前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

348.私のまた行きたい温泉、関東近隣編7

第6回目は伊豆熱川温泉です。え?当たり前な温泉だなと思うかも知れませんが、是非ここもお勧めなんです。この温泉も江戸時代からの歴史があり、昭和時代は戦後暫くは新婚旅行のメッカだったようです。私の両親も新婚旅行はこの温泉だったと言ってました。駅を降りると、早速右横には温泉櫓と足湯の設備があり、温泉情緒はいきなりMAX。温泉に来たなあ〜っという気持ちになります。おそらく一番温泉の駅らしいっていう感じだと思います。

駅の上の方に上がって行くと、有名なバナナワニ園があり、下って行くとたくさんの温泉旅館があります。その途中にも温泉櫓と、御利益があるお湯掛け弁財天があります。海岸沿いまで下りて来る途中にちょっとした温泉街の繁華街的な所があり、海岸沿まで下りて来るとここにも温泉櫓と足湯の施設である、熱川ほっとぱーくがあります。ここまで来ると駅からかなり下がって来るので、帰りが思いやられるなーといつも思ってしまいますが、その辺りはホテルの送迎がありますのでご心配無く。途中にある「錦」という食事処はアジ丼で有名なお店です。

とにかく温泉櫓が目立つこの温泉は、夜にはライトアップで、冬になると湯気だらけで情緒満点です。温泉はとにかく熱く、名前の由来になっている位です。泉質はメタケイ酸という物を含み、無色無味、特に匂いも感じず、あまり温泉と感じないお湯ですが、肌に良いのがウリな温泉です。

私が初めて来たのは社員旅行でした。なので当初イメージは悪かったのですが、温泉開眼後、妻とランニングが出来て景色のいい温泉は無いか探していました。Googleストリートビューを見ながら走り易そうな道が無いか探していると、この温泉を見つけたのです。そしてとにかく行ってみるかって事にしたのです。

この日は当日は薄暮ゴルフをして、海沿いのホテルに泊まり、その日は早速下見の為、調べてきた道をランニング、海沿いを穴切漁港を目指し走りました。そして翌日も同様に穴切漁港まで行って折り返し片瀬白田駅近くまで行き、そしてまた折り返し。10㎞弱の海沿いの即席ランニングコースの出来上がり。多少走りづらい箇所がありますが、車も少なく海を見ながら波の音を聞きながら走る気分は最高の気分です。

目の前には伊豆大島が見え大自然の景色が広がります。そして走り終えれば温泉が待っています。翌日のチェックアウトの時間がどのホテルも大体10時なので、ちょっと時間がタイトですが、夏場の朝ランなんかにお勧めです。もちろん、ゴルフなんかせず、早々にチェックインして、夕方にかけて思い切りランして、その後は温泉&お酒なんてパターンも最高と思います。

ここの夜は目の前が海の為真っ暗、波の音がいいBGMとなります。晴れていれば星空もよく見えて綺麗です。ほぼ正面に見える伊豆大島の街の灯の景色が私は大好きで、いつまでも見ていたくなります。そしてこの海沿いの景色の最大の見所は海からの日の出です。特に日の出前、空が赤くなってだんだん明るくなって来ると、伊豆大島が浮かび上がるような黒いシルエットになります。この光景だけを見る価値はあると思います。

海の景色と波のBGMと真正面から見る日の出の見事さ。社員旅行では気が付かなかった、この温泉の本当の姿に出会える事が出来て良かったと思っています。やはり昔は新婚旅行のメッカになっただけの事はあると思いました。ランニングをしない方も、伊豆大島を望むホテルからの朝日を一度見てみては、また穴切漁港までのウォーキングなど楽しんでみてはいかがでしょうか?

海に浮かぶ伊豆大島、この日は曇りでしたが、この海から上がって来る日の出は必見ですf:id:x-japanese:20210922175558j:image