前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

226.鉄チャン旅行の思い出、付録、趣味について

鉄チャンの記事を色々書いて来ました。書いて行くに従い今までのボヤ〜っとした記憶がどんどんと蘇り、まだまだ書ける位な量が頭の中に溢れている感じがします。皆さんも昔の記憶が蘇るようなこの感覚、ブログでなくても日記とかでもいいと思いますが、是非何か書いてみて、味わってほしいと思います。しかし私の場合、このシリーズをこれ以上書くのはかなりマニアックな内容となるので控える事にしたいと思います😅。また何かの機会に書ければと思っています。それとは別に、昔感じていた疑問を思い出したので、締めくくりにそれを書いてみたいと思います。その疑問とは、「同じ環境にいてどうして趣味が分かれるのか?」という事です。

これは私のお孫ちゃんを見てても思ったのです。この子は男の子ですが、私は、彼が産まれた時から鉄チャンには誘導しないように気をつけていました。電車の絵本なんかも与えず、プラレールなども買わずに、フラットな環境にしていたのです。するとある日、娘からLINEが届きました。孫は1歳を越え、少しずつ色々な物に興味を持つ頃です。娘も色々と刺激を与える為に、街中をベビーカーで散歩していたのですが、その時に電車を見て騒ぎ出したと言うのです。「何か電車好きみたい」という文章と共に動画が送られて来ました。それには電車を見てベビーカーから乗り出す位に興奮している様子のお孫ちゃんが映っていました。娘の暮らしている街は結構子育て層に人気の住宅地で、子供向けの施設や公園も多数あります。その中で敢えて電車に反応するという謎。同じ環境なのに、電車好きにならない子もいます。娘は私のDNAではないかと言っていますが、これは本当に謎だったのです。

そしてさらにこのブログを書き出して思い出したのです。それは私の実家の事です。私の実家は当時としても多い5人兄妹。男は4人、最後に女という構成でした。妹は別として、同じ環境で育った4人の男の趣味が、見事な位に違っているのです。長男は鉄道には多少興味はあったようですが、それでも主に飛行機が趣味でした。次男は主にミリタリー系、戦車やバイク等のプラモデルが趣味でした。3男の私は鉄道、4男はトラック等の重機が趣味でした。なぜこんな風に同じ環境なのに違う物に興味を持つようになるのか。小さい頃からとても不思議で、ブログを書いていて改めて思い出したのです。

私の育った家は確かに駅からも割と近く、大きな道路も通っていて、毎日のように見れる鉄道や重機の趣味は分かります。しかし飛行場からは遠く飛行機もほぼ飛んでいる事は無く、またミリタリー系と来れば、まず普段目にする事などあり得ません。当時は情報と言えば、テレビや雑誌、本程度。もちろんネットも無く、情報源も同じなはずなのです。それなのに四者四様と言うか、見事に違った趣味となった訳です。

この事は弟の子供にも言えて、弟は男の子供が3人いますが、やはり同様に同じ趣味の子はいないとの事です。この理由は、ネットで調べると色々出て来ます。私と同じようにやはり不思議と思い、調べている人がいる事には驚きでした。その仮説によると、どうも同じ環境にいると、積極的にお互いの違いを作り出そうとするとか、兄弟間との直接的な闘争や競争を避けながら親からの関心を増やすように、違う物を親にアピールするとか、色々と研究があるようです。しかしスポーツを見てみると、これとはまた別。兄弟で同じスポーツをやっているパターンは多く、これには納得出来ますが、趣味については本当に不思議に感じます。

まあここではこれ以上は触れませんが、本当に人間というのは不思議な物だなあと思います。しかし、違う趣味という意味では納得出来ますが、同じ環境だったら必ず近隣の家庭の長男は同じ趣味であるはずなのに、そうではない事の研究はされていないようです。男の子の幼児の趣味は大体、電車、車、恐竜、戦隊モノの四つに分かれるとの記事を見つけましたが、何故そうなるのかはハッキリしないようです。私の4人の男兄弟に当てはまると、当たらずも遠からずと言った感じです。この辺りはもう少し調べてみて、何か分かったらこのブログで報告出来ればと思っています。

ところで、今は鉄道が趣味、と言うか電車好きになったお孫ちゃんと、私はよく西武線武蔵野線を見に行っています。また家では、私も小さい頃よくやったプラレールで一緒に遊んでいます。本当に懐かしい思いで、よく電車好きになってくれたなあと感謝で一杯な毎日です。お孫ちゃんは住んでいる場所柄、南武線がお気に入りのようで、先日もどうしても南武線プラレールが欲しいと言うので探しに行きました。しかし既に売っている店は無く、どうも限定品のみで販売終了といった感じでした。ヤフオクとかでは数万円の値段で出ていましたが、プラレールにそんな金額は掛けられない。しかし、どうしても欲しいというお孫ちゃん。この辺りは鉄チャンの拘りが既に出始めている感じです(笑)。仕方が無いので、先日、プラレールの改造をやってみました。

私は小学生の高学年位に少し鉄道模型にもハマったので、多少の車両の改造もやった事があるのです。プラレールの中で南武線に近い車両を探し出し、総武線を見つけて、これを種車(たねしゃ、と読みます。改造する前の車両という意味です。)にして、いざ改造する事にしました。改造と言っても色を塗り替えるだけなので、それ程難しい事では無いのですが、まさに半世紀振り位な作業は結構大変でした。まず、塗料とマスキングテープが必要なのですが、値段の面からもわざわざ鉄道模型の塗料を使う程でも無く、ここで早速行き詰まってしまいました。油性マジックやサインペンで試しましたが全くダメ。ちょっと途方に暮れていると、次女がそれを見ていて「爪のマニュキアなんかどう?」とアイデアを出してくれました。それなら100円ショップで買えると言うので、早速、必要なオレンジと茶色のマニュキアを買って来て貰いました。マニュキアにはご丁寧に刷毛まで付いていたので、筆をいちいちシンナーで洗う必要も無く本当に手間無く塗る事が出来、鉄道模型の塗料ばりにいい感じで塗れて行きます。少し粘っこい感じでしたが、プラレールならこの程度で十分だろうという感じで改造出来ました。

f:id:x-japanese:20220423161259j:image

f:id:x-japanese:20220422093510j:image
f:id:x-japanese:20220422093227j:image

これがその改造南武線プラレールです。総武線と書いてあるのはご愛嬌😅。このプラレールをお孫ちゃんへのクリスマスプレゼントとしてあげた所、お孫ちゃんは大喜び。今でも大事にして、よく持ち歩いているとの事です。ここまでされると本当にジジ冥利に尽きますね😀。最後はお孫ちゃんの話になってしまいましたが、鉄チャンの私にはこのお孫ちゃんが人生最高のプレゼントでした。この事は現在進行形、また将来もずっと関わって行けたらいいなと思っています。

これで鉄チャンシリーズはひとまず終了。またの機会に書きたいと思います😊。