前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

120.私のX-JAPAN奮闘記9

そしていよいよライブの始まり。いきなりYOSHIKIのドラムソロから始まりました。会場内は怒涛の声援、当然直ぐに皆立ち上がり座っている人などいません。この圧倒的な声援にまたまた度肝を抜かれました。今までのライブ、と言うかコンサートは公会堂とか記念館とかのレベルのせいぜい数千人の世界、しかしここは武道館も比較にならない程大きい東京ドーム、5万人のファンを集めてのライブ、今までと迫力が違うのは当然、まさにレベルが違う、この興奮の坩堝の中、自分もそれに釣られるように立ち上がりました。そして、メンバー紹介の音楽が流れ、「Introducing X-JAPAN〜〜〜〜」と会場中に響き渡るとファンは超大興奮状態、それに続き「Rusty Nail」が始まると周りは更に凄い歓声で、まさに無謀な夜状態。自分も負けないように大声を出しました。それから先は夢のような時間であっという間、気がつくと小休憩時間となっていました。

ふと隣を見ると中学生位の男の子が2人、こちらを見ていました。「おじさん、一人?、X始めて?」と聞いて来たので、「そう」と答えて、「色々教えてね」と言うと嬉しそうに頷いてくれました。その後も色々あったのですが、とにかく興奮してトランス状態、あまり覚えていない感じでした。そんな中で隣の中学生から言われたのが「Orgasm」の時でした。この歌は知っていましたが、途中からYOSHIKIがいなくなり延々と演奏だけが流れるシーンがありました。会場中が飛んだり腕を上げたり大騒ぎになりました。「おじさん、この曲知らないの? こうすんだよ」と教えてくれました。最初は面白がって飛んだり腕を上げたりしてましたが、この頃はまだランニング前の身体、すぐに疲れて、後は周りの人達の大騒ぎ振りを見てました。これは凄い、たまに行く都心のディスコも凄いけど、スケールが違う。5万人のディスコなんてありえないけど、まさに例えようもない凄い盛り上がりでした。そして最後の部分ではヘドバン。これは自分には無理、首を悪くするようなこのヘドバン。生で初めて見ましたが、ファンは私が貰ったビデオの時代より更に過激になっており、これにも度肝を抜かれました。

その後は結構長い休憩。暫くは興奮冷めやらぬ状態でファン達は各々過ごしますが、そのうちに、どこからともなく「We are X」のコールが起き始めます。そして2階席からはウェーブが起こり始めます。そのうちにアリーナ席、1階、2階とウェーブの交換が始まりました。5万人がこんな休憩時間でも一つでいる、このライブは何て素敵なんだろうと、本当に思いました。気分も高揚しビールも進み、いいほろ酔い加減。ライブって最高だな〜と癒される感じでした。長めの休憩時間はこんな事をしているといつのまにか終わり、そして後半が始まりました。

そしてあっという間にラストのX。これも中学生に教わって、始めの部分のヘドバンをやりましたが、とても続かない。その後のXジャンプも教わりましたが、体力が続かず最後まで飛びきれませんでした。そしてあっという間の終演時間。終わってみると汗だく状態。初めてのライブは今まで味わった事のない充実感、達成感を感じ、大満足で終わる事ができました。この時少しですが、Xのライブに行く為には、ダイエットして体力付けないといけないなと思ったのは確かでした(笑)。

メンバー達はファンに向かって何度も手を振り、YOSHIKIは花をファンに向かって投げているのが見えました。最後は舞台の挨拶のように5人で飛び上がって終了。会場には「Say  Anything」が流れています。興奮冷めやらぬファン達はこの歌を大合唱。私もこの中に暫くいて余韻を楽しみたかったのですが、既に時間はかなり遅め。一体何時間やっていたのだという驚きを感じながら、今年中に帰れるかの時間になってしまったので、泣く泣く中学生達に別れを告げ、ドームを後にしたのでした。

これが噂のXジャンプ。手を頭の上で交差させてジャンプするので最後までやり切るには結構体力が要りますf:id:x-japanese:20210911203301j:image