前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

ダイジェスト、QST病院情報7

病室に帰ると1時間半位経っていました。看護師さんが直ぐに来てくれました。初めての人は中々上手く行かないから大変だったのでは?と労いの言葉を掛けてくれました。確かにあの緊張感は今までに味わった事の無い緊張感でした。これをあと11回もやるのかと思うと、ちょっとウンザリしてしまいました。実際、緊張から上手く排泄出来ない人や、照射台で静止していられない人などいるそうです。でもこれも慣れのようです。回をこなすごとに段々と慣れてきて、私も最後の方はコツも覚えてきて楽にできるようになりました。しかし「ズレたらどうなる?」という緊張感は最後まで無くなりませんでした。そして翌日からの毎朝の医師の検診は、主に排泄の様子を聞いてきます。私の場合、3回目位から暫く小の方の出が悪くなり、薬を貰って飲んでました。それ以外は幸にも副作用も無く順調に治療をこなせました。同室の患者さん達もそれぞれ副作用はあったようですが、主に排泄系でそれ程重篤な人はいませんでした。看護師さんも優しく速やかに動いてくれます。そして、最初の週末を迎えるにあたり、私は週末は家に帰ろうと思っていたので看護師さんに確認したところ、一応医師の許可がいるとの事で聞いてもらいました。確か木曜日の治療の後、確認したと思います。その後、夜に医師の許可が出ました。早速、スタッフステーションに置いてある外出許可書に記載し提出しました。あとはその時に食事はどうするのかと帰りの時間を質問されるだけでした。外出の時は腕に巻いてある患者のリストバンドは外してくれます。帰れる日は朝から楽しみだったのを覚えてます。当日は照射が終わったら直ぐに支度をし、患者の皆さんに挨拶して、そそくさと帰って行きました。                      処方された薬f:id:x-japanese:20210225133930j:imageスタッフステーションにある届出書類
f:id:x-japanese:20210219162757j:image患者のリストバンド
f:id:x-japanese:20210217132857j:image稲毛駅f:id:x-japanese:20210225132410j:image