前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

6.一転

前回、PSA値が下がった事により気分は晴ればれ。もう治ったと同然の如く、小旅行に行ったりランニングしたりハイキングに行ったり娘のお見舞いに行ったりと、あの暗い気分は何処へやら。すっかり前立腺の事は頭から消えていました。そして、5月のGW開けに経過観察。ここで衝撃の検査結果が待ち受けていました。何と、PSA値が4.4と大幅に増加。これにはショックを受けました。しかし、そんな私に担当医は慰めの言葉を言ってくれ、また次回様子を見る事になりました。病院からの帰り道、今後の展開が一気に不安になりました。まさかのPSA値の悪化。思っても見なかった結果で、その日はなかなか妻にも言えず、今後どうなるのか、とても不安になりました。アラームが出ている数値が改善せず少しずつ上がり続けるというのは、何とも言えない不安に苛まれ、心はモヤモヤ、イライラするものです。とりあえず次回の経過観察は前回同様、4ヶ月開けて9月の予定。しかしその中間の7月に勤務先での人間ドッグが控えていました。しかし、悩んでいても仕方ない、先生もそれほど心配なさそうだったし、わざとその話題から逃れるように過ごしました。気分転換にはランニングが一番。季節的にも若葉が繁る気持ちいい時期、土日になると妻とマラニックに出掛けるようにしました。マラニックとはマラソンとピクニックの造語で、楽しみながらノンビリゆっくり休み休み走るジョギングのようなもの。これは気分転換にはかなりの効果がありました。

若葉が繁る家の近所のマラニックコースf:id:x-japanese:20190918063604j:image