前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

5.3ヶ月ごとの経過観察

7月の診断ではハッキリしなかったので、それから3ヶ月ごとの経過観察で病院通いが始まりました。この次は10月。検査は血液と尿の2つで、主にPSA値を追って行きます。特に生活に制限が出る訳でも無く薬が出る訳でもありません。この時のPSA値は初めて4を超えました。担当医の先生は、「この位は良くある事だから心配いらないよ」と元気付けてくれました。次回は年が変わって1月。この時は4を切って3.9。なんと改善してました。先生も喜んでくれて、次回は少し開けて、5月に行く事になりました。この時は「このまま数値は下がって病院通いも終わりだ」って一人で勝手に思っていました。ちなみにPSA値は、64歳以下は3.0以下が正常となっています。私は57歳だったので再検査となった訳ですが、この値が高いからといってすぐに前立腺癌が疑われる訳ではありません。他の可能性としては前立腺肥大や前立腺炎がありますし、実際私の先輩でもPSA値が7以上なのに前立腺癌では無く、酒飲みでピンピンしている人もいます。PSA値が下がった私、今年は春から縁起がいいや、娘にも子供が授かったという話も舞い込み、「やっぱりこのまま正常に向かうんだ、悪くても前立腺肥大程度なんだろう」と晴れ晴れした気分で病院を後にしました。来年はいい年になるな、なんて思いながら、この冬はどこに旅行に行こうかなどと考えながら家路につきました。

仙台の冬のイルミネーション、光のページェントf:id:x-japanese:20210316165450j:image