前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

ダイジェスト、QST病院情報8

私は帰宅時の規制はほぼありませんでした。もちろん飲酒、喫煙等はご法度です。運動もウォーキング程度ならOKでした。この帰宅があった為、3週間の入院はそれ程長く感じませんでした。しかし日曜日の午後8時までには病院に戻らなければなりません。その時の病院に行く道すがらは、とても寂しくて病気の事を後悔しました。病院に戻るとあとは先週の繰り返し、ひたすら照射を続けます。第二週ともなるとかなり病院生活も慣れてきます。私は朝夕とウォーキングをしていました。花も植えてあったりして歩いていても気持ち良かったです。病院は研究所もある為かなり広く、いい運動になりました。因みに写真の赤いラインが私のウォーキングコースです。一周1.5kmほどだったでしょうか? 私の入院している時には職員の方達による音楽会があり、アットホームな感じで随分と盛り上がっていました。お見舞いも基本は自由。病室でも一階のロビーでもOKですが今はコロナ禍で難しいでしょう。このような感じなので、途中から癌の治療に来ている事を忘れてしまう感じなります。第五の関門は気の緩みでしょうか。本当に重粒子治療自体は痛くも痒くもなく、治療も準備時間を含めても1時間程度、食欲が落ちる、毛が抜けるとか気持ちが悪くなるなんて事も無い、夢のような治療です。しかしこれが返って気を緩ましてしまうようです。患者の中には土日はホテルに外泊し、そこでアルコールを飲んでいたようで、看護師さんに叱られている人もいました。                      ウォーキングコースf:id:x-japanese:20210217183225j:imageウォーキングコース
f:id:x-japanese:20210217183219j:image職員による演奏会
f:id:x-japanese:20210225141341j:image花壇f:id:x-japanese:20210225132700j:image新治療研究棟に咲いてる朝顔f:id:x-japanese:20210222084920j:image