前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

125.私のX-JAPAN奮闘記14

21世紀となり、まさにネットの時代が到来していました。色々な事がネットで調べられるようになり、また動画が見れるようになると、様々な動画がアップされ、懐かしい映像も見れるようになって来ました。Xも昔の映像とか、昔出ていたテレビとか、ライブの映像とかが、いとも簡単に見れるようになりました。それも世界的に。そしてこれが、若い世代や全世界にファンが広がるようになったと、YOSHIKIは後でインタビューで答えています。

私が初めてXを見た時代にこのネットがあったら、もっと沢山の情報が集められ、いろんなライブとかにも行っていたかも知れません。そう思うと本当残念ですが、それでもいい時代になった今、自分も暇があればXの事を改めて調べてみる事をするようになりました。するとある日、インディーズ時代のXの動画を探す事が出来ました。私のビデオはメジャーデビュー後なので、さらに前のさらに過激な映像をたくさん見る事が出来ました。今でさえアレルギーは無くなりましたが、これを当初見ていたら完璧ファンにはならなかったろうという映像もたくさんありました。

そして、ある日忘れていた衝撃が。Xの画像は無かったのですが、インディーズ時代の歌のみの物がYouTubeで上がっていました。それを聞いて超びっくり。何と昔探す事が出来なかったあの曲でした。曲目は「BREKE THE DARKNESS」、まさかのXの曲だったのです。これで残っていた気になるバンドが分かり、それがXだったのです。これには何か赤い糸じゃ無いですが、何か運命的な物を感じました。そして改めて、自分は本当にこのバンドが好きなんだと実感し、バンドは解散してしまったけど永遠に聴いて行こうと思いました。

その後も公私問わずに、辛い時、厳しい時、参ってしまうような時等には必ずXの曲を聴く事が習慣となり、その都度立ち直れる力を貰いました。まさにXの音楽は私の守護神でした。Xの曲があればどんな難関でも必ず突破出来ると本当に信じてました。2人の子供達もいつの間にかXを聴くようになってました。思春期に入るようになると、普段置いてあるCDケースや車からCDが無くなっている事も多々ありました。きっと同じように何かにつまづいた時に聴いていたのだと思います。特に次女は、そう言った事は中々言わない性格だったのですが、長女よりよく聴いていたと思います。思春期の中々難しい時期もあり、我々親として対処を悩んだ事もありましたが、そんな事もあってXを聴いていたのかもしれません。暫くはそんな時期が続いて行きました。

そんな随分と時も過ぎたある日、会社から帰ると次女から珍しく私に話があるとの事で、何だろうと思いながら夕食を食べるのを少し待ってました。すると次女がいきなり現れ「お父さん、Xが復活するの知ってる?」って言いました。私は思ってもみなかった内容に一瞬何の話か分かりませんでした。内容が理解出来て、すかさず「まさか!HIDEが死んじゃったから復活はあり得ないよ」と次女に返しました。すると次女はネットを開き私にその緊急告知の画面を見せました。2007年10月22日に復活という記事。私は一瞬信じられませんでした。まさかとはこの事か。そして新曲も既に用意されているという記事まで発信されていました。次女が笑いながら私に教えてくれたのが凄く嬉しかった。しかし、この情報には素直には喜べませんでした。4人でやるのか、あのエネルギッシュなライブを4人でやる事は可能なのか。どうしても信じられませんでした。

2018幕張メッセ3days最終日、まさかの台風により無観客ライブに。まるで今のコロナ禍を予測していたようf:id:x-japanese:20210911202928j:image