前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

500.私の愛車遍歴の思い出、13

今回は私が初めて買った車、ミラージュです。このブログの記念すべき500回目が、何とこの車を購入した話になるとは思いませんでした。何か偶然とは言えない運命のよう無い物を感じるなあ😊。このブログ、まだまだ頑張って続けて行ければと思っております💪。

改めて本編に戻ります。あれ?カリーナとかセリカでは無かったの?、と突っ込まれそうですが、なぜそうなったのかを書こうと思います。これは一言で言うと、彼女の争奪戦の結果だったのです。オースターの一件から、私はこの女性(今の妻です)を何とか落としたく、積極的にアピールしていたのです。以前に振られるようにフェードアウトしてから、ひょんな事から再開し、また少し付き合えるようになったのです。しかしちゃんとした彼女であるとは言えず、中途半端なお付き合いをしていたのでした。

そこに所謂、ライバルが出現したのです。この頃の男性達は、デートに誘うには手っ取り早いのはドライブに誘うのが一番。町や観光地で女の子を誘う、所謂「ナンパ」も車でやるのが一番だったのです。中には高級車でドライブに誘う輩もいましたが大体が家の車。家が裕福で無い我々は大体が中古車、または小型の車でした。しかしこの頃は、ツーボックスカーとかコンパクトカーとかが流行り出し、若者でも手が出る位な金額で買えるようになって来た事から、車を持つ連中が増えて来ました。

このサイズのパイオニアと言えば、やはりホンダのシビックでしょう。それまでの乗用車と言えばセダンタイプが主流だったのを、ハッチバックスタイルという物を世に広めたと思います。またボディが小型化軽量化、そしてエンジンの進化で燃費も良くなり、大ヒットした事により、このサイズの車がその後どんどんと出て来るようになったのです。世間が車を選ぶ基準に、「経済性」とか「可愛い」というコンセプトを加えた車だと思います。

そして1980年に、マツダの5代目ファミリアが登場します。これが大ヒット。確かにハッチバックのその車体は可愛く、特に女性には、赤い色のファミリアが人気となりました。また、シートがフルフラットになるので、当時のサーファー達にも人気が出たようでした。瞬く間にその人気は若者層に広がり、この車により2ボックスカーというジャンルが確立したと思っています。そしてライバルはこの車、ファミリアを引っ提げて彼女にアタックを仕掛けて来たのでした。その時の私はというと、カリーナが無くなってしまったので、ローレル、そしてダットサンやデリカ辺りでドライブに誘っていました。ローレルなら十分に優勢な感じがしますが、ローレルは彼女に不評でしたので、さすがにこれでは勝負になりませんでした😵。

しかし彼女は、そのライバルのデートの誘いには乗り気では無いようでした。どうもハッチバックのサイズの車は可愛いと思っているようなのですが、あまりの人気でファミリアがたくさん走ってるようになり、そのありきたり感が嫌そうなのでした。そしてある日、学校からの帰りが遅くなる日があるというので、その日に駅までダットサンで迎えに行った時です(元祖アッシー君ですね😅)。家までの道を走っていた時、突然、彼女が「あの車、可愛いよね。」と言うのです。その方向を見ると、信号待ちをしていた赤い2ボックスカーが止まっていたのでした。

私はそれまでは、カリーナとかセリカとかのハードトップ系の車ばかり調べていたので、その車が何だか分かりませんでした。確かに可愛いけどファミリアとあまり変わらなく見えました。そして、その時です。私の闘争本能に火が付いたのです。「この車を買えば彼女は完璧におれのモノになる」と思ったのでした。それから、この車探しを始めたのでした。最初は「まさか外車じゃないだろうな!」と思いながら、車雑誌を調べました。

すると程なくこの車が分かりました。三菱のミラージュという車で、既に2年前位から発売されており、それなりに売れているようでした。彼女にこの情報を見せると間違い無いとの事。この車も結構人気があるようで、その中古車価格はかなり高めでした。確かに一番古くても2年落ちという事になるので、金額もそれなり張るのは当たり前でした。それよりこの車、中々数が無いのです。まだ新しいので買い替え時期でも無く、中古車市場にあまり流れて来てないようなのです。まさか新車を買う訳にも行かず、これは悩ましい選択になりました。

また色々と調べると、中々マニアックな車でした。マニュアル車は4速で普通なのですが、もう一つシフトが付いていて、それを組み合わせると8速になるというシロモノでした。オプションでしたが、サイドボディには黒字の切り抜き文字で「MIRAGE」と入っており、その姿は斬新でした。またこのメタリック塗装が綺麗。赤では無く、ワインレッドという色合いは何とも言えず、これは確かにファミリアのファン層とは少し違うというのが分かりました。彼女はこう言った、世間とは少し違う物が好き、という拘りがあるのかと思いました。こんな所がある彼女に、私はさらにキュンとしてましい、私はとにかくこの車を何とかゲットして、ライバルとの競争に勝とうと爆進したのでした😊💪。f:id:x-japanese:20240302002212j:imagef:id:x-japanese:20240302002548j:image
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