前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

128.私のX-JAPAN奮闘記17

暫くはライブの興奮冷めやらぬ中、充実した生活を送っていました。やっぱりライブって最高、Xも復活した事だし、またあの興奮を味わいたい、あの非日常を味わいたいと思うようになりました。私はその後、ネットという情報収集手段を得て、また少しずつですがパソコンの使い方も覚えて、Xの情報難民的な生活からは少し脱却出来ていました。いつまたライブの情報が出るかも知れない、そう思って事ある毎にネットの芸能関係の記事を見ていました。早速その効果が現れ、HIDEの哀悼ライブ、メモリアルサミットを逃さず参戦する事が出来ました。

その後も、昔の映像も見ていましたが、復活の時とはかなりの違和感が出てきており、ここに来て新たなDVDを買う事にしました。ネットで探し今発売しているDVDを探しました。こんな事もいとも簡単に出来る時代になり、改めていい時代になったと思いました。時代もこんな風に変わり、映像もビデオからDVDに変わり、最初は全て買おうと意気込んでいましたが、Xの商品は本当に高い(笑)。泣く泣く一つに絞り、ヘソクリから「青い夜、白い夜」のDVDを買う事にしました。そしてその週末、時間を割いてまず青い夜を見ました。このライブは私が初めてチケット店に行って鼻で笑われた経験のある、あのライブでした。DVDとは言え見応えがあり、翌日には白い夜を見ました。まさに至福の週末を過ごしました。ロックはもちろん、バイオリンとピアノの共演という芸術性、またHIDEの部屋などというエンターテイメント性も加わり、あっという間に見終わりました。これは続けてお小遣いと相談しながら、少しずつ揃えて行こうと決意し、仕事にも励みが出来ました。因みに、私がダイエットをしていたのをご存知と思いますが、Xのライブは激しいのでそれに耐えられるような身体になりたいと思った事も、大きなモチベーションになっていました。この頃はXが復活した事で、色々な事に頑張っていたと思います。

ある日の朝、妻が「この日少し遅くなるからよろしく」と言ってきました。友人と食事でも行くのかなと思ったのですが、その後、妻が続けて「TOSHIのインストアライブに行くんだけど、一緒に来る?」と言いました。一瞬「え?」という感じでした。そんな事、妻の口から聞いた事が無かったので本当に驚きました。聞くと妻は、あのXのライブからあの声に感動していっぺんにファンになってしまったとの事でした。以前からも私に釣られて聴いていて、特にバラード系などは好きでしたが、あの復活ライブは次女より妻を虜にしてしまったようでした。そして、妻はX解散の頃、良くワイドショーを見ていた関係もあり、その後の宗教騒動も気になって見ていたとの事。そのTOSHI自体に関心もあったようでした。私はその日は平日だったので行けませんでしが、妻は仕事を早退して行って来たようでした。

妻はその日はそれ程遅くなく帰ってきたので、すかさず感想を聞こうと思ったのですが、その前に既に妻は超感激状態でした。もう最高だったの言葉しか出て来ませんでした。場所が新宿のレコード店だったので大した事は無い、ただTOSHIを近くで見てみたいとの事で初めてインストアライブに行ったようなのですが、一曲歌ったその歌声が凄かったとこの事。まさにその声量が凄かったようです。Xとはまた違った歌でしたが、これが決定的になったようで妻は真のTOSHIのファンになってしまいました。それから直ぐにファンクラブに入り、妻はそれからTOSHIの追っかけになってしまいました。この出来事は私のネット難民からの更なる脱却に大いに役立ち、妻は私の大きな助っ人となってくれるようになりました。これを契機にX関連なら情報も積極的に調べてくれる様になり、私は妻からの情報を聞いて判断すると言う環境を手にする事が出来ました。また妻がTOSHIのファンになる事により、私のもう一つと最大ネック、資金力においても最大のフォローの風が吹くようになりました。

2017横浜アリーナ、ライブ終了後娘2人とXポーズf:id:x-japanese:20210914080729j:image