前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

69.後遺症2

入院中の後遺症については、私は必死で照射を受けていた効果か、軽い排尿障害位で少なかったように思います。そこで、他の患者の方達が言っていた後遺症をまとめてみます。

私を含め全員が排尿、排泄関連の後遺症があったようでした。大体照射が始まって二週目位から出始め人が多かったようです。朝の看護師さんの回診時はその相談が多かったです。殆どは薬の処方をされ、その後ずっと続いている人は居なかったようでした。

また、腰の両サイドに微妙にあざのような痕跡が現れ、看護師さんに相談している患者さんもいて、軟膏を塗って対処している患者さんもいました。私はそれほど気にならなかったですが、第3週辺りから多少その症状が出てきました。治療当初から、お風呂でもその辺りはゴシゴシ擦らない指示を受けますので気をつけていますが、やはり症状が出始めると特に気を付けるようになりました。

他には年配の方でひどい便秘になってしまった人がいました。何回か浣腸や診察を受けていて結構辛そうでしたが、退院時までには回復していたようです。

あとは不眠の人は結構多く、看護師さんから睡眠薬を貰っていた患者さんもいました。自分は「眠れなきゃ寝なきゃいい」という信念が昔からあり、眠れない日は多かったですが、あまり気になりませんでした。

あとは自分も苦労しましたが、照射中の静止のプレッシャーです。途中で止めてしまう人もいるくらいなのですが、これは我慢するしかなく、私も克服に苦心しましたが難しいところです。これで胃痛を訴えて薬を貰っていた人がいましたが、これはプレッシャーの一部のような精神的な物のようでした。このプレッシャーは侮れません。これは脅す訳では無いですが十分覚悟をしておいた方がいいと思います。

入院中の後遺症はこの程度でしょうか。放射線の後遺症は退院後、数年かけて現れて来るものなので、入院中はそれ程心配する後遺症は無いと思っていいと思います。

長野県小布施町の街角のカフェでf:id:x-japanese:20210329085717j:image