代だったので、それはそれは色々な列車が走っていたものでした。そんな場所にお孫ちゃんと一緒に遊びに来ているなんて本当に感激。その時は、こんな時が来るとは思いもよりませんでした。f:id:x-japanese:20220620112005j:imageそしてあの頃と同じように、大勢の鉄チャン達が写真を撮っています。お孫ちゃんもひとしきり電車を見た後、公園に向かいました。そして、この上からも電車が見える場所があるのです。f:id:x-japanese:20220620112249j:image

ここは新幹線も良く見えるので、子鉄達がたくさんタムロしていました。新幹線や京浜東北線を見てはしゃいでいるお孫ちゃんを見てると、何とも言えない感情が湧いて来ます。自分もこんな風に電車を見ていたのかなあ、などと当時の事に思いを馳せていました。当時はもちろん新幹線はありません。新幹線の高架線を見て、時の流れも感じていました。

お孫ちゃんは満足したのか、急に振り返り公園の方へ向かいました。そこには懐かしいお城の滑り台が存在していました。お孫ちゃんは一目散にこのお城を目掛けて走って行きました。f:id:x-japanese:20220620113022j:imageまだちょっとお孫ちゃんには大き過ぎるかなと思いましたが、あっという間にこのお城に吸い込まれて行ったので、とにかく落ちないように下から見守っていました。しかし、やはりお孫ちゃんには大き過ぎて、所々で足がすくんでいるようです😅。「ジージー」と声がする方を目掛けて走ったり登ったり。すると滑り台を滑れなかったり、滑る坂を登れなかったりと、悪戦苦闘しているお孫ちゃんがいます。その都度手を貸したり、後ろから押したり。すると次第に出来る様になって来るから、子供というものは大したものです。少しすると、かなり長い滑り台も一気に滑り降りる事も出来る様になっていました😅。これにドヤ顔するお孫ちゃんの顔がとても微笑ましく、逞しさも感じました。

かなり遊んだので暑くなったのでしょう。近くに噴水広場を見つけると、そこに向かって一目散。慌てて荷物を持って追いかけます😅。しかしこう言った時、お孫ちゃんが呼んでるのが直ぐに分かる事に気がつきました。周りは当然ママやパパが主です。「ママ〜」や「パパ〜」と言う声はたくさん響いてますが、「ジージー」と言う声は殆どありません。なのでお孫ちゃんがどこに行ったのか大体分かるのが、新たな発見でした😅。

お孫ちゃんの声の方に行ってみると、既に噴水広場の中の水に入っています😅。これは大変、一旦水から上がらせ、娘の想定通りの水着に着替えさせ、思う存分水遊びをさせました。f:id:x-japanese:20220620114543j:image暑いとは言えまだ夏ではないので、水遊びなどしていると直ぐに身体が冷えるものです。頃合いを見計らって身体を触って、冷たくなって来たらおしまいと言い聞かせて、暫く遊ばせていました😅。

そして身体も冷えて来たので、終了の合図。水着を着替えて、少し遊具で遊ばせます。公園内には、私が小学生の頃には無かった都電やSLの車両が飾ってあります。そこでお孫ちゃんはまたひとしきり遊んでいました😅。f:id:x-japanese:20220620230648j:image

そしてそろそろ帰る時間。最後に、行く前に孫ちゃんと約束した、今日はいい子にしてたら、帰りにグリーン車に乗せてあげるという事を確認します。お孫ちゃんは、いい子にしていたと言います。私も今日はジジの言う事を良く聞いていい子でした、と言い、お約束通りグリーン車に乗せてあげる事にしました✌️。お孫ちゃんは大喜び。子鉄になると、こういった約束が一番効果があります😅。この辺りは本当に可愛いですf:id:x-japanese:20220621081233j:image

そして無事グリーン車にも乗れ、家路と向かいました。今日は結構遊んだし水遊びもしたので、帰りは寝ちゃうかなと思いましたが、お孫ちゃんはグリーン車の中では寝るどころか、子鉄丸出しで車窓に見入っていました😅。そして無事駅に到着。駅では娘がお出迎え。すると「ママ〜」と言って駆け出します。この辺りも微笑ましい瞬間です。無事一日のお勤めが終わり、娘も私の事を見直した様子です😅。

その後は食事をして、お別れ。帰りの電車では娘からメールがあり、あの後、あっという間に寝てしまったのと連絡。とにかく楽しかったようなら良かったと返信。そのとたん、私にもドッと疲れが😩。お孫ちゃんの面倒は本当に楽しいけど、やはりハード。改めて健康でいないとと思った次第でした💪。