前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

85.大腸検査

大腸検査の病院はネットで随分調べました。もう病院で嫌な思いはしたくない、とにかく患者に寄り添ってくれるような病院はないか探しました。ネットの情報は本当にたくさんあり、クチコミも確かに役立つ情報なのですが、逆にその情報が多すぎて中々判断がつきません。すると妻がある日、少し遠いけどいい評判の病院を見つけて来てくれました。また妻に感謝で頭が下がる思いです。

早速その病院に連絡、土曜日もやっていたので予約をし診察に行きました。そこは肛門科の病院でした。時は9月、既に退職のカウントダウンが始まっている時期だったので、遠慮なく休みを取って診察に向かいました。因みに私は辞める前に有給休暇を消化する事はしないと心に決めていました。随分病気で会社を休んだので、せめてものお返しの気持ちでした。しかし退職前に治療だけはしっかりやっておきたい。再就職が絡み保険関係でガチャガチャするのは嫌だったので、この辺りだけは我儘を通させてもらいました。

そして初診当日、紹介状を持って病院へ向かいました。そして診察、問診の後、数日後に大腸カメラで検査する事になりました。その際、QST病院の先生に言われた通り、重粒子線治療の話をしました。その話はまた検査当日の先生に話して欲しいとの事でしたので、その数日後の検査の先生にもしっかり伝えました。

大腸検査とは、肛門からカメラを入れ直腸から大腸を画像を見て検査します。その際、当然便が残っているとダメなので、前日から便を出す準備をします。特に当日朝から、便を全て出す為の水をたくさん飲むので、それが結構大変です。飲んではトイレ、そしてまた飲んでの繰り返し。私は自宅で準備していましたが、病院でやる方も多いようです。

そして、もう水のような便しか出ないようになったら、病院へ向かいます。私は車で向かってしまったので、途中からお腹が変な感じで、電車で行けば良かったと後悔しました。トイレに行きたくなったらどうしようなどと思いながら運転してましたが、幸い何事もなく病院に着けました。

奥日光の竜頭の滝、華厳の滝より好きかもf:id:x-japanese:20210403145030j:image