前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

ダイジェスト、QST病院情報4

入院初日には簡単な館内の説明と所持品のチェック、簡単な測定があります。所持品で大事なのは重粒子の照射時に着る下着のパンツです。これは診察の段階で看護師さんから説明があります。治療の照射時には放射線棟に歩いて行くためパジャマよりはジャージとかスウェットがいいと思います。また歩きやすいようにサンダルがあるといいと思います。ロッカーは病室の入口にあり十分な大きさでした。ベッドは自動で動きリクライニングもできライトもあり、また有料ですがテレビもあるため、読書等してそれなりには退屈しなかったです。もちろんベッドはカーテンで仕切られています。小さいながらもセーフティーボックスもあり小銭とかはそこに入れておきました。一通りの説明の後、いよいよ治療の説明がありました。前立腺癌は基本12回照射で週4回行います。その計画表と排泄の記録表を渡されます。                      治療の計画表f:id:x-japanese:20210222083950j:image排泄記録表f:id:x-japanese:20210225125803j:image

前立腺は膀胱と直腸に接しているため、この管理がモノを言う治療となります。溜まる量により前立腺の位置が動いてしまうので、小と大がいつ出たかの記載と共に、治療前には必ず用を足して行かないとなりません。そこは結構なプレッシャーとなりました。とにかく照射時に前立腺がいつも一定の所にあるよう気をつかう事が最重要な感じでした。第三関門は規則正しい排泄だと思います。規則正しい食事や睡眠も重要のようです。説明も終わると、もう夕食です。食事は朝、昼、晩の3食。量はまあまあ、味もまあまあってところです。ふりかけや瓶詰めの佃煮などを用意している人も多かったです。食堂には患者個人で利用可能な小さな冷蔵庫もあり、私はゼリーとかプリンとか置くのに重宝しました。またお湯は就寝時以外はポットが置いてあり、お茶が飲めました。自動販売機も置いてありコーヒーとかも飲めました。一階には当時はパンやお菓子の自動販売機もありました。お風呂はシャワーになりますが基本自由に入れました。時間制限がありますが事前に予約するボードに記入しておけばOKです。一階の受付横には銀行のATMもありお金の心配もありませんでした。就寝は10時、朝は6時起床。洗面所もトイレも病室の直ぐ脇にあり便利でした。                      病室横のロッカーf:id:x-japanese:20210302084931j:image
ベット横の机の中のセーフティーボックス
f:id:x-japanese:20210216231538j:image食堂にある小型冷蔵庫
f:id:x-japanese:20210216231543j:imageシャワー
f:id:x-japanese:20210217221105j:imageシャワー予約表f:id:x-japanese:20210225133901j:image1階入口の銀行ATMf:id:x-japanese:20210225130204j:image