前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

88.再就職とその後の経過観察

再就職先は以前の会社とは全く違った業界で、しかも知識があるとはいえ未経験の部署。この仕事が結構なストレスを生みました。その為、小さい頃からの持病でしたが、このところは鳴りを潜めていた喘息の発作を起こしてしまい体調を崩してしまいました。またずっと座っている部署の為、下半身の圧迫という意味でも結構な影響があり、血便が続くようになってしまいました。

再就職については、環境の変化で身体に色んな影響があるだろうとある程度予測はしていましたが、それほど忙しくない仕事であるのに、これ程ストレスがかかるとは思わなかったので、かなり精神的に追い詰められてしまいました。せっかく誘ってくれて、厳しいと言われる60代の再就職もする事ができ、誘ってくれた方の為にも何とか役に立てるよう頑張ろうと思った矢先に、思わぬ先制パンチを食らったという感じでした。

再就職の後、3ヶ月位はストレスと悶々とした気持ちで仕事が辛く、こんな生活が続くようだとまたどこか悪くなるような事にならないか、不安も出てきました。そんな中、また経過観察の時期が来ました。QST病院に行く前の尿検査と血液検査には特に異常は無かったので、とりあえずホッとしました。

そして、QST病院での経過観察を迎えました。これは平日の為、初めて再就職した会社で初めて有給休暇を取り経過観察へ向かいました。この時はあえて先生に詳細を言わず、今の環境と体調の情報だけで診断してもらおうと思い、勤め先が変わり血便が続く話のみをしました。先生の対応は便の様子と尿の出の様子を詳しく聞かれ、その他気になる事を確認され、結果診断は特に何も無し。以前、大腸検査の時の結果も踏まえて、経過は順調との判断でした。

QST病院には絶大な信頼を寄せているので、身体には特に影響は無い、精神的なストレスだけだから何とか頑張らないとと思いました。その後は何とか頑張って仕事にも慣れて来て、今は随分精神的にも落ち着いてきて、平穏な生活に戻りつつあります。喘息も落ち着き、ランニングも復活させられる位になりました。この辺りも病院への信頼が大切だと思ったものでした。

埼玉県東川の桜の花筏f:id:x-japanese:20210406132229j:image