前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

237. ジジとお孫のハチャメチャ鉄チャン旅.7

今回は鉄チャンでは無く、今年の春先に三富今昔村という所に遊びに連れて行った話です。ここは小さい子がいるご家庭はぜひ行って見て欲しいと思っています。

私の家は駅からは遠く、近隣には畑や原っぱや林がまだまだ沢山あり、野菜やサツマイモ、トウモロコシ、ぶどう、ブルーベリーなど、さまざまな地場の自然の物が味わえます。自分の子育ての時にはあまり気が付かなかったのですが、お孫ちゃんが産まれて改めて近所を研究してみると、この辺りも結構遊べると再発見したのです。その中で、この施設を発見。以前から知ってはいたのですが、どうせ民族資料館的な物なのだろうと眼中に無かったのです。妻が美容室で情報を収集して来て、何か小さい子供も十分に楽しめる所だと分かったので、ある休日に家族でお孫ちゃんを連れて行ってみる事にしたのでした。

その前に、この三富今昔村があるこの辺りの歴史をちょっと説明しようと思います。昔、この三富地区の辺りから所沢インターチェンジ辺りの土地は、関越高速の発展により都心から近く便利な為、産業廃棄物会社がたくさんあったのでした。私がこの土地に越して来た約30年前は、近隣にたくさんの産廃業者があり、ゴミを燃やしていたり、近所の農家ではまだまだ野焼きなどもやっていました。そんな環境だった為か違法投棄も多く、近隣の林や原っぱは、不法投棄された粗大ゴミや残土などがかなり目立つ地域だったのです。一時テレビニュースでも特集され、この地域は産廃の故郷のような感じで見られているようでした。特にこの三富今昔村の辺りは昔はくぬぎ山地区と言われて産廃業者が多く、また不法投棄が多い地区でした。しかしその後、国や産廃業者の団体の努力によりさまざまな規制が出来て、この辺りも次第に綺麗になってきました。そしてこのくぬぎ山地区も、ある産廃業者が中心になって整備され、その一環でこの三富今昔村が出来たのです。こんな歴史のある三富今昔村、ぜひ行ってみてはと思います。

早速ある日曜日、妻と娘とお孫ちゃんを連れて出掛けました。ここは場所柄、さすがに車でないと厳しい場所です。駐車場はたくさんあるので心配は無いです。東京ドーム4個分の広さの中に8つのエリアに分かれ、アスレチック、森の広場、動物の広場、キャンプコーナー等色々な体験ができ、とにかく武蔵野の面影を完璧に再生させ、まさしく里山を再現し、私なんかは本当に懐かしい景色で、本当にびっくりしたのでした。f:id:x-japanese:20220618211544j:image綺麗に整備された土の道、武蔵野の面影を見事に残している雑木林、それだけでも十分でした。お孫ちゃんはそれを見て大興奮。その道を走り回る姿を見て、どんな時代の子供でもこの風景にはワクワクする物があるんだなあと、感じました。

ここの一番人気は、「やまゆり鉄道」という模型のSLです。一周6分位の小旅行が味わえます。この模型列車は無料ですが整理券方式なので、入場券を買う時に確認する必要があるので、ボヤッとしてると乗れないので注意が必要です。まずはこの模型列車にお孫ちゃんを乗せました。f:id:x-japanese:20220619204152j:image
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しかし、ここはこれに乗せれば終わりというような場所ではありません。その後もアスレチックや木の上に家があるエリアに走って行き、ひとしきり遊んでいました。f:id:x-japanese:20220618212148j:image

ここは私が小さい頃遊んでいた広場そのものです。そして別のエリアには森をテーマにしたような場所がありました。そこには裸足で遊ぼうというコーナーがあり、お孫ちゃんはそれを説明するともちろん裸足になり、土の道を一目散に走り出して行きました。その姿がまるではしゃいでいる子犬のよう😅。これには驚きました。まだ新春の頃で暖かいとは言えない時期、土の上はもちろんひんやりしていました。なのに裸足で土の道を駆け回るお孫ちゃんの姿には、まさに昔のワンパク坊主そのもの😅。今も昔も子供というものは本当に変わらないんだと、しげしげ思いました。その後も枯れ葉のプールや木の輪投げ、キャンプコーナーもあり、一日があっと言う間に過ぎる事請け合いです。

食事も広場で持ち込み弁当を食べてる人もいれば、園内で作っているピザやパンを食べてる人もいます。そのピザが中々美味しかったです。また森の中にはキャラバンカーが出ていて本格的なコーヒーやハンバーガー等も買えるので、自然の中で食べる食事が本当に新鮮に感じます。f:id:x-japanese:20220618213618j:image
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ここは特に詳細を説明する必要は無く、自分の子供や孫が、もし自分達が遊んでいた頃にタイムスリップしたら、という気分を味わえると思います。そしてその通りに、いつまで経っても帰る気配が無く、閉園まで、文字通り日が暮れるまで遊んでいたのでした😅。そしてそのお孫ちゃんの姿は、昔の我々の子供の頃のようなどろんこ姿。娘は絶望的な顔をしていましたが、妻は、これから大洗濯と言い笑いながら家路に着いたのでした。これも本当に昔の家族の風景。ぜひ皆さんもここに一度遊びに行って欲しいと思います😊。