前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

4.再検査

X-JAPANのライブを堪能した私は、妻との約束通り、人間ドッグを受けた関連の病院に再検査に行きました。余談ですが、この時のX-JAPANのライブは、リーダーのYOSHIKIが以前から痛めていた首の治療をした後の為いつもの激しいパフォーマンスが出来ず、史上初めて、ロックバンドによるアコースティックライブという形式で行われました。身体がまだ完治していない中、一生懸命頑張っている姿を見て「おれも頑張って検査を受けないと」と、元気づけられたのを覚えています。検査は、幸い土曜日もやっている病院でしたので会社を休む事無く受ける事ができましたが、混んでて参りました。時は7月の末、本来なら夏のレジャー真っ盛りの時期、自分は病院通いかって気分は最低でした。「どうせ経過観察でまた来て下さい」って診断だろうって思いながら、初診の受付に紹介状を提出し、すぐさま採血、採尿、エコー検査などを受け、暫く結果待ちで待合室で待っていました。かなり長い間待ってやっとの事で担当医に呼ばれ、そして検査結果はPSA値3.7。他は肝臓のγ-GDPが気になるがそれ程でもない、その他は異常無し。担当医の診断はやはり経過観察、3ヶ月後に来て下さい。予想通りと言うか、やっぱりなって感じで、とても損した気分でした。やっぱり今回はスルーして来年またドッグで悪い結果だったら再検査を受けるって方向性で良かったんじゃないかって、暫くは大切な休日を潰された事と、思ってた通りの診断だった事にイライラしていたのを覚えています。その後気分転換に、妻と行った高尾山にあるビアマウントで夜景を見ながら飲んだビールの美味しかった事と言ったらありませんでした。この時はまだ、自分が癌と戦う事になるなんて、思ってもみませんでした。

高尾山にあるビアホール、ビアマウント。夏でも涼しいし夜景が最高👍。f:id:x-japanese:20210315074654j:image