前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

93.コロナワクチン接種

6月初めは梅雨らしくなく天気のいい日が続きましたが、後半から7月にかけては梅雨らしい長雨が続くようになりました。巷では高齢者のワクチン接種が進んできており、私の勤めている会社の社長夫妻も2回目の接種も終え安心したし、大した副反応も無く無事に終えれてとてもホッとしていると言っていました。

そして順次、下の年齢層まで対象が広がってきました。そんな中で幸運にも、妻の会社で職場内接種をやる際、家族にもワクチンを接種してくれるという案内がありました。接種券が届いて無くてもいいとの事でしたので、もちろん私は応募し接種してくれる事になりました。重粒子線治療後であり、以前肺炎などを患い呼吸器系が弱い私は結構不安がありましたが、思い切って受ける事にしました。

そして一回目は大事を取って金曜日の夕方に予約をしました。既に妻は二回の接種を終えており、接種後の副反応の情報は色々聞いていました。妻は一回目は大した事が無く、二回目の副反応がひどく翌日かなりの高熱を出しました。その時はまた原因不明の病気をワクチンが誘発してしまったのかとても心配しましたが、その日の夕方のうちに熱は下がり体調も戻っていました。そんな事もあり、自分は妻よりは身体的にも厳しそうと思ったので金曜日にしたのです。

一回目の注射は、妻と同じようにほとんど影響が無いまま時間が経過して行きました。注射の前に色々問診表に基づく問診があり、私は喘息と肺炎の既往症を伝えました。癌関連の質問はありませんでした。そして、4週空けた第二回目、この時の副反応には結構参りました。妻とは違い高熱では無く、筋肉痛の症状が出て3日ほど続きました。特に腰の辺りが酷く、翌日は歩くのもしんどいくらいでした。翌々日の日曜日には徐々に良くなってくるのが分かり、月曜日はほぼ症状は無くなり無事会社にも出社出来ました。あれだけ痛かった腰の具合が何も治療せずにここまで回復するものか、これが副反応というものかと、とても興味深かったです。普段の腰痛だとこうは行かず、整形外科に行ったりしても中々治らないものですが、副反応とはこういう物なんだと実感出来ました。

これでもう怖い物は無いと気分は上々、しかし巷では新しい種類のデルタウィルスとやらが蔓延し出し、またまた東京では緊急事態宣言の発令となりました。ここまで来るとどこが緊急事態なんだか分からなくなります。今年に入って殆どの期間が緊急事態か蔓延防止のどちらかが発出されており、その都度偉い人達が、「今が我慢の時」と言っています。ワクチンを2回接種したからと言っても、今までと行動は変わりません。思えばこの一年半、こんな事の繰り返しで、国民もいい加減呆れている感じがします。もちろん私もその一人、自分の会社人生で同じ事を5回も繰り返すなどは考えられません。この国はこんな連中が仕切ってたのか、この国の将来は大丈夫なのか、最近本当に心配になっています。

また外出の自粛や県を跨いだ移動の自粛です。全くいつまで自粛すればいいのやら、昨年に引き続き、この夏も県内の近所の観光地の再発見をするしかないか〜、と諦めの境地です😅。

狭山ベリーランドにて。このカキイチゴ、ブルーベリージュースは最高です👍f:id:x-japanese:20210810083807j:image