前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

132.私の X-JAPAN奮闘記21

今日の日産スタジアムのライブは報道によると7万人収容との事。あの東京ドームより多いので帰りを心配したのですが、普段からサッカーもやっている会場なのだからそんな心配もいらないんだろうと思って会場入りしました。小机駅で降りスタジアムまでの道はライブへ行く人達で溢れ、自然とテンションも上がって来ます。会場に着くといるいる、赤い髪赤い服。そして会場入りです。初めての野外の為その景色がとても新鮮、夕暮れの舞台が何ともいい雰囲気、しかし気温と湿度は高いまま、既に汗が出ている感じです。周りを見渡すとスタンドまで良く入ってます。良くこれだけの人を集める事が出来るよな〜といつもながら感心しました。

そして開演、するといつもの音ではないものが少しずつ聞こえてきます。あれ?と一瞬思いました。いつもは「Amethyst」というオープニングの曲のはずが、今回は違う曲のようです(実はこの曲の題名もこの頃知ったのです、笑)。同じクラシック系ですが、女性のコーラスが入り前回よりもスケールが大きい感じの曲、「MIRACLE」の初披露がこのライブでした。これも中々ムードを盛り上げるな〜と聞いていると、さらに女性のナレーションが始まります。「Welcome to our Show〜」と続くとドラムにYOSHIKIが登場、会場が一気に大声援に包まれます。そして、メンバー紹介。TAIJIが紹介されるのかとドキドキしましたが、この時は無し。そして曲に突入、一曲目はこれも変わって「JADE」です。それからは怒涛のライブの始まり。この暑さや湿気に心配しましたが、始まってしまうとそんな事は忘れてライブに没頭して行きます。しかしさすがにYOSHIKIはキツそうでした。Toshlが「湿気に弱いYOSHIKI」などと言いファンの笑いを誘っていました。

そして時間はあっと言う間にラストナンバーの時間。Toshlが「今日はスペシャルゲストが来てるぜ〜」と言うと会場は大盛り上がり。やはり皆知っているのです。続けて「オンベース、TAIJI〜」と紹介すると、今までに聞いた事の無いような怒涛の声援。周りからも名前を呼ぶ声援で、会場はもう大興奮状態。私も初めて「TAIJI〜」と叫びました。涙ながらに名前を呼びました。そして出てきた姿は十分に今のXのメンバーのビジュアルに引けを取らない立派な出立ちでした。ガッチリとToshlやHEATHと握手、Toshlのメンバー紹介が始まり、もちろんHIDEの名前も呼ばれ「7人のXで行くぜ〜」と痺れる言葉、ファンの興奮は最高潮、怒涛の「X」へ突入して行きました。私も超興奮状態、家族の存在も忘れ、ヘドバンに突入、Xジャンプも絶好調。夢のような時間が過ぎて行きました。TAIJIはこの曲だけでしたが、十分に満足したライブでした。翌日も同じような興奮に包まれ、本当に幸せな時間が過ごせました。

このライブの後、私はこのままTAIJIがXに復活してくれればいいのにと思いました。今のSUGIZOも頑張っているけど、この時はまだ、HIDEの代わりは荷が重すぎると思っていました。TAIJIであれば十分変わりは出来る、逆に出来るとしたら彼しかいないと思っていました。しかしその翌年、信じられないニュースがありました。そのTAIJIが死んでしまったとの事。原因は何だか良く分からない感じですが、また不幸が起こってしまったのは事実でした。一縷の望みが叶えられなかなったと思うと、それはそれは残念な気持ちと、また自分の気持ちが落ち込んで行くのが分かりました。

ライブ会場に置かれているYOSHIKIのドラムセット、記念写真も撮れます。f:id:x-japanese:20210912211402j:image