前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

165.私のぶらぶら旅5

せっかくなので続けてもう一つ、私のよく行く水上へぶらぶら旅を兼ねてSL撮影の紹介します。東京から、ちょっと朝早い出発となりますが、新幹線を使えばそれ程でも無く、十分日帰りが可能なのでぜひこちらも行ってみては如何でしょうか。ちなみに私はいつも各駅停車で行っています(笑)。

秩父鉄道は中型の部類のSLで十分な迫力ですが、こちらは更に本格的なSLが2種類走っています。2台とも大型の部類に入るのでやはり迫力は全然違います。また、秩父もそうですが水上のSLも外観に余計な設備が付いておらず、ほぼ昔から走っていたままの形であるため、私のようなSLファンにはとても有難い事なのです。f:id:x-japanese:20220115103011j:image

このSL水上号は群馬県の高崎から水上まで走るのですが、下り列車は途中の渋川駅で長い間停車するので、各駅停車で普通に追い抜きが可能です。私は大体このSLの一本前の各駅停車に乗り八木原という駅で降りてまず撮影します。

私は大宮から高崎線に乗って上越線に乗り換えますが、この線は私の従兄弟の家に遊びに行く時によく乗っていたので、いつも本当に懐かしく感じます。当時は新幹線も無く、在来線に特急や急行が走っていたので各駅停車はよく追い抜かれていて、今はあの頃より随分早くなった気がします。そして八木原駅に到着。この駅がまた昔のままの小駅でいい雰囲気で私は大好きな駅です。

まずは駅を降りて右方向に歩きます。目的地は上越線と関越高速が交差する所です。住居はありますが所々畑がある小道をジグザグに進みながら15分程度で到着。ここは撮影名所の一つなので、見通しのいい道路に沿って鉄チャンが列を成している光景も見えるのでそれも見応えがありますが、ここも邪魔にならないように注意して下さい。すぐ後ろは関越高速の築堤ですが、それ以外は遠くには赤城山が見えて晴れた日はとても綺麗です。そして走ってくるSLも危険も無くよく見えます。

そして撮影したら、私は追っかけ撮影をする関係でダッシュで駅まで戻ります。上越線は1時間に一本ペースなので、次の電車に乗り遅れると大変です。割と直ぐに来る感じなので、これだけは注意が必要です。そしてここから先は撮影場所はたくさんあるのですが、ぶらぶら旅という事で私は岩本駅をお勧めします。八木原を出た各駅停車は渋川駅でSLを追い抜き走ります。そして岩本駅で下車。改札を出て右に少し戻ると線路沿いの小道があります。そこが鉄チャンもあまりおらずのんびりとした感じで、駅からも近いのでお勧めです。少しカーブしているので、やって来るSLもじっくり見る事が出来ます。結構スピードも出ているので、思ったより早いと感じると思います。

その後は、また後続の電車で水上へ向かいます。私はこのSL撮影では時間の有効活用の為、大体この電車で車窓を楽しみながらお弁当か軽食を食べます。この辺りまで来ると車窓も随分と山が近くなり、利根川を見ながらのぶらぶら旅の気分は最高潮です。冬だと、沼田を過ぎた辺りから雪が見えて来ます。天気はいいのに雪が舞っている、所謂風花が見られる事もしばしばです。

そして水上に着くと目指すは転車台広場です。SLは到着後直ぐに方向転換と整備の為、一旦引き上げ線に入ります。そこが広場となっていて、SLを間近に見る事が出来るのです。f:id:x-japanese:20220115103331j:image

そこにはターンテーブルという転車台もあるのですが、確かこの電車だと既にSLは回転してしまった後の到着だったと思います。ここで暫くSLを堪能。そしてSLが折り返すのが3時間後。帰りのSLは、水上駅の東京寄りの道路脇で出発シーンを見る事をお勧めします。山をバックにSLの出発シーンは迫力があり、ここも鉄チャンが柵に沿って並んでいます。この時間までは近隣でご飯を食べたりお土産屋さんを見たりで十分過ごせますが、私はよく利根川の散策に行っています。

水上駅から諏訪峡大橋まで往復6㎞程度ですが、健脚の方はその先まで続いていますので、ぜひ行ってみて下さい。まずは駅から水上温泉街をぶらぶら通り抜けます。お昼頃の温泉街は中々見る機会が無いと思います。掃除をしていたり業者が積み下ろしをしていたりと、客を出迎える準備をしているのが分かります。そして清流公園に向かいます。ここは急に利根川の河原が開け、河原には腰掛けるスペースが作ってあり、とても気持ち空間が広がっています。ここに座ってピクニック気分でお昼もいいですが、近くに水紀行館という道の駅もあるので、ここで昼食という手もあります。水上と言えば利根川のラフティングが有名ですが、まさにここが出発点、沢山の人達がボートに乗っているのが見えます。

そして利根川沿いの散策路をぶらぶら。近くには谷川岳が望め、まさに日本の原風景のようで本当に気持ちいいです。そしてその先には諏訪峡がありその利根川沿いの散策路がお勧めです。史跡あり、吊り橋あり、崖が迫る場所あり、利根川が迫る場所あり、探検隊のような気分も味わえ、とても楽しいです。そして諏訪峡大橋まで来てそれを真下から見上げると、バンジージャンプをやっているのが見えます。あんな高いところからよく飛び降りるよな〜、と思いながら私はいつも信じられない気分になります。時間があって脚に自信があればここから先にも行けます。

私はいつもここで折り返し、SLの出発シーンを撮影する為に水上駅に戻ります。大体2時間位で帰って来ると、既にSLが駅に止まっているのが見えて来ます。そして暫くすると出発の合図。この汽笛も山にこだまして最高です。そして撮影が終わると時間は午後3時過ぎ。私は日帰り湯を味わいに行きます。私はバスで谷川温泉の湯テルメ谷川がお勧め。前はシャトルバスが走っていましたが、コロナ禍でも走っているのでしょうか。ここの露天風呂で今日の疲れを癒やし、のんびり浸かった後はまた水上駅に戻りそこで一杯。カメラを見ながら今日の振り返りをするのは本当に至福の時です。秋から冬にかけては暗くなるのが早くなるので、元気があれば水上温泉街まで行き利根川のライトアップを見に行きます。本当はここで一泊出来れば最高ですよね。f:id:x-japanese:20220115103406j:image

そしてその後はまたのんびり各駅停車で家路に着きます。駅では運がよければ、ゆるキャラのおいでちゃんが駅で送迎してくれます。お小遣いに余裕があれば高崎からはグリーン車でまたまた一杯。ビールを飲みながらボーッと車窓を見るのも最高に幸せな時です。所要時間は丸一日。皆さんもたまには鉄チャン気分でぶらぶら旅など如何でしょうか?