前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

ダイジェスト、QST病院情報10

退院した後は、QST病院に定期的に経過観察で通うのですが、ここでまた面倒な事があります。QST病院は基本検査をしないので、また元の病院に戻って定期的に検査に通い、その情報を持ってQST病院に行かなくてはなりません。要するにダブルで病院に通う事になります。これは予想出来なかった事で、また前の病院に行くか、それとも新しい病院を探すかかなり悩みました。退院後は約3ヶ月、その後は約5ヶ月ごとに経過観察に通っています。その前に検査の為に病院に行き、その情報をもらってQST病院に行くというパターンです。私はがん保険に入っていましたので、この両方の病院の通院費用が出たので助かりました。今は前の病院に仕方なく行ってますが、今でも代えようか悩んでいます。何かしっくり行かない感じでギクシャクした関係に感じています。QST病院ではこれに関する紹介はしてくれませんでした。その後は、体調は順調。最初の検査結果もPSA値は見事に下がっており、時折便に血が混じる事がありますが、経過観察でも問題無しとされ、元気に過ごしております。その後、会社の人間ドックで血便について指摘され、また検査に通っている病院を紹介されましたが、QST病院の先生に相談したところ、直腸や大腸検査は年齢的にも勧めるが、重粒子治療を行なった事をしっかり伝えて下さいとの事。そうでないと変な処置をされてしまう可能性があるとの事。私は自分で専門の病院を探し、受付でそれを伝え診察を受けたところ先生が良く理解してくれて、逆に大腸カメラで直腸周辺の重粒子治療の跡を見せてくれました。下半身の鬱血や便の状態により他少血が混じってしまう事があるそうで、やはり先生の言う事をしっかり守り規則正しい生活が必要なんだと実感しました。専門病院の先生が言うには、今後便の検査では必ず引っかかるのとの事でした。その都度検査する事はないとの事ですが、気になるようならいつでも受診して下さいと言ってくれました。最後の関門は、これからは病気とお付き合いしていくという心掛けが必要と言う事でしょうか。それではダイジェストはこの位にして、いよいよ詳細に移りたいと思います。それにしてもQST病院はとても病院とは思えず、本当にここは研究施設なんだと感心しました。所々珍しい物があったので、皆さんも是非探検してみて下さい。f:id:x-japanese:20210218084849j:image
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