前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

241. ジジとお孫のハチャメチャ鉄チャン旅.11

そして西武球場前駅に到着。次は新交通システム多摩湖まで行きます。この電車(?)はタイヤで走るシステムなのでお孫ちゃんは初めてみるタイプの電車です。早速駅に止まっていたので、走ってそこのホームに向かいます。しかしホームではタイヤ部分は良く見えません。仕方無く運転席のすぐ後ろの、いわゆる鉄チャンシートに2人して座ります。お孫ちゃんは先頭を見て線路が無い事に少々びっくり。そして動き出すと、電車特有のガタンガタンという音がしない事にも不思議そうな顔をしています。f:id:x-japanese:20220629075001j:imageまたこの路線、結構クネクネ、アップダウンのある所を走ります。また周りが草が生い茂っているような所も多く走り、まさに山や丘を探検するような感じで走るのです。まさにこの電車が探検電車のようになってしまったのです😅。そしてこの路線も単線で、途中で行き違い設備がありました。するとその対向電車の側面がよく見え、大きなタイヤが見えました。私が説明すると、お孫ちゃんはイマイチの様子。どうもこの電車はイメージが違い、あまり興味は無かったようでした。おまけに結構トンネルが多く、それも嫌な原因のようでした😅。この写真はそのせいで超嫌な顔をしています😅。f:id:x-japanese:20220629074937j:image

そして終点の多摩湖に着き、せっかくなので多摩湖とダムを見に行きました。そこでは富士山と、逆方向には都心のビル街、東京スカイツリーが見えました。それを説明しますが、どうもあまりピンと来ない様子😅。f:id:x-japanese:20220629075037j:image

ここは私と妻は元気な頃はよくランニングに来ていた場所です。お孫ちゃんとここに立っていると、この子と一緒にマラソンなんか出来るといいなあと思い感傷的になっていると、お孫ちゃんは急に走り出し、それを追いかけるのに一苦労。f:id:x-japanese:20220629075053j:imageここは風が気持ちよくお孫ちゃんもいい気分だったのでしょう。

暫くここで遊んだ後、この日は出発が遅かったので既に夕刻の時間、帰る事にしました。するとお孫ちゃん、帰りはあの電車に乗りたく無いと言い出しました😅。やはりトンネルが嫌なようでした。違う方法で帰りたいと言いますが、ここから違う路線で家に帰るのは結構大変です。いつからそんなにトンネルが嫌いになったのか不思議ですが、そんな事を言っても仕方無い。何とか宥めすかして説き伏せますが、中々聞いてくれません。😅。最後の手段はガチャガチャをやってあげると言い聞かせ、何とか乗ってくれました。そして西武球場前駅に到着。そこでガチャガチャをやって、お孫ちゃんのご機嫌も何とか直り、帰りの電車を待ちました。それにしても、小さい子は何でこんなに、ガチャガチャが好きなんでしょう?😅。この駅は西武ライオンズの球場の駅で、野球開催日は沢山の電車がやって来ます。その為ホームが6番線まであり、かなり大きな駅構内です。しかし今日のような何でもない日は全くと言って良い程人がおらず、お孫ちゃんはその広い駅構内を走り回っていました。

するとそこに運良く、スマイルトレインがやって来たのです。これにはお孫ちゃんは大感激。電車もガラガラ状態。お孫ちゃんは電車に乗り込み先頭まで走って行きます。 f:id:x-japanese:20220629075119j:image今日は頑張ったから最後にスマイルトレインに乗れてよかったね、と言うとお孫ちゃんは本当に嬉しそう。f:id:x-japanese:20220629082814j:imageそして先頭にかぶりついていると、先程の駅では対向電車もスマイルトレインでした。それにもお孫ちゃんは大喜び。そしてその後もご機嫌で家まで帰る事が出来ました。途中、バスの中では電池切れの如く寝てしまい😅、バス停から家までは抱っこでしたが、今回も本当に楽しい小さな鉄チャン旅でした。

家まで抱っこしながら、これもこの子のお父さんである婿が帰って来るまでだなあと思いながら歩いていました。最近、婿もあと数ヶ月で出張先から帰って来るのが分かったので、本当にあと何回お孫ちゃんとのハチャメチャ旅行が出来るのやらと思うと、少し寂しくなりました。婿が帰って来れば、こんなに我が家に遊びに来てはくれないんだろうと思うと本当に寂しい。しかしそれが本来の姿です。このお孫ちゃんは我々の数倍、父がいない寂しさを我慢しているのです。早く婿が帰って来て、この子が本当に父とハチャメチャ旅が出来る事を願いながら、家路を急いだのでした。

これでこのシリーズはいったん終わり、また溜まったら書こうと思います。