ホテルに着き、我々はゴルフ場でお風呂に入って来なかったので、早速温泉に入りに行きました。ここは露天風呂もあるのですが、内湯の温泉の方がアルカリ性が強く感じます。観音温泉程ではありませんが、トゥルトゥル感が結構あり、私も妻も気に入っている温泉です。水上温泉郷はかなり広範囲なので、ここの上野原温泉の他、駅周辺の水上、その他にも谷川、湯檜曽、湯の小屋、宝川等、たくさんの温泉地があり、それはまるで箱根のようです(箱根7湯は有名です)。水上と谷川には行った事がありますが、ここのようなトゥルトゥル感はありませんでした。ここも箱根のような感じで、他の温泉地でも色々な泉質を楽しめるのかなと思っています。いつかじっくりと来てみたいと思っています。
温泉の後は少しホテルの周りを散策します。そして気候は本当に涼しい。このホテルの標高は約1,000m。今日は台風の影響で曇っていて、気温はそれ程高く無かったとは言え、やはりここまで高原に来ると、本当に過ごしやすい気候です。今までの酷暑に晒された身体は本当に生き返ったよう。こんな風に、昼間に外でのびのび散歩出来るのは、本当に久しぶり(それ程、今年の夏は酷暑です🥵)。暫くその涼しさを妻と満喫していました。
そしてここは家族連れがたくさん。去年、我々も娘とお孫ちゃんを連れてここに泊まりに来ましたが、それを思い出してしまいました。妻とのゴルフ旅行もいいけど、お孫ちゃんとの旅行も楽しいよな〜と思ってしまいます。そして何と言っても、ここは我々が娘達をスキーによく連れて来ていた場所です。そんなこんなを色々思い出してしまうこのホテル。やっぱりここはいいなあと思ってしまうホテルです。そして今日は朝早かった為、明日の天気がいい事を願いながら、早々と就寝。外を見ると結構風が吹いていて少し心配。
翌日は起きると何と晴れ間が見えています。私は思わずガッツポーズ。昨日といい、まだまだ私の「晴れ男伝説」は健在かなと嬉しくなりました。景色も良さそうなので最上階のバイキングレストランで食事をする事にしました。改めて景色を見ると結構晴れて来ており、逆に妻は日焼けを心配する始末。本当に天気予報には翻弄されます。
そして少し早めにロビーにあるゴルフの受付を済ませキャディーマスター室へ。するとそこにはカートはまばら。この時間のスタートはあまりいなくて、またキャンセルも少し入った様子で、直ぐにスタートしていいとの事。まだ8時そこそこなので、良かったらスルーで回ってもいいとの事。こう言った所がここはとてもフレキシブルに対応してくれます。我々はスルーを選択。早速スタートしました。
昨日に引き続いて前も後ろも居ないシチュエーション。天気も昨日と違って晴れ時々薄曇り。気温は爽やか、風は気持ちいい。私は、またまたベストスコア目指して頑張ると言って、ティーグランドに入りました。ここは軽い打ち下ろしで左手に池があるスタートホール。力が入る1ホール目にこのレイアウトは、正にコース設計者の、池にボールを入れる目論みが見え見えです。そして私はその目論みに見事にハマりました😮💨。昨日の反省から身体を起こさない、開かないと言い聞かせ、いい具合にショットが打てました。しかし無情にもボールは軽いフックと共に池に吸い込まれました。いきなりのワンペナ。またまた意気消沈。またしてもトリスタート。これだけいいコンディションでもトリを打つようでは、ゴルフの神様に、またしても修行が足りないと怒られそうです。トホホな気分でスタートしたのでした。
妻は今日もドライバーが安定して良い当たり。こりゃハンディが無くても負けちゃうかもと焦りの境地。その後はしっかりと打つように心がけました。そして段々と調子も上がって来て、後半は43のスコアが出て何とか満足(前半は悪かったです😅)。妻ももう少しで100切りというスコアで上がれ、大満足。さらにここは野生動物もたくさん出て来ます。この日も猿がティーグランドにいたり、フェアウェイを駆け抜けるアナグマがいたり等、楽しませてくれました。
やっぱりここの高原ゴルフは最高。贅沢なゴルフをさせて貰いました。
そしてプレーを終え、今日はまずは露天風呂に行く予定でしたが、何と休止中の案内板が。昨晩の強風で露天風呂にある木が折れてしまい、今修復中との事。やはり台風の余波は結構あったんだと、改めて感じました。幸いその後に修理が終わり、無事に露天風呂に入る事が出来ました(ここは撮影禁止なので写真はありません😅)。この露天風呂は結構大きく開放感があり気持ちいいのですが、一つだけ欠点が。それは、アブがいるのです。それに噛まれると痛いのです。以前それを知らずに入っていて、随分と痛い思いをしたのですが、この時も結構飛んでいて、刺されないうちに直ぐに出てしまいました。他の人で刺された人もおり、この温泉は唯一、アブ対策をして欲しいと思います。
そして今回はこの後にとても幸運な出来事があったのです。天候が悪いと認識していたので、ここの名物である「星空鑑賞会」は全く期待していなかったのですが、これが奇跡的に開催されたのでした。我々はこのホテルに結構来ていますが、今まで見れたのは一度きり。しかし、それはそれは見事な星空だったのです。夕食を食べながら、もう一度見てみたいねと妻と話していると、何と「開催」の案内が出ているではありませんか😳。
これには本当に信じられない思いでした。早速参加の準備に部屋へ戻ります。この鑑賞会の場所はホテルの近くのヘリポートで行うのですが、そこは本当に真っ暗なのです。行く道すがらも真っ暗な道を進みます。なので足元がとても悪く、ホテルの係員も随分と気を遣っているのが分かります。この日は夏休みの家族連れが多かったので参加者もとても多く、係員さんも大変そうでした(こんな感じで真っ暗な森の中を進んで行きます)。
そして、それは見事な星空を見る事が出来ました。ここでは係員の人が一通り星座の説明もしてくれます。私が感動したのが、薄い雲だと思った天の川でした。小さい頃、父の田舎で見た天の川を覚えていて、まさにその光景が広がっていたのです。昔、子供の星座の勉強に付き合って知った北斗七星や、真夏の大三角形もハッキリと見えました。確かに大きな柄杓だったり、大きな三角形に見えました。そしてその時、偶然にも流れ星が見えたのでした。私は思わず「お孫ちゃんをあと3人!」と祈りました。妻も見れたようで、同じ事を祈ったそうです。
ずっと上を見ているので首が痛くなって来ました。周りを見るとごろ寝をして見ている人達も多くいました。ここはヘリポートなので下はコンクリートです。確かにゴロ寝しても平気でした。我々もそうすれば良かったと思いました。そして遠くでゴロゴロと音がしています。雷雲がこちらの方に近づいて来ている感じでした。係員さんもそれが心配になったようで、割と早く終了となりました。今日は本当にラッキーだったようです。鑑賞会の時間に偶然に雲が切れ、その間から星空が見えたそうでした。参加者も皆んな大満足でホテルへと戻ったのでした。
今回の旅行は何だかとても幸運が続き、本当にいい気分です。結構ハイテンションになり、何故だか明日もゴルフをしようかという話になりました。調べると平日なので空きもあるし料金も安いです。我々は帰りの途中にある涼しそうなコースを探し、ノーザンカントリー赤城コースを予約。3日連チャンゴルフと、ちょっと無謀かと思いましたが、2人で一万円しない料金だったので、思い切って行って見る事にしたのです。そしてこれが大変なゴルフになったのでした。続く。