前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

129.私のX-JAPAN奮闘記18

妻という最強の協力者を得た事により、私の最大のネックだったネット難民問題と資金力に心配が無くなりました。それと同時に私が孤軍奮闘する事も無くなったので、私のX-JAPAN奮闘記も終了する事となるのですが、これではあまりにもあっけない結末なので、このままもう少し続ける事にします(笑)。

妻がTOSHIのファンクラブの会員になった事で、関連してXの情報が先駆けて分かるようなりました。私もXのファンクラブに入っていたのですが、解散後どうなったのか分からず、と言うか何もせずそのまま放ってしまった為、現状は何も無い状況でした。妻のファンクラブのメリットが分かり、私はYOSHIKIのファンクラブに改めて入ろうと決めました。時代は更に進み、パソコンからケータイへ。ファンクラブの申し込みもケータイからが主となりつつありました。何とか会員となりそちらからも情報を得る事が出来、怖い物無しの状態となり、早く次のライブの情報が来ないか毎日のように待っていました。

妻の資金力という最大の武器を手にした私は、最初にXのDVDを揃えないか提案しようと思いました。しかし最初から全部というとかなりの金額になりそうだったので、私の誕生日のお祝いという触れ込みで、以前一緒に買おうと思った「RETURNS」をねだってみる事にしました。すると、いいよ、の返事。あまりにあっけく誕生日にそれを買ってくれました。数万円もするこのDVDをいとも簡単にいいよと返事をした妻、女性の資金力というのは半端ないなと、この時思いました。そしてこの「RETURNS」の「Art of Life」に大感激、その後続く「Orgasm」に度肝を抜かれ、ますます虜になって行きました。特に当時の頭を横に振るヘドバンは過激そのもの、YOSHIKIの首が悪くなるのも当然と思いました。

その後も妻はTOSHIのインストアライブの情報を掴むと、そこに行くようになりました。既に数回行ったでしょうか、気がつくと何やらCDが積まれているのに気がつきました。聞くと握手出来るからと、行くと必ずCDを買ってきていました。まるで何とか48のオタクファンさながら、シングルのCDだから値は張らないのだろうけど、こんなCD買ってどうするんだと思いました。その後も妻は生き生きとし出してTOSHIのファン活動を続けていました。ある日、インストアライブってそんなに面白いの、歌も一曲だけなんでしょ?と話を聞いてみると妻曰く、本当にTOSHIが直ぐ近くで見れると言うので、私もある日の休日一緒に行って見る事にしました。

そこは東海道線の藤沢という町のとあるスーパーマーケット。その一角にイベントスペースがあり、そこが会場との事でした。私達のよく行くスーパーにもそのようなスペースがある所がありますが、まさかそんな所であのTOSHIが歌う訳が無い、何か騙されているのでは無いかと思いました。調べるとまだTOSHIは宗教団体に所属しているのと事。その資金集めの為なんじゃないかと思いました。妻は、別に勧誘される訳でも無く、只でTOSHIの歌声が聴ける、その上、数千円で握手してくれるなら十分安いと言ってました。確かに私のような熱狂的なファンからすると、TOSHIと言えばXのカリスマボーカリストです。あのステージに立っている神様のような存在な人に至近距離で会えると言うのは、嘘でもいいから一回は確認してみたいと思いました。そして握手など本当にしてくれるならしてみたいと思いました。しかし、このインストアライブには苦い思い出があります。X解散の後、TOSHIが私の町のスーパーに、同じようにインストアライブに来た事があるのです。最初に妻がそれを見つけ、私は一瞬行ってみようと思ったのですが、そのポスターを見てガックリしたのを覚えていました。Xの面影は既に無く普通のお兄さんのような出立ちでした。これには大幻滅。こんなTOSHIに会いたくも無いと凄く悲しい気分になったのを覚えていました。

当日、インストアライブまで時間があるので、午前中にHIDEのお墓に行ってみようという事になりました。HIDEのお墓はやはりネットで知るようになり、三浦半島のとある霊園にありました。いつか行きたいと思っていたので、ちょうどいい機会となりました。私達が霊園に着いてお墓に向かって歩いていると、2組のファンと分かる人達とすれ違いました。立派なお墓には花がたくさん飾られており、ファンが本当に多かったんだなと実感出来ました。初めて行ったライブでは生きていたんだと思うと、思わず涙ぐんでしまいました。そしてまた来ようと思い、お墓を後にしました。

2014クリスタルロックナイトライブ、TOSHIは色々な後輩達とも組んで様々なライブを見せてくれましたf:id:x-japanese:20210911190626j:image