前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

169.私のぶらぶら旅9

今回は仙台の冬です。仙台という所は私は大好きで、とにかく食では牛タンと牡蠣はたまらなく、観光でも青葉城、松島、塩釜、七夕祭り、イルミネーション等、見所いっぱい。新幹線でも1時間半程度と手頃。ちょっと息抜きに行くにはもってこいの場所だと思います。仙台は1泊2日程度で色々とぶらぶら旅をして来ました。それを手短にご紹介したいと思います。

まずは冬の海鮮コース。大体私は1泊2日でやって来て素泊まりのホテルを取り、初日は朝10時には仙台に着くようにしてます。海鮮コースはやっぱり冬でしょう。まずはホテルへ行って荷物を預けて、いざぶらぶら旅へ出発。まずは仙石線に乗って東塩釜に向かいます。ここまでなら電車の本数もまあまああります。まずは塩釜仲卸市場へ向かいます。駅から20分位歩けば到着。この辺りも震災の被害がかなりあった場所です。

この市場は飲食コーナーがあり、ご飯と味噌汁のセットを買い、おかずやつまみは市場内で買って味わうというスタイルです。ビールやお酒も売っているので、私はここでまず海鮮で早お昼を味わいます。このセット用に刺身にしてあるお店も多く、美味しい海鮮丼が楽しめます。牡蠣はもちろん貝殻付きの生牡蠣を食べれますし、ホタテは外の焼きコーナーで、有料ですがオジサンがバターを載せて焼いてくれたりします。これが本当に超美味です。f:id:x-japanese:20220127092723j:imagef:id:x-japanese:20220127092717j:image
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ひとしきり楽しんだら市場の雰囲気を楽しんで、それから塩釜に戻ります。私はいつもそのまま国道45号線を塩釜の中心部まで歩いています。この辺りは今では高架になった仙石線の旧ルートが走っていた場所との事で、それを偲んで町の中心部へ向かいます。

ウォーキングをしててもやはりこの辺りの冬は寒いので、少しトイレ休憩。町の中心部に壱番館というビルがあり、そこに図書館があるので少し暖を取ってから、ぶらぶらに出発です。塩竈神社に向かい県道3号を歩きます。ここには古い建物が並んでいます。味噌屋さん、和菓子屋さん、種苗屋さんと、どれも趣ある建物です。この辺りは塩釜町のパンフレットを参考に色々楽しめます。この県道は電柱が無く歩道も広々しているので、とても気持ちいい道路です。沿道にはレストランや造り酒屋もあり、歩いているだけで本当に楽しいです、そして小さくて目立たないのですが小さな碑が建てられているのをぜひ見つけて下さい。目印に大きな樽があるお店がありますのですぐに分かると思います。東日本大震災津波がここまで来たという碑だそうです。塩釜にはこの他にも数カ所、こんな碑が建てられているそうです。海から結構あるこんな所まで津波が押し寄せたと思うと、本当に凄い震災だった事が実感出来ます。

そして塩竈神社にお参り。この神社も大きいので結構見応えがあります。f:id:x-japanese:20220127222726j:image

その後は駅へ向かい、一本右に外れた道を戻ります。そこにも色々とお店があるので楽しめると思います。そして、その商店街の駅寄りに御釜神社という小さな神社があります。ここは日本三奇の神社の一つと言われており、四口の神釜というものが祀られており、変事が起こる前は水の色が変わると言われています。私は一度ここの宮司さんの話が聞く事ができ、あの震災の時も水の色が変わったと言っておりました。またここは、さっきの津波到達地点からかなり海側になるのに、津波の被害を受けていないというのも信じられない話しだと思います。

その後はすぐ近くの日本酒の浦霞で有名な造り酒屋で、利き酒やジェラート等を楽しみます。ここは色々お土産も売っており、楽しいです。ちょっと冷たくなった身体には日本酒がよく効いて暖かくなって来ます。近くにはチョコレート屋さんやアイスクリーム屋さんもありますので、色々と楽しめます。

時間は既に夕方近くとなり、この町でお寿司を食べるのも良し、仙台に戻り牛タンを楽しむのも良し。私はこの時は、仙台光のページェントというイルミネーションを見に来たので、仙台に戻り牛タンを食べた後、イルミネーションを堪能してきました。f:id:x-japanese:20220127093105j:image

そして翌日、仙台駅からすぐ近くで朝市をやっているので、そこをぶらぶら。ここは日曜日は閉まっている店が多いので、事前に調べてから行って下さい。やっていたら、朝市食堂もあるので朝ご飯はここで食べてもいいと思います。ひとしきり楽しんだ後は、松島へ向けて電車に乗ります。仙台駅から敢えて東北本線に乗り、松島駅を目指します。松島方面は仙石線で松島海岸駅へ行く方がメジャーのようですが、私は何か昔の国鉄の雰囲気のあるこちらの線から松島入りするのが好きなのです。

駅を降りると、まず目指すは駅前の道を行き川に突き当たるのでそこを右に折れます。すると前方に仙石線の鉄橋が見えます。この鉄橋が昔ながらの作りで、見るからに華奢と言うかガードが何も無いと言うか、味のある鉄橋なのです。ここで橋を渡る電車を一本見たいものです。その電車がとても懐かしい鉄道の風景で、本当にほのぼのした気分になります。

そして川沿いを進み、最近大江戸温泉系列になったホテル壮観を目指して歩きます。ここは女子クイーンズ駅伝のスタート地点です。マラソンに興味のある方にはたまらない場所だと思います。その先を右に折れ海沿いを歩いて行きます。良い雰囲気を想像しますが、防潮堤があるので景色は良くありません。昔は無かったような気がしたけど、Googleで確認するとそう見えます。そしてまた右に折れた辺りに、かきの里という牡蠣小屋があります。ここの焼きガキが最高に美味しいのです。ここは予約しておく事をお勧めします。牡蠣ご飯もありますし、缶ビールですが飲めたりも出来ます。それまでは牡蠣は生だと思っていた私、ここに来て初めて焼きガキを食べましたが、それ以来、カキと言えば焼きと思うようになりました。

ここは震災後随分と大変だったようです。私がここに初めて行ったのは震災の前年の12月。それ以来、何度か行く機会があったのですが、まだ復旧していなかったり、カキが中々取れない時もありました。今ネットで見ると頑張ってやっている感じなのですが、今度はコロナ禍が邪魔をしています。本当に早くまた行ってみたいと思っています。

ここで焼きガキを堪能した後は、松島観光です。仙石線の松島海岸駅を目指して歩いて行きます。ここは観光ガイドにうたわれている通り、島巡り遊覧船に乗り松島の景色を楽しんだりカモメの餌付けを楽しんだり、五大堂や日本三景の碑で記念撮影したり、福浦島へ渡ってみたり、観瀾亭でお茶とお菓子を楽しんだり、瑞巌寺やそこの博物館を楽しんだりして、鉄チャン旅行では味わえなかった松島を堪能します(笑)。

少し足を伸ばし、西行戻しの松にも行ってみるといいと思います。松島海岸線のメインの通り沿いには売店やスタンドもたくさんあり、ちょっと買い食いして腹ごしらえ等も可能。あっという間に時は経ってしまいます。そして、帰りの新幹線に間に合うように松島海岸駅に向かい仙台駅へと戻ります。しかしギリギリはいけません。仙台駅のお土産さんは必見です。我々はいつもここで1時間は買い物に掛かってしまい、いつもギリギリで新幹線に乗るパターンを繰り返しています(笑)。この日もバタバタ、たくさんのお土産で両手が塞がり、帰りは新幹線の中で一杯やって、ぐっすり寝て帰るのが習慣になっています(笑)。新幹線もたくさん走っているので本当に便利になりました。大体冬の仙台はこんな感じでぶらぶら。次は夏、秋バージョンを書きたいと思います。f:id:x-japanese:20220127181426j:image