前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

170.私のぶらぶら旅10

今回は仙台の夏と秋ですが、別にいつ行ってもいいと思います。まずは夏バージョン。これはやはり七夕時期に行きたいです。新幹線で早めに到着。この時期は駅から既に七夕一色。ホテルに荷物を置き、早速街へ繰り出します。駅に七夕のパンフレットが置いてあるので、参考にするといいと思います。七夕飾りは至る所で飾られている感覚であり、小規模な商店街でも素朴な飾りが見られます。

午前中は仙台に着いてまず軽く見て雰囲気に浸り、そしてまた夜に繰り出すのが最高と思います。夜は商店街が活気に満ちて来て、街全体がお祭り騒ぎ状態。特に国分町の辺りは凄いノリになっています。

この時は夏なので、昼の時間帯は少し山の方へ遠出。私は仙山線に乗り、ニッカのウヰスキー工場へ足を運びます。車だとお酒が飲めないので電車をお勧めします。もちろん駅までの送迎があります。また玄関口となる作並駅から歩いて行く事も可能で30分位で着きます。広瀬川の源流に沿って歩くのは中々気持ちいいです。そして到着すると、ここは日本なのかと思うくらいの鬱蒼とした森と湖の中にこの工場はあります。夏なのに涼しく感じるのは標高も多少高いのもあるでしょうが、やはり北欧をイメージさせるビジュアルがそう感じさせるのだと思います。f:id:x-japanese:20220127181139j:image
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お昼はここでは食べられないので、その前に食べて来る事をお勧めします。仙台でモーニング等食べて来るのもいいですが、私は、ニッカ工場の近くに「どうだんの里」というお蕎麦屋さんがあるので、ここまで歩いて来て、食べてからニッカウヰスキーに行く行程でやって来て、帰りはバスで送ってもらう方法を取っています。またこの蕎麦屋の周辺には鳳鳴48滝という名所があるので、夏なんかは避暑に打ってつけ。ぜひ行ってみてはと思います。

そしてニッカウヰスキーではぜひ予約して工場見学をお勧めします。見学すると無料で試飲もさせてくれます。お土産も楽しい物がたくさんあります。ここでしか買えないウイスキーも売っています。

試飲してほろ酔いになって駅まで送ってもらえて、最高なニッカウヰスキーを後に作並駅に戻ります。ここでは直ぐには帰らずに、ちょっと鉄チャンになったつもりで、駅構内を見渡して欲しいのです。ここはただの駅では無い、実は凄い駅なのを分かって欲しいのです。この駅と言うか、この仙山線は日本初の交流電化の路線で、この作並駅にその機関車の車庫があり、色々な試運転や機関車の付け替え作業等をこの駅で行っていたのです。駅の仙台寄りを見ると車庫が見えますが、昔はそこに日本初の交流機関車の車庫があったそうです。

また一番線の改札口にはこけしが二体出迎えてくれますが、その山形寄りには交流電化の歴史の看板と記念碑があります。この仙山線での交流電化が成功した事によって、地方線の電化が一気に進んだのです。その結果、私の好きなSLの廃止が早まってしまった訳で、そう言う意味では憎き路線なのでしょうが、その技術はやがて新幹線にも受け継がれ、この成功が新幹線を産んだとも言えるのです。どうです?少し感動しましたか?(笑)。

もちろん、ここは他にも有名な作並温泉の玄関口でもあります。ここで一泊するのもいいと思います。

そして日も暮れ、仙台の国分町に繰り出します。七夕飾りで大賑わいの商店街を通り、国分町を目指します。普段から賑やかな街でさらに七夕祭りで盛り上がっていて、本当に楽しい雰囲気です。お店で売っていた果物や野菜の冷たそうなスティック棒が美味しそうだったのを覚えています。この七夕の時期の夜にちょっと気の利いたところで食事をするなら、必ず予約は必要です。この時、予約してあった牛タンのお店に入ったら、なんとX-JAPANのHIDEのサインがあったのを見つけて、思わず涙ぐんでしまった事がありました。この辺りには沢山の芸能人達も訪れているようです。本当にぶらぶら旅は色んな事が起きるので止められません。

そして翌日は、朝からまた仙山線に乗り、長〜いトンネルを抜け山寺へ。山寺は「静けさや、岩にしみ入る、蝉の声」と松尾芭蕉が俳句を詠んだ名所、立石寺があります。山寺とう地名といい、作並の先のトンネルの先といい涼しい感じなのですが、ここの夏は結構暑いです。なので、午前中に来て涼しいうちに登って、松尾芭蕉になりきってみるのがいいと思います。不思議と何か一句、詠みたくなってくるから不思議です。たまこんにゃくでも食べながら、一句読んでみては如何でしょうか(笑)。

そしてぜひ、1000段を超える石段に挑戦しましょう。途中見所がたくさんありますが、駅前から片道1時間はかからないと思います。その頂上の五大堂の展望台から望む下界は素晴らしいの一言。仙山線もオモチャみたいです。ここに来るといつも思うのは、こんな所にこんな寺をどうやって作ったんだろうという事です。

山寺と言うと皆さん山の上のお寺ばかり思ってしまうと思いますが、下の方という言い方が正しいか分かりませんが、結構見る所も多いです。宝物館あり、亀の甲石あり、こけし塚ありと、意外と麓にも見所があるのです。

お昼はやはりお蕎麦でしょうか。この辺りにはお蕎麦屋が結構あり、食べるには困る事はありません。そして、その後は松尾芭蕉記念館もあるので、そこをゆっくり見学。俳句の世界に浸ってみるのもいいと思います。

そんなこんなで、もう仙台に戻る時間です。そして、またここも鉄チャンタイムと行きたい所です。私が行った頃は駅のホームから仙台寄りに、おそらくSLが使ったターンテーブルの遺構があったのですが、まだあるのかなあ。もしあるのならぜひ探して見つけてみて下さい。

そして、まだまだ時間があるなんて思わず、仙台駅でのお土産タイムも忘れずに計画しましょう。本当に仙台は買いたい物がたくさん。ずんだ餅、ずんだロール、牛タン、笹かまぼこ、生どら焼き、萩の月白松がモナカ、日本酒、その他諸々。毎度毎度、本当にあっという間に両手に一杯のお土産になり、買った本人達もビックリします。

こんなお土産の買い物も楽しいぶらぶら旅。この仙台ぶらぶら旅だけは、妻が率先して行きたがります。帰りの新幹線では、またまたビール片手にお土産で一杯。最後の買い物のイメージが強く、今回はどんな旅行だったっけ?等と2人して話しながら帰る旅行も面白いと思います😅😵。