紹介状はこちらで準備して、病院から送ってもらいました。この紹介状はQST病院のホームページから印刷して持って行きました。基本、紹介する側の病院は全然動いてくれないと思っていた方がいいと思います。予約の回答はその病院宛に届き、これも聞かないと教えてくれませんでした。約10日後くらいには連絡があったようです。このお陰で、結構な間ヤキモキしていたのを覚えています。私の場合、前立腺癌が前年から保険適用になった影響でかなり混雑しており、4ヶ月後の予約でした。最近まで重粒子治療は先進医療で保険適用は無かったのですが、最近は徐々に適用になる部位が増えているとの事です。そして、初診の日。電車で行くのは何か嫌だったので、妻についてきてもらい車で行きました。電車でも、総武線快速も停車する稲毛駅からバスも頻繁に出ていますし、歩いても10分程度なのでとても便利です。駅も結構賑わっています。駐車場も無料でたくさん置けますのでどちらでもOKです。まず病院棟に行き受付を済ませ、検査した情報を渡しました。これも検査した病院にしっかり期日を告げ準備しておいてもらう必要があります。それを次回診察までに再度詳しく検査、診断をします。待合室は予約診療の為かそれ程人はおらず、殆どは連れの人がおりました。そして問診、カウンセリングを受け、重粒子治療を行うかをしっかり確認されました。やはり先端医療とはいえデメリットもある事を詳しく説明されました。初診は結構時間がかかりました。そして、次の受診はその診断結果が出る約1ヶ月後。その時は再検査の結果と入院スケジュール、治療方針の説明があります。 私の場合、診断結果が意外と悪く、なるべく早く入院という段取りで進みました。それでも入院はそこから約3ヶ月後。その間薬を処方されました。この時は少し焦りましたが仕方ありません。またこの時はいくつかの研究に協力の依頼がありました。断っても特に問題ありませんが、研究の為の治療に対する情報提供には協力しなければなりません。これにはさすが最先端の病院なんだなっと実感しました。そして次は入院前に重粒子治療に使う器具の作成を行います。これは入院する10日位前に行います。この器具は重粒子を放射する際、体が動かないよう固定する用具ですが、この作成はすぐに終わります。この時は少し奥まった所にある新治療研究棟に直接行って診察はありませんでした。第二の関門は時間がかかるところです。癌治療は少しでも早く治療を始めたいので、この待ち時間は結構きつかった思い出があります。私の場合は癌と診断され、入院治療にたどり着くまで約9ヶ月が経過していました。その間は、特に生活に制限等は無く、普段通りの生活をしていました。 病院前のバス停正門病院内の案内板患者用駐車場受付前の待合室診察室新治療研究棟の一階フロア