前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

198.コロナワクチン接種3回目

鉄チャンのブログを書いていて思わず気合いが入ってしまい、気がつくと20近い数を書いてしまいました。この間、体調も上々と言いたい所でしたが、それが結構大変だったので、その事を書こうと思います。2022年3月中旬、私は3回目のワクチンを打ったのですが、その副反応なのかエラい目にあったのです。実は私は、昨年位から体調はいいのですが血圧が微妙に上がり始め、医師と相談のうえ今年始めから少し血圧の薬を飲む事になり、高めながらもまずまずの生活を送っておりました。

そして、3回目のワクチンを予約。今まではワクチンの副反応は特にひどく無く、1回目は殆ど無症状、2回目は何故だか腰に来て、翌日はギックリ腰のような筋肉痛が出て寝ていましたが、夕方には回復して来ました。その後は順調で、今回もそんなに気にしてなかったのです。しかし巷では3回目は結構副反応が出るとの噂。念のため金曜日に予約して、副反応が出ても大丈夫なようにしておきました。しかしその時は、当日と土曜日は多少ダルいかな程度で特に何も無く過ごせていました。土曜日は晩酌もした位元気だったのです。

しかし、「今回は特に副反応は無いんだ」と思った日曜日の午後辺りから、何か体調がしっくり来ない、と言うか血圧が上がり始めたのです。その日は寒かった事もあり、また前の日に少し飲み過ぎてしまい、そのせいかも知れないと思いとにかく安静にしていました。翌日も祝日で休みだったのですが、この日も体調が優れません。血圧もかなり高いのではという自覚もあり、昼間に測ってみると167もありました。そして段々と不安になって来ます。何かおかしいと思いながらも、そのうち収まるだろうと家で安静にしていました。

そしてその晩です。寝る前に測った血圧は150。普段は低いはずの就寝前でこの高さはちょっと異常です。そして不安ながらも一旦就寝したのですが、途中で目が覚め、その後何となく眠れなくなってしまいました。すると頭がボーッとして来る感じるになり、何と腕が痺れて来る感じになって行きました。血圧がまた高くなって来たのかもと思いましたが測るのが怖くなり、まさかこのまま死んでしまうのではないかと思った位に心臓はドキドキ、息苦しい感じになりました。左腕は何か麻痺したような感じになって来て、ちょっとパニックのようになってしまい必死に自分を落ち着かせていました。妻を起こそうかと思った位でしたが、何とかその夜を過ごせました。

そうこうしているうちに夜が明け、その日は会社を休み病院へ行く事にしました。その日は雪予報でもあったので、血圧は寒さでさらに悪くなりそうな感じでした。そして朝一番で病院へ。病院で血圧を測ると158。医師もちょっと首を傾げました。そして最近の経過として、金曜日に3回目のワクチン注射をした旨を話しました。すると、最近私のような高齢者の患者がワクチン接種後に副反応で血圧が上がったという話が多いとの事。また、コロナ自体にかかり、後遺症で血圧が上がる事例も多いとの事でした。特に最近のオミクロン株は症状が軽いが感染力が強く、罹っているのに分からない人も多いとの事。もしかしたら私も症状は無くても罹患していた可能性もあり、その後遺症かもしれないとも言われました。その時は熱も咳も無く血圧だけだったので、降圧剤を強くしてもらい暫く飲んでみる事になりました。血圧が高い状態は良くないので、とにかく血圧を下げる事をするとの事で診察は終わりました。

薬局で薬を貰う時、この薬は結構強めなので数日間はふらつきや立ちくらみとかするので、車の運転とかに注意してなどと言われました。薬局でそんな事を言われたのは初めてで、これには結構ショックを受けました。そんなにおれの身体はヤバいのか、そんな強い薬を飲まなければならない位、高血圧になってしまったのか。今まで健康の為に続けていたランニングは何の効果も無かったって言う事か、と思うと本当に悲しくなって来ました。家に帰り早速薬を飲み、その日は一日安静にしてました。外を見ると雪が降って来ました。この寒暖差にも身体が参ってるのかと思うと、自分の老化を感じて悲しくなってしまいました。

翌日は会社に行きました。その後は段々と落ち着き、その週の後半位には血圧は朝晩双方で120程度までに下がって来ました。時には100近くまで下がる事もあり、時折フラフラする事もありましたが、体調は特に悪くはなりませんでした。この数日間、首のコリが酷かったのもいつの間に無くなっていました。医師はずっと100を切るようなら薬を減らすと言ってましたが、まだそこまではなっていません。強い薬を飲んでいるのに血圧がそこまで下がらないと言う事は、強い薬を飲み続ける生活をしなけれなならないのか、とても絶望的になりました。

そしてその週末、病院に経過報告に行きました。数値を見てまあまあな血圧なので一安心との事。もう少し続けて、100を切る事が続いたら薬を減らすようにとの指示を受けました。結局原因は不明。おそらくコロナ関係の何らかの影響だろうと言う事でした。その後は血圧も更に落ち着き、110〜120前後をキープしています。妻はあまり気にするのも良くないと言ってくれますが、あの晩の事を思い出すと本当に怖くなります。

その後、コロナの蔓延防止とやらの宣言も終了したので、妻の「気分転換も必要」との声掛けで、その翌日の土曜日に久しぶりに2人で外食に行きました。その日はまずまずの天気。私も、いちいちビクビクしていても仕方無い、妻の言う通りあまり気にしない事もいいかもしれないと言う事で、少し怖かったけどビールを飲みました。久しぶりに飲むそのビールの美味しかった事。やっぱり健康っていいなあと本気で思いました。そしてその後は医師から軽い運動ならOKとの診断を貰い、いつもの東川沿いにお花見ランが出来る位に回復出来ました😊。

そんなある日、ある雑誌を読んでると「1億総不健康時代」などと言う記事を見つけました。コロナ自粛が人間の精神を病んで行くと言う趣旨で、公衆衛生学の教授が論じていました。私がずっと感じている事が記事になっていたのです。この記事を見て愕然としました。思えば私の高血圧もコロナが流行し出した夏辺りから。その後約2年と、コロナの流行と一致しています。まさに私の症状そのもの。何となく不調が続き気分が冴えず、そんな日々が続いています。こんな記事を読むと、不調な人は自分だけでは無く日本中の人達がこんな感じなのかと思うと、少し気が楽にはなりますが、このフラストレーションは誰にぶつければいいんだと思います。そして、一体いつまで同じ事をさせるんだと思います。つい最近まで、相変わらずの蔓延防止とやらが発令されていましたし、こんな事ばかりで全く進歩の無い対応に、いよいよ嫌気が差して来ます。

先日もテレビでコロナの事をやっていましたが、解説の女性の方が、1年間に何回もワクチンなど打っていたら人間の身体はおかしくなって来ちゃうと言っていました。そんなこんなで私の血圧も変になったと思えば納得出来ます。本当に早くコロナの終息を願うばかりです。

今年のお花見ランの東川の桜です。お花見している人もたくさんいました😊。お花見をしないと日本人はダメになっちゃう感じがしませんか?😅。冬が寒いとピンク色が強くなるそうですが、今年は本当にそんな感じでした。f:id:x-japanese:20220407075241j:image